Sun Java System Portal Server 7.1 配備計画ガイド

Netlet プロキシ

Netlet プロキシは、ゲートウェイと宛先ホストを接続するために、ファイアウォールで開く必要のあるポート数を少なくするのに役立ちます。

たとえば、イントラネット内部で多数の Telnet、FTP、および Microsoft Exchange サーバーを接続するために、Netlet を必要とする設定について考えてみます。ゲートウェイは DMZ 内にあると仮定します。ゲートウェイがトラフィックをすべての宛先サーバー向けて経路指定する場合は、第 2 ファイアウォールでかなりの数のポートを開いておく必要があります。この問題を軽減するため、第 2 ファイアウォールの背後に Netlet プロキシを配置し、Netlet プロキシにトラフィックを転送するようにゲートウェイを設定できます。その後、Netlet プロキシがすべてのトラフィックをイントラネット内のすべての宛先サーバーに経路指定するので、第 2 ファイアウォールで開く必要のあるポート数を減らすことができます。また、第 2 ファイアウォールの背後に複数の Netlet プロキシを配置して、シングルポイント障害を回避することもできます。

サードパーティーのプロキシを使用して第 2 ファイアウォールのポートを 1 つだけ使用することも可能です。


注 –

Netlet プロキシを別のノードにインストールすると、Netlet トラフィックの負荷が別のノードに分散されるので、Portal Server の応答時間を短くすることができます。