Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

Java 仮想マシン (JVM)

ブローカは、ホスト JVM 内で実行され、ホスト JVM によってサポートされる Java プロセスです。そのため、JVM 処理は、ブローカがメッセージをいかに早く効率良くルーティングし配信できるかを決定する重要な要因となります。

特に、JVM のメモリーリソースの管理が不可欠となる場合があります。増加し続けるメモリーの負荷に対応するには、JVM に十分なメモリーを割り当てる必要があります。さらに、JVM は定期的に未使用のメモリーを再利用します。このメモリー再利用がメッセージの処理を遅らせることがあります。JVM のメモリーヒープが大きくなるほど、メモリー再利用時に経験することのある、潜在する遅延も長くなります。