Sun Java System Portal Server 7.1 配備計画ガイド

特殊操作

NetFile は、一般的なファイル管理アプリケーションと同様、リモートファイル管理アプリケーションに適した機能セットを備えています。NetFile によりユーザーは、ローカルとリモートのファイルシステムの間でファイルをアップロードまたはダウンロードできます (共有)。ローカルからリモートファイルシステムにアップロードするファイルのサイズは、Portal Server 管理コンソールを使用して制限できます。

またユーザーは、複数のファイルを選択し、GZIP および ZIP で圧縮することも可能です。複数のファイルを選択し、複数の添付ファイルとして 1 通の電子メールで送信できます。NetFile は、Access Manager の SSO トークンを使用し、IMAP サーバー、ユーザー名、パスワード、および返信アドレスなどのユーザーの電子メール設定にアクセスして、電子メールを送信します。

NetFile ウィンドウのファイルをダブルクリックすると、MIME タイプに対応したアプリケーションが起動し、ファイルが開きます。NetFile には、一般的なほとんどのファイルタイプ (拡張子) をマッピングしたデフォルトの MIME タイプ設定ファイルと、編集して新規マッピングを追加できる MIME タイプがあります。

NetFile を使用してファイルを検索し、別のウィンドウにリストを表示できます。各検索結果は、以前の検索結果のウィンドウを表示した状態で、新規ウィンドウに表示されます。特定の共有で使用される文字エンコードのタイプはユーザーが設定でき、共有の設定項目の一部になっています。文字エンコード方法を指定しないと、共有機能で動作する間、NetFile は ISO-8859-1 を使用します。ISO-8859-1 エンコードは、ほとんどの共通言語を処理することができます。ISO-8859-1 エンコードにより、NetFile は任意の言語でファイルのリストを作成し、内容を破壊せずに任意の言語でファイルを変換できます。

NetFile は、ファイルを電子メールで送信する場合にのみ、NetFile Java 1 と Java 2 の両方で一時ファイルを作成します。一時ファイルは、Microsoft Windows ファイルシステムとローカルシステムファイルの間で、jCIFS プロトコルによってファイルをアップロードおよびダウンロードする時には作成されません。


注 –

NetFile は、ディレクトリとリモートファイルの削除をサポートします。リモートディレクトリ内のすべての内容は、再帰的に削除されます。