管理対象接続ファクトリでは、リソースアダプタがメッセージ駆動型 Bean に提供する接続の定義を行います。表 17–2 では、ManagedConnectionFactory JavaBean のプロパティーを示します。これらのプロパティーが設定された場合、ResourceAdapter JavaBean の対応するプロパティーは上書きされます。
表 17–2 管理対象接続ファクトリのプロパティー
プロパティー |
データ型 |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|---|
文字列 |
ResourceAdapter JavaBean (表 17–1 を参照) から継承 |
Message Queue サービスに接続するためのメッセージサービスのアドレスのリスト |
|
文字列 |
guest |
(任意指定) Message Queue サービスに接続するためのユーザー名 |
|
文字列 |
guest |
(任意指定) Message Queue サービスに接続するためのパスワード |
|
文字列 |
なし |
Message Queue サービスに接続するためのクライアント識別子 |
|
文字列 |
PRIORITY |
Message Queue サービスに接続を試行する順序。 PRIORITY: アドレスリストに指定されている順序 RANDOM: ランダムな順序 注 – 接続障害後の再接続の試行は、接続がエラーになったブローカから始まり、このプロパティーに設定された値にかかわらず、アドレスリストを順番に処理します。 |
|
整数 |
1 |
接続の確立または再確立を試行する際にアドレスリストを繰り返す回数 |
|
ブール |
false | ||
整数 |
6 |
アドレスリスト内の次のアドレスに移る前に、各アドレスに再接続を試行する回数 |
|
倍長整数 |
30000 |
再接続を試行する間隔 (ミリ秒単位) |