Portal Server の可用性を高めるには、次の各コンポーネントの可用性を高める必要があります。
Portal Server。オープンモードでは、ロードバランサを使用して障害が発生したコンポーネントを検出し、要求を他のサーバーにリダイレクトします。セキュアモードでは、ゲートウェイコンポーネントが障害の発生したサーバーコンポーネントの存在を検出し、要求を他のサーバーにリダイレクトします。Web コンテナが Sun Java System Web Server であるかぎりこのようになります。
ゲートウェイ。ゲートウェイで使用するロードバランサは、障害が発生したゲートウェイコンポーネントを検出し、新しい要求をほかのゲートウェイにルーティングします。ロードバランサは、ワークロードをサーバープールにインテリジェントに分散する能力もあります。障害が発生したゲートウェイが回復すると、ルーティングが元に戻ります。ゲートウェイコンポーネントはステートレスなので ( セッション情報はクライアントで HTTP cookie に格納される)、障害が発生したゲートウェイを迂回した再ルーティングはユーザーには透過です。
Directory Server。多数のオプションが、LDAP ディレクトリの可用性を高めます。
Netlet プロキシとリライタプロキシ ソフトウェアのクラッシュが発生した場合、watchdog プロセスがプロキシを自動的に再起動します。さらに、ゲートウェイがプロキシのロードバランスと障害検出フェイルオーバーを実行します。