Sun Java System Application Server の管理にはさまざまなツールと API を使用できます。
管理コンソールは、ナビゲートしやすいインタフェースとオンラインヘルプを装備したブラウザベースのツールです。管理コンソール を使用するには、管理サーバー (ドメイン管理サーバーまたは DAS とも呼ばれる) が稼動している必要があります。管理コンソールを起動するには、管理サーバーのホスト名とポート番号が必要です。デフォルトの管理サーバーのデフォルトの管理サーバーポート番号は 4849 です。さらに、管理コンソールにログインするには、管理ユーザー名とパスワードが必要です。詳細については、該当する節を参照してください。
管理コンソールを起動するには、Web ブラウザで次のように入力します。
https://hostname:port |
次に例を示します。
https://kindness.sun.com:4849 |
管理コンソール を管理サーバーが稼動しているマシンで実行する場合は、ホスト名として localhost を指定できます。
Windows で、「スタート」メニューから「Application Server 管理コンソール」を起動します。
asadmin ユーティリティーは Sun Java System Application Server のコマンド行インタフェースです。管理コンソール で提供されている一連の同じ管理タスクを実行できます。asadmin ユーティリティーは、シェルでコマンドプロンプトから起動するか、ほかのスクリプトやプログラムから呼び出すことができます。asadmin ユーティリティーは install-dir/bin ディレクトリにインストールされます。Solaris でのデフォルトの Sun Java System Application Server インストールのルートディレクトリは /opt/SUNWappserver です。
asadmin ユーティリティーを起動するには、install-dir/bin ディレクトリに移動し、次のように入力します。
$ asadmin |
asadmin 内で使用可能なコマンドを一覧表示するには、次のように入力します。
asadmin> help |
シェルのコマンドプロンプトで、asadmin コマンドを次のように実行することもできます。
$ asadmin help |
コマンドの構文と例を表示するには、help のあとにコマンド名を入力します。次に例を示します。
asadmin> help create-jdbc-resource |
指定したコマンドの asadmin help 情報が、コマンドの UNIX マニュアルページに表示されます。これらのマニュアルページは、Web の 『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 Reference Manual』で HTML でも入手できます。
Java 2 Platform Standard Edition 5.0 では、Java 監視および管理コンソール (JConsole) が導入されました。JConsole は Sun Java System Application Server の監視に使用します。JConsole の「リモート」タブまたは「詳細」タブを使用して、Application Server に接続できます。
「リモート」タブ: ユーザー名、パスワード、管理サーバーホスト、および JMS ポート番号 (デフォルトで 8686) を識別し、「接続」を選択します。
「詳細」タブ: JMXServiceURL をサービス (jmx:rmi:///jndi/rmi://host:jms-port/jmxrmi) として識別し、「接続」を選択します。JMXServerURL は server.log ファイルに書き込まれるほか、ドメイン作成コマンドのコマンドウィンドウに出力されます。
Application Server Management Extension は、すべての Application Server 設定を表示する API であり、AMX インタフェースを実装する、使いやすいクライアント側の動的なプロキシとして JMX 管理対象 Beans を監視しています。
Application Server Management Extension の使用の詳細については、『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 Developer’s Guide』の第 16 章「Using the Java Management Extensions (JMX) API」を参照してください。