図 4–16 は、Netlet プロキシとリライタプロキシがある構成を示しています。これらのプロキシの場合、2 番目のファイアウォールではポートが 2 つだけ開いている必要があります。
この構成では、ゲートウェイはアプリケーションホストと直接やり取りする必要はありませんが、すべての Netlet トラフィックを Netlet プロキシへ、リライタトラフィックをリライタプロキシへ転送します。Netlet プロキシはイントラネット内にあるので、2 番目のファイアウォールで複数のポートを開かなくても、すべての必要なアプリケーションホストと直接やり取りできます。
DMZ 内のゲートウェイと Netlet プロキシとの間のトラフィックは暗号化され、Netlet プロキシでのみ復号化されるので、セキュリティーが向上します。
リライタプロキシが有効な場合、要求が Portal Server ノード宛てのものかどうかにかかわらず、すべてのトラフィックがリライタプロキシに転送されます。これによって、DMZ 内のゲートウェイからイントラネットへのトラフィックは常に暗号化されることが保証されます。
Netlet プロキシ、リライタプロキシ、および Portal Server がすべて同じノードで稼働するので、そのような配備シナリオではパフォーマンスの問題が発生する場合があります。この問題は、Portal Server ノードの負荷を軽減するためにプロキシを別々のノードにインストールすると解決できます。