Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

設定変更レコードの管理

設定変更レコードには重要な情報が含まれるので、定期的にバックアップして、障害が発生した場合に復元できるようにすることが重要です。バックアップから復元しても、バックアップ以降に発生したクラスタの持続的な状態の変更は失われますが、頻繁にバックアップすれば、情報喪失の可能性を最小限に抑えることができます。バックアップ操作と復元操作には、時間の経過とともに増大していく可能性がある設定変更レコード内の変更履歴を、圧縮して最適化するという肯定的な効果もあります。

設定変更レコードをバックアップする

imqbrokerd コマンドの -backup オプションを使用し、バックアップファイルの名前を指定します。たとえば、次のように指定します。

imqbrokerd -backup mybackuplog

Procedure設定変更レコードを復元する

  1. クラスタにあるすべてのブローカをシャットダウンします。

  2. 次のコマンドを使用し、マスターブローカの設定変更レコードをバックアップファイルから復元します。


    imqbrokerd -restore mybackuplog
  3. 新しい名前やポート番号をマスターブローカに割り当てる場合は、クラスタ設定ファイルの imq.cluster.brokerlist プロパティーと imq.cluster.masterbroker プロパティーをそれぞれ更新します。

  4. クラスタにあるすべてのブローカを再起動します。