プロキシレットは、クライアントマシン上で稼働する動的なプロキシサーバーです。プロキシレットは URL をゲートウェイにリダイレクトします。プロキシレットは、この機能を実現するために、クライアントマシン上のブラウザのプロキシ設定を読み込んでから、その設定がローカルプロキシサーバー ( プロキシレット) をポイントするように変更します。
プロキシレットでは、HTTP および SSL がサポートされ、ゲートウェイのトランスポートモードが継承されます。ゲートウェイが SSL に基づいて動作するように設定されている場合には、クライアントマシンとゲートウェイ間のチャネルのセキュリティーが確保されます。クライアントの JVM が 1.4 以降の場合または必要な jar ファイルがクライアントマシン上にある場合には、Java 2 Enterprise Edition API が使用されます。それ以外の場合には、KSSL API が使用されます。
プロキシレットは、クライアントの IP アドレスとポートが指定されている Portal Server 管理コンソールから有効にします。
プロキシレットは、リライタと異なり、インストール後の変更をほとんどまたはまったく必要としません。また、プロキシレットは Web コンテンツを処理しないので、ゲートウェイのパフォーマンスが向上します。