主要なパフォーマンス要素とは、技術担当者が自動サイジングツールへの入力値として使用するメトリクスのことです。サイジングツールは、Secure Remote Access を配備する際に必要となるゲートウェイインスタンスの見積もり数を算出します。
これらの主要なパフォーマンス要素を特定し、それを技術担当者に伝えることは、基準サイズを決定するための第一歩です。
主要なパフォーマンス要素は次のとおりです。
これらの主要なパフォーマンス要素を計算し終えたら、技術担当者に計算値を伝えます。ゲートウェイのサイジングツールを実行して、ゲートウェイインスタンスの見積もり数を導き出すように依頼します。
ゲートウェイのセッション特性は次のとおりです。
Secure Remote Access (ゲートウェイ) ユーザーの合計数
セキュリティー保護ポータルの見込みユーザーのユーザーベースまたはプールのサイズを表します。
最大負荷時にゲートウェイを使用する合計ユーザーの予想割合
合計ユーザー数にパーセンテージを当てはめてこの数値を導き出します。
ページヒット間の平均時間
ユーザーがポータルサーバーからページを要求する頻度の平均値です。
セッション平均時間
この特性により、一定数の並行処理ユーザーの場合に、ゲートウェイが保持する必要のある秒あたりのログイン数が決まります。
以下に示すゲートウェイの Netlet 特性について考慮してください。これらの特性は、ゲートウェイインスタンス数の計算に影響を与えます。
Netlet は、Portal Server 管理コンソールで有効にします。
Netlet を有効にした場合は、ゲートウェイは着信トラフィックが Netlet トラフィックであるか、または Portal Server トラフィックであるかを判断する必要があります。Netlet を無効にした場合は、ゲートウェイはすべての着信トラフィックが HTTP トラフィックと HTTPS トラフィックのいずれかであると仮定するため、オーバーヘッドが低減します。Netlet は、Portal Server でリモートアプリケーションをまったく使用しないことが確実な場合にだけ無効にしてください。
Netlet を使用する合計ユーザーの予想パーセンテージ
合計ユーザー数にパーセンテージを当てはめてこの数値を導き出します。
予想スループット
ゲートウェイで予想されるスループットを決定し、kbps 単位で表します。
使用される Netlet Cipher 暗号化方式
Native VM や Java ソフトウェアプラグイン暗号化方式を選択できます。