ACL プロパティーファイルの接続アクセス制御のセクションには、ブローカの接続サービスのアクセス制御規則が含まれます。接続アクセス制御規則の構文は次のとおりです。
connection.resourceVariant. access.principalType= principals
resourceVariant には 2 つの値が定義されています: NORMAL と ADMIN。これらの定義済みの値は、アクセス権を付与できる唯一のタイプの接続サービスです。
デフォルトの ACL プロパティーファイルは、すべてのユーザーに NORMAL 接続サービスへのアクセス権を付与し、グループ admin のユーザーに ADMIN 接続サービスへのアクセス権を付与します。
connection.NORMAL.allow.user=* connection.ADMIN.allow.group=admin
ファイルベースのユーザーリポジトリを使用している場合、ユーザーマネージャーユーティリティーによりデフォルトのグループ admin が作成されます。LDAP ユーザーリポジトリを使用している場合、次のいずれかを実行して、デフォルトの ACL プロパティーファイルを使用します。
LDAP ディレクトリでグループ admin を定義します。
ACL プロパティーファイルの名前 admin を、LDAP ディレクトリで定義される 1 つ以上のグループの名前と置換します。
接続アクセス権限を制限できます。たとえば、次の規則では Bob が NORMAL にアクセスすることは拒否されますが、ほかのユーザーはすべてアクセスが許可されます。
connection.NORMAL.deny.user=Bob connection.NORMAL.allow.user=*
アスタリスク (*) 文字を使用して、すべての認証済みユーザーまたはグループを指定できます。
ACL プロパティーファイルを使用して ADMIN 接続へのアクセスを付与する方法は、次のように、ファイルベースのユーザーリポジトリと LDAP ユーザーリポジトリでは異なります。
ファイルベースのユーザーリポジトリ
アクセス制御が無効に設定されている場合、グループ admin には ADMIN 接続権限が割り当てられます。
アクセス制御が有効な場合、ACL ファイルを編集します。ユーザーまたはグループに、ADMIN 接続サービスへのアクセス権を明示的に付与します。