asadmin ユーティリティーは、コマンドシェルを呼び出して、またはマルチコマンドモード (multimode コマンドと呼ばれる) で使用できます。コマンドシェルの呼び出しを使用する場合は、コマンドシェルから asadmin ユーティリティーを呼び出します。asadmin がコマンドを実行し、終了します。マルチコマンドモードでは、asadmin が一度呼び出されると、asadmin が終了するまで、複数のコマンドを受け入れます。終了後は通常のコマンドシェルの呼び出しに戻ります。マルチコマンドモードで設定した環境変数は、multimode を終了するまで、あとに続くすべてのコマンドに使用されます。また、あらかじめ準備したコマンドの一覧をファイルまたは標準入力から渡す (パイプする) ことによって、コマンドを提供することもできます。また、マルチモードセッション内から multimode を呼び出すこともできます。2 つ目のマルチモード環境を終了すると、元のマルチモード環境に戻ります。
また、asadmin ユーティリティーは、対話型モードまたは非対話型モードで実行できます。デフォルトでは、対話型モードのオプションが有効になっています。対話型モードでは、必要な引数を入力するように求められます。対話型モードオプションは、すべての環境のコマンドシェルの呼び出しで使用することができます。コマンドプロンプトから一度に 1 つのコマンドを実行したり、ファイルから multimode で実行したりするときは、multimode で対話型モードオプションを使用できます。multimode のコマンド (入力ストリームからパイプされた場合) や、別のプログラムから呼び出されたコマンドは、対話型モードでは実行できません。