複数ゾーン環境での Java ES の使用に影響するもう一つの問題は、疎ルートゾーンの読み取り専用ファイルシステムのために、多数の共有コンポーネントを疎ルートゾーンにインストールできないということです。そのため、ベースディレクトリが /usr (デフォルトで大域ゾーンによって共有されるディレクトリ) である共有コンポーネントを大域ゾーンにインストールして、疎ルートゾーンで使用できるようにする必要があります。
多数の Java ES 共有コンポーネントを疎ルートゾーンにインストールできないということは、それらの共有コンポーネントへの依存関係がある製品コンポーネントを疎ルートゾーンに正常にインストールする場合、まず共有コンポーネントを大域ゾーンにインストールして非大域ゾーンに伝播させなければならないということを意味します。