Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 管理ガイド

EJB コンテナ

Enterprise JavaBeans (EJB コンポーネント) は、ビジネスロジックを含む Java プログラミング言語サーバーコンポーネントです。EJB コンテナは、Enterprise JavaBeans へのローカルアクセスとリモートアクセスを提供します。

Enterprise JavaBeans には、セッション Beans、エンティティー Beans、および メッセージ駆動型 Beans があります。セッション Beans は一時的なオブジェクトやプロセスを表し、通常は 1 つのクライアントが使用します。エンティティー Beans は通常データベースに保持されている持続性データを表します。メッセージ駆動型 Beans は、メッセージを非同期でアプリケーションモジュールやサービスに渡すために使われます。

コンテナの機能は、Enterprise JavaBean を作成したり、ほかのアプリケーションコンポーネントが Enterprise JavaBean にアクセスできるように Enterprise JavaBean をネームサービスにバインドしたり、承認されたクライアントだけが Enterprise JavaBean メソッドにアクセスできるようにしたり、Bean の状態を持続的記憶領域に保存したり、Bean の状態をキャッシュしたり、必要に応じて Bean を活性化したり、非活性化したりすることです。