Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

物理的送信先の消去

物理的送信先のキューに現在入っているメッセージは、すべて消去することが可能です。物理的送信先を消去すると、送信先に保存されているすべてのメッセージが削除されます。

累積されたメッセージによって、システムのリソースが大幅に消費される場合に、これらのメッセージを消去することができます。これは、登録済みのコンシューマクライアントがキューに入っていない場合やキューが多数のメッセージを受信する場合に発生する可能性があります。また、トピックの永続サブスクライバが、アクティブにならない場合にも発生する可能性があります。どちらの場合も、メッセージが必要以上に保持されます。

物理的送信先でメッセージを消去するには、purge dst サブコマンドを使用します。次に示すのは、purge dst サブコマンドの構文です。

purge dst -t destType -n 
destName

このサブコマンドは、指定されたタイプと名前の物理的送信先のメッセージを消去します。

例:

imqcmd purge dst -n myQueue -t q -u admin
imqcmd purge dst -n myTopic -t t -u admin

ブローカをシャットダウンしたあと、再起動するときに、古いメッセージを配信する必要がない場合は、-reset messages オプションを使用して、古いメッセージを消去します。たとえば、次のとおりです。

imqbrokerd -reset messages -u admin

これで、ブローカを再起動すると、送信先の消去に関する問題が解消されます。

ブローカクラスタでは、物理的送信先のインスタンスはクラスタ内の各ブローカに常駐します。これらの送信先はそれぞれ個別に消去する必要があります。