Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 管理ガイド

JDBC リソースの作成

データを格納、編成、取得するために、ほとんどのアプリケーションはリレーショナルデータベースを使用します。Java EE アプリケーションは、JDBC API を介してリレーショナルデータベースにアクセスします。

JDBC リソース (データソース) は、アプリケーションにデータベースへ接続する手段を提供します。JDBC リソースを作成する前に、まず JDBC 接続プールを作成します。

JDBC リソースを作成するには、リソースを識別する一意の JNDI 名を指定します。通常、JDBC リソースの JNDI 名は java:comp/env/jdbc サブコンテキストにあります。たとえば、給与データベースの JNDI 名は java:comp/env/jdbc/payrolldb にある可能性があります。すべてのリソース JNDI 名は java:comp/env サブコンテキストにあるので、管理コンソールの JDBC リソースにある JNDI 名を指定するときは、jdbc/name だけを入力します。たとえば、給与データベースには jdbc/payrolldb を指定します。

管理コンソールを使用して JDBC リソースを作成するには、「リソース」>「JDBC リソース」の順に選択します。次のようにリソース設定を指定します。

コマンド行ユーティリティーを使用して JDBC を作成するには、create-jdbc-resource コマンドを使用します。