このマニュアルでは、従来、Sun ONETM Web Proxy Server および iPlanetTM Web Proxy Server と呼ばれていた、Sun Java TM System Web Proxy Server 4 ( 以降、Sun Java System Web Proxy Server または単に Proxy Server と呼ぶ) の設定および管理の方法について説明します。
このマニュアルは、運用環境の IT 管理者を対象にしています。このマニュアルでは、次の分野の知識があることを前提としています。
基本システムの管理タスクの実行
ソフトウェアのインストール
Web ブラウザの使用
端末ウィンドウでのコマンドの発行
Sun Java System Web Proxy Server は単体でも、Sun Java Enterprise System のコンポーネントとしてもご購入頂けます。Sun Java Enterprise System は、ネットワークまたはインターネット環境へのエンタープライズアプリケーションの分散をサポートするソフトウェアインフラストラクチャです。Sun Java System Web Proxy Server を Java Enterprise System のコンポーネントとして購入した場合は、http://docs.sun.com/coll/1286.2 にあるシステムマニュアルもよくお読みください。
このマニュアルは、いくつかの部に分かれており、それぞれの部で特定の領域やタスクについて説明します。次の表は、マニュアルの各部とその内容を示しています。
表 P–1 マニュアルの構成
マニュアルセットには、Proxy Server に関連のある Sun のドキュメントを記載しています。Proxy Server ドキュメントの URL は、http://docs.sun.com/coll/1311.4 です。Proxy Server, の概要を理解するため、次の表に紹介されているマニュアルを、記載されている順番に参照してください。
表 P–2 Sun Java System Web Proxy Server のドキュメント
マニュアルタイトル |
内容 |
---|---|
|
|
『Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 Installation and Migration Guide 』 |
以下のインストールおよび移行作業の実行
|
管理および管理タスクの実行
|
|
『Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 Configuration File Reference 』 |
設定ファイルの編集 |
『Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 NSAPI Developer’s Guide 』 |
カスタム NSAPI (Netscape Server Application Programmer’s Interface) プラグインの作成 |
Sun Java Enterprise System (Java ES) とそのコンポーネントに関するすべてのドキュメントの URL は、http://docs.sun.com/prod/entsys.5 です。
次の表は、このマニュアルで使用するデフォルトのパスやファイル名について説明したものです。
表 P–3 デフォルトのパスとファイル名
プレースホルダ |
説明 |
デフォルト値 |
---|---|---|
install-dir |
Sun Java System Web Proxy Server のベースインストールディレクトリを示します。 |
Solaris と Linux のインストール先: /opt/sun/proxyserver40 Windows のインストール先: \Sun\ProxyServer40 |
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–4 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
|
---|---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 machine_name% you have mail. |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
machine_name% su Password: |
|
aabbcc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャー・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
|
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
次の表は、デフォルトのシステムプロンプトとスーパーユーザープロンプトを示しています。
表 P–5 シェルプロンプト
シェル |
プロンプト |
---|---|
UNIX および Linux システムの C シェル |
machine_name% |
UNIX および Linux システムの C シェルのスーパーユーザー |
machine_name# |
UNIX および Linux システムの Bourne シェルおよび Korn シェル |
$ |
UNIX および Linux システムの Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー |
# |
Microsoft Windows のコマンド行 |
C:\ |
次の表は、この用語集で使用される記号の一覧です。
表 P–6 記号の規則
記号 |
説明 |
例 |
意味 |
---|---|---|---|
[ ] |
省略可能な引数やコマンドオプションが含まれます。 |
ls [-l] |
-l オプションは必須ではありません。 |
{ | } |
必須のコマンドオプションの選択肢を囲みます。 |
-d {y|n} |
-d オプションには y 引数か n 引数のいずれかを使用する必要があります。 |
${ } |
変数参照を示します。 |
${com.sun.javaRoot} |
com.sun.javaRoot 変数の値を参照します。 |
- |
同時に押すキーを示します。 |
Control-A |
Control キーを押しながら A キーを押します。 |
+ |
順番に押すキーを示します。 |
Ctrl+A+N |
Control キーを押してから放し、それに続くキーを押します。 |
-> |
グラフィカルユーザーインタフェースでのメニュー項目の選択順序を示します。 |
「ファイル」->「新規」->「テンプレート」 |
「ファイル」メニューから「新規」を選択します。「新規」サブメニューから「テンプレート」を選択します。 |
Sun のサービス |
URL |
内容 |
---|---|---|
マニュアル |
PDF 文書および HTML 文書をダウンロードできます。 |
|
サポートおよびトレーニング |
技術サポート、パッチのダウンロード、および Sun のトレーニングコース情報を提供します。 |