Sun Java System Portal Server 7.1 配備計画ガイド

並行処理ユーザー

並行処理ユーザーは、実行中の Web ブラウザプロセスに接続し、Portal Server に要求を送信するか、要求の結果を受信しているユーザーです。最大並行処理ユーザー数は、あらかじめ定義された時間内に接続可能な並行処理ユーザーの最大数です。最大並行処理ユーザー数は、最大並行セッション数を算出してから計算します。最大並行処理ユーザー数を計算するには、次の計算式を使用します。

並行処理ユーザー = 並行セッション数 / ヒット間の平均時間

たとえば、ユーザーが 50,000 人のイントラネット Portal Server の例について考えます。負荷ピーク時に接続されているセッション数を、登録されたユーザーベースの 80% と見積もります。ユーザーは、平均で 10 分に 1 回の割合でポータルデスクトップにアクセスします。

この例の場合の計算方法は次のようになります。

40000 / 10 = 4000

したがって、この Portal Server の負荷ピーク時に接続できる最大並行処理ユーザー数は 4,000 人になります。