Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

接続フローの制限

一部のクライアントアプリケーションでは、エンドユーザーの選択によって、コンシューマの数が不確定な場合があります。そのような場合は、引き続き、接続レベルのフロー制限を使用してメモリーを管理できます。

接続レベルのフロー制御は、接続上のすべてのコンシューマについてバッファリングされたメッセージの合計数を制限します。この数が imqConnectionFlowLimit の値を超えると、合計数が接続の制限を下回るまで、接続経由のメッセージの配信は停止します。imqConnectionFlowLimit 属性は、imqConnectionFlowLimitEnabledtrue に設定した場合にだけ使用できます。

1 つのセッションでキューに入るメッセージの数は、そのセッションを使用するメッセージコンシューマの数と、各コンシューマのメッセージ負荷によって決まります。クライアント側のメッセージの生成またはメッセージの消費に遅延が発生する場合は、通常は、アプリケーションを再設計し、より多くのセッションにメッセージプロデューサとメッセージコンシューマを分散し、またはより多くの接続にセッションを分散してパフォーマンスを改善できます。