ACL プロパティーファイルの最後のセクションには、どのユーザーおよびグループに対してブローカが物理的送信先を自動作成するのかを指定するアクセス規則が含まれます。
まだ存在していない物理的送信先でユーザーがプロデューサまたはコンシューマを作成すると、ブローカの自動作成プロパティーが有効になっている場合、ブローカは送信先を作成します。
デフォルトでは、任意のユーザーやグループは、ブローカに物理的送信先を自動作成させる権限を持っています。この権限は、次の規則で指定されます。
queue.create.allow.user=* topic.create.allow.user=*
ACL ファイルを編集して、このタイプのアクセスを制限できます。
物理的送信先の自動作成アクセス規則の一般的な構文は、次のとおりです。
resourceType.create.access.principalType=principals
resourceType の部分には、queue か topic が表示されます。
たとえば次の規則により、ブローカは Snoopy 以外の全員に対してトピック送信先を自動作成できます。
topic.create.allow.user=* topic.create.deny.user=Snoopy
物理的送信先の自動作成規則の結果は、物理的送信先のアクセス規則の影響と一致している必要があります。たとえば、1) 送信先アクセス規則を変更して、どのユーザーも送信先にメッセージを送信できないようにしてから、2) 送信先の自動作成を有効にすると、ブローカは物理的送信先が存在しない場合、物理的送信先を作成しますが、メッセージの配信は行いません。