Application Server は、Web パブリッシングから企業規模のトランザクション処理までをサポートするプラットフォームです。一方、開発者は JavaServer Pages (JSP)、Java サーブレット、Enterprise JavaBeans (EJB) テクノロジをベースにしたアプリケーションを構築できます。
Application Server Platform Edition は、開発、本稼働配備、および再配布を自由に行えます。再配布の詳細については、http://www.sun.com/software/products/appsrvr/appsrvr_oem.xml を参照してください。
Application Server Enterprise Edition は、高度なクラスタリング技術とフェイルオーバー技術を提供します。Application Server のインフラストラクチャーは、さまざまなタイプの分散アプリケーションの配備をサポートし、サービス指向アーキテクチャー (SOA) に基づいてアプリケーションを構築するために最適な基盤です。SOA はアプリケーションサービスを最大限に再利用することを目的とした設計方法論です。これらの機能により、スケーラブルで高い可用性を備えた J2EE アプリケーションを実行できます。
スケーラビリティー - スケーラビリティーは、クラスタリングによって実現します。クラスタは、1 つの論理エンティティーとして一体となって動作するアプリケーションサーバー インスタンスの集まりです。クラスタ内の各 Application Server インスタンスは同じように設定され、各インスタンスには同じアプリケーションが配備されています。
クラスタに Application Server インスタンスを追加することによってシステムの容量が増加し、水平的なスケーリングが実現されます。サービスを中断せずに、クラスタに Application Server インスタンスを追加することができます。HTTP、RMI/IIOP、および JMS ロードバランスシステムは、クラスタ内の正常な Application Server インスタンスに要求を分散させます。
高可用性 - 可用性 はフェイルオーバー機能を指します。1 台のサーバーインスタンスが停止すると、クラスタの別のサーバーインスタンスが、障害が発生したインスタンスのセッションを引き継ぎ、クライアントへのサービスをシームレスに続行します。セッションの情報は、高可用性データベース (HADB) に格納されます。HADB は、持続的な HTTP セッションとステートフルセッション Beans をサポートします。