Message Queue クライアントランタイムは、接続を定期的にテストする、つまり「ping」を実行するように設定できます。これにより、メッセージ転送に失敗する前に、予防的に接続の障害を検出できます。メッセージを消費するだけで生成しないクライアントアプリケーションでは、接続の障害を検出する手段がほかにないため、このようなテストが特に重要です。メッセージをたまに生成するだけのクライアントでも、この機能が役立ちます。
接続ファクトリ属性 imqPingInterval では、接続で ping を実行する頻度を秒単位で指定します。デフォルトでは、この間隔は 30 秒に設定されます。値 -1 を指定すると、ping の実行が無効になります。
失敗した ping への対応は、オペレーションシステムのプラットフォームによって異なります。一部のオペレーティングシステムでは、ただちに、クライアントアプリケーションの例外リスナーに例外がスローされます。クライアントに例外リスナーがない場合は、その接続を使用するための次回の試行に失敗します。また、オペレーティングシステムによっては、ブローカへの接続の確立を試行し続け、ping が成功するかバッファーがオーバーフローするまで、一連の ping をバッファリングするものもあります。