本稼働環境で、管理エージェントが自動的に再起動するように設定します。そのようにすることで、ma プロセスが 失敗する場合またはオペレーティングシステムが再起動する場合における管理エージェントの有効性が確実になります。
Windows プラットフォームでは、管理エージェントをサービスとして起動した後に、Windows 管理ツールを使用して、サービスの「スタートアップの種類」を「自動」に設定し、必要に応じて「回復」オプションを指定します。
Solaris およびLinux プラットフォームでは、この節の手順を用いて、管理エージェントの自動再起動を設定します。以下の手順を行うと、システムが次のレベルになったときにのみ、管理エージェントが起動します。
Solaris での実行レベル 3 (デフォルト)。
RedHat Linux での実行レベル 5 (グラフィックモードでのデフォルト)。
それ以外の実行レベルになると、管理エージェントは停止します。
この節は、オペレーティングシステムの初期化と実行レベルについての基本を理解していることを前提としています。これらのトピックについては、使用しているオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
システムのデフォルト実行レベルが 3 または 5 であることを確認します。
システムのデフォルト実行レベルを確認するには、/etc/inittab ファイルを調べ、ファイル上部にある次のような行を探します。
id:5:initdefault:
この例は、デフォルト実行レベル 5 を示しています。
「ソフトリンクの作成」の説明に従って、ファイル /etc/init.d/ma-initd へのソフトリンクを作成します。
マシンを再起動します。
エージェントの自動起動および停止を解除するには、これらのリンクを削除するか、リンク名中の文字 K とS を小文字に変更します。
シェルで、カレントディレクトリを HADB_install_dir /bin に変更します。
シェルスクリプト ma-initd を編集します。
スクリプト内の HADB_ROOT および HADB_MA_CFG のデフォルト値を確認して、インストールを反映させます。
HADB_ROOT は HADB インストールディレクトリ HADB_install_dir です。
HADB_MA_CFG は管理エージェント設定ファイルのある場所です。詳細については、「管理エージェント設定のカスタマイズ」を参照してください。
ma-initd をディレクトリ /etc/init.d にコピーします。
「ソフトリンクの作成」の説明に従って、ファイル /etc/init.d/ma-initd へのソフトリンクを作成します。
エージェントの自動起動および停止を解除するには、これらのリンクを削除するか、リンク名中の文字 K とS を小文字に変更します。
Solaris の場合、次のソフトリンクを作成します。
/etc/rc0.d/K20ma-initd /etc/rc1.d/K20ma-initd /etc/rc2.d/K20ma-initd /etc/rc3.d/S99ma-initd /etc/rc5.d/K20ma-initd (Sun 4m および 4u アーキテクチャーの場合のみ) /etc/rc6.d/K20ma-initd /etc/rcS.d/K20ma-initd
Linux の場合、次のソフトリンクを作成します。
/etc/rc0.d/K20ma-initd /etc/rc1.d/K20ma-initd /etc/rc3.d/S99ma-initd /etc/rc5.d/S99ma-initd /etc/rc6.d/K20ma-initd