Sun Java System Portal Server 7.1 配備計画ガイド

ページ要求間の平均時間

ページ要求間の平均時間は、Portal Server からユーザーがページを要求する頻度の平均です。ページには、ポータルにログインしたときの最初のログインページや、ポータルデスクトップからアクセスする Web サイトや Web ページなどがあります。1 ページの表示とは、ページに配置されているアイテム数に関係なく、1 回の呼び出しで表示される 1 つの情報ページを指します。

Web サーバーのログにはページ要求が記録されますが、ログを使用して要求から要求までの平均時間をユーザー単位で計算することはできません。ページ要求間の平均時間を計算するには、WebLoad パフォーマンステストツールのような市販の統計ツールが必要です。ツールを使用して得られた数値を基にして、並行処理ユーザー数を判断できます。

ストレステストを実行する場合は、SLAMD Distributed Load Generation Engine を使用できます。SLAMD の詳細については、http://slamd2.dev.java.net/ を参照してください。


注 –

ページ要求を基準にすると、「ヒット数」を基準にするよりも Web サーバーのトラフィックを正確に測定できます。Web サーバーからのファイル要求は、1 ヒットとして毎回計上されます。ページにあるすべてのアイテムが登録されているので、1 回のページ呼び出しで何度もヒットが記録されます。たとえば、10 個のグラフィックファイルが組み込まれているページの場合は、HTML ページ自体で 1 回、および 10 個のグラフィックファイルそれぞれが 1 回ずつカウントされ、合計 11「ヒット」が記録されます。したがって、ページ要求を基準にしたほうが Web サーバーのトラフィックをより正確に判断できます。