BEA WebLogic Server 製品は、次の定義を使用します。
ドメイン。1 つの単位として管理される WebLogic Server リソースの相互関係のある集合。ドメインには、1 つ以上の WebLogic Server が含まれ、WebLogic Server クラスタが含まれる場合もあります。
管理サーバー。管理サービスを実行する WebLogic Server。管理サービスは、ドメイン全体の設定および監視の集中制御を可能にします。管理サーバーは、ドメインに対する管理操作を実行するためには、そのドメインで稼働している必要があります。
管理対象サーバー。複数の WebLogic Server があるドメインでは、1 つのみが管理サーバーであり、他のサーバーは管理対象のサーバーと呼ばれます。WebLogic の各管理対象サーバーは、それぞれの設定を起動時に管理サーバーから入手します。
詳細については、次のマニュアルを参照してください。
http://edocs.beasys.com/wls/docs81/cluster/overview.html#1000572
次のコマンドで管理サーバーを起動します。
install_dir/config/domain_name/startWeblogic.sh
ローカルサーバーは、その設定を install_dir /config/domain_name/config.xml ファイルから取得します。
管理対象サーバーを起動するには、次のコマンドを使用します。
install_dir/config/domain_name/startManagedWebLogic.sh servername admin_server_url
管理サーバーは、その設定を install_dir /config/domain_name/config.xml ローカルファイルから取得するのではなく、HTTP を使用して管理サーバーから取得します。
Portal Server を BEA WebLogic Server にインストールするためにサポートされているデフォルトの構成は、ドメインの管理サーバーでもある単一サーバーです。
BEA クラスタは同じドメイン内の、WebLogic コンソールでクラスタとして宣言された管理対象サーバーの集合です。Web アプリケーションを配備するときには、個々のサーバーの名前ではなく、クラスタの名前を使用します。配備後、Web アプリケーションは、クラスタ内のすべてのマシンに同じように配備されます。
BEA のセッションフェイルオーバーについては、次のマニュアルに説明があります。
http://edocs.beasys.com/wls/docs81/cluster/failover.html#1022034
HTTP セッション状態のためにメモリー内レプリケーションを使用するには、次の前提条件を満たす必要があります。
Portal Server が、メモリー内セッションレプリケーションで WebLogic Server クラスタの使用をサポートする。それらのクラスタの設定方法については、BEA のマニュアルを参照してください。BEA に同梱される HttpClusterServlet を使用するクラスタ用のロードバランサの構成については、『Sun Java Enterprise System 2005Q5 インストールガイド』を参照してください。BEA のマニュアルに記載されているその他のロードバランスのハードウェアおよびソフトウェアも同様に設定できます。
セッションのデータは直列化可能である必要がある。
セッションの状態を変更するのに、setAttribute を使用する。
BEA クラスタをインストールするには、クラスタに参加する各マシンに対する BEA ライセンスは特別な BEA クラスタライセンスである必要があります。BEA ライセンスの取得および HttpClusterServlet を使用した BEA クラスタの設定手順については、BEA のマニュアルを参照してください。