Sun Java System Access Manager (Access Manager) は、認証、承認サービス、ポリシーエージェント、およびアイデンティティー連携を統合し、ネットワークリソースを保護するための包括的なソリューションを提供します。Access Manager は、Web サービスアプリケーションおよび Web コンテンツに対する権限のないアクセスを防ぎ、Web ベースのサービスおよび Web ベースでないアプリケーションを使用する顧客、従業員、およびパートナのデジタル ID の管理プロセスを、組織が管理するためのインフラストラクチャーを提供します。これらのリソースは内部および外部の広範なコンピューティングネットワークで利用される可能性があるため、ID ごとに属性、ポリシー、資格付与が定義および適用されて、これらのテクノロジへのアクセスが管理されます。
Access Manager には、次のサブコンポーネントが含まれます。
Access Manager コアサービス:これを使用すると、ユーザーのアイデンティティーを作成および管理したり、ユーザーのアイデンティティーに基づいて Java ES リソースへのアクセスを許可するためのポリシーを定義および評価したりできます。
Access Manager 管理コンソール:アイデンティティーサービスとポリシー管理を統合し、ユーザーが Directory Server でユーザーアカウント、サービス属性、アクセス規則を作成、管理するための単一グラフィカルインタフェースとなります。
連携管理の共有ドメインサービス: ユーザーは、複数の関連するサービスプロバイダが提供するアプリケーションに単一の ID でアクセスできます。
Access Manager SDK:Access Manager へのリモートインタフェースを提供します。このサブコンポーネントは、Access Manager にリモートアクセスする Java ES コンポーネントをホストするすべてのコンピュータ上にインストールする必要があります。
Access Manager 分散認証ユーザーインタフェース :セキュリティー保護されていない領域に配備されたポリシーエージェントまたはアプリケーションが、セキュリティー保護された配備の領域にインストールされた Access Manager 認証サービスと通信することを可能にするユーザーインタフェースを提供します。
Access Manager クライアント SDK:Access Manager サーバーにアクセス可能なスタンドアロンのアプリケーションを実装して、認証、SSO、承認、監査、ロギング、SAML などのサービスを使用できるようにします。
Access Manager セッションフェイルオーバークライアント:Access Manager セッションフェイルオーバーを設定するために必要です。