Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

クラスタからのブローカの削除

クラスタからブローカを削除する方法は、最初にコマンド行でクラスタを作成したか、中央のクラスタ設定ファイルによって作成したかによって決まります。

コマンド行を使用したブローカの削除

コマンド行から imqbrokerd コマンドを使用してブローカをクラスタに接続した場合は、それぞれのブローカを停止してから、コマンド行に新しいクラスタメンバーセットを指定してブローカを再起動する必要があります。その手順は次のとおりです。

Procedureコマンド行を使用してクラスタからブローカを削除する

  1. imqcmd コマンドを使用し、クラスタのそれぞれのブローカを停止します。

  2. imqbrokerd コマンドの -cluster オプションを使用し、クラスタに残すブローカのみを指定してそれらのブローカを再起動します。

    たとえば、次のコマンドを使用して、A、B、 C というそれぞれのブローカを起動し、その 3 つのブローカから構成されるクラスタを最初に作成したとします。


    imqbrokerd -cluster A,B,
    C
    

    ブローカ A をクラスタから削除するには、次のコマンドを使用してブローカ BC を再起動します。


    imqbrokerd -cluster B,C
    

クラスタ設定ファイルを使用したブローカの削除

中央のクラスタ設定ファイルの imq.cluster.brokerlist プロパティーでメンバーブローカを指定してクラスタを最初に作成した場合、ブローカを停止してメンバーのうち 1 つのブローカを削除する必要はありません。単純に設定ファイルを編集して削除したいブローカを除外し、残りのクラスタメンバーにクラスタ設定を再読み込みさせます。除外するブローカは、同じクラスタ設定ファイルの場所を指定しないように再設定します。手順は次のとおりです。

Procedureクラスタ設定ファイルを使用してクラスタからブローカを削除する

  1. クラスタ設定ファイルを編集し、imq.cluster.brokerlist プロパティーに指定しているリストから除外対象ブローカを削除します。

  2. クラスタ内の残りのブローカに次のコマンドを実行します。


    imqcmd reload cls

    ブローカがクラスタ設定を再読み込みします。

  3. クラスタから削除するブローカを停止します。

  4. そのブローカの config.properties ファイルを編集し、imq.cluster.url プロパティーを削除するか、別の値を指定します。