次に独立ソフトウェアベンダー (ISV) の統合機能のいくつかのタイプを示します。
アプリケーションのユーザーインタフェース。この統合機能は、安全なアクセスのためにプロバイダの API と Secure Remote Access を使用します。Secure Remote Access は単独では統合タイプではありません。たとえば、FatWire、Interwoven、SAP、Tarantella、Documentum、Vignette、PeopleSoft、Siebel、Citrix、YellowBrix などがあります。
セキュリティー製品。この統合機能は、Access Manager の Login API を使用して、カスタム認証スキームを使用したポータルアクセスを有効にします。たとえば、RSA セキュリティーなどがあります。
コンテンツの管理。この統合機能は、Portal Server へのデータアクセスを提供し、データの検索を可能にします。たとえば、FatWire、Interwoven、Vignette などがあります。
コンテンツのシンジケート。この統合機能は、Web サイトに表示される情報の管理およびカスタマイズを行います。たとえば、YellowBrix、Pinnacor などがあります。
コラボレーションソフトウェア。この統合機能は、Sun Java System InstantMessaging 製品がコラボレーションセッションを 1 つのフォーラムから別のフォーラムに移すことを可能にします。たとえば、WebEx、BeNotified、Lotus などがあります。
監視。この統合機能は、課金、パフォーマンスの測定、および診断に的を絞り、このためにログファイル (または Portal Server の Logging API) およびトラフィックの snooping を利用します。たとえば、Mercury Interactive、Hyperion、Informatica などがあります。
ポータルの機能の拡張。この統合機能は、製品が Portal Server に機能を追加することを可能にします。たとえば、Altio、Bowstreet、グループ機能を追加するルールエンジン、ダイナミックな標準のポータルデスクトップおよびプロバイダコンテンツ (HNC) などがあります。
統合可能なポータルスタック。この統合機能には、Portal Server の要素を置き換える製品が含まれています。たとえば、Access Manager、LDAP などがあります。
Portal Server 7.1 は、amsdk の使用に依存しています。制限レルムモードのサポートも可能ですが、Portal Server 7.1 はデフォルトではレガシーモードをインストールします。Sun One Java Directory Server 6 とすべての LDAPv3 ディレクトリサーバーがサポートされています。
Portal Server とユーザーインタフェースの統合が行われる「深さ」の程度は、統合がどれだけ徹底したものかを示します。深さは、統合の補完的な性質を説明するために使用する用語であり、次のようなアイテムを指します。
Portal Server からのアプリケーションの可用性
セキュアモードのアプリケーションの可用性 (Secure Remote Access、Netlet ルールを使用)
シングルサイオンを使用する能力
一般に、アプリケーションが Portal Server と統合する程度は、次のように見なすことができます。
浅い統合。この統合は、基本的に Portal Server を開始点として使用します。ユーザーはポータルにログインし、Web アプリケーションを起動するリンクをクリックします。
深い統合。ユーザーは、Portal Server 内のチャネルが提供するユーザーインタフェースに直接アクセスします。つまり、統合されたソフトウェアは、ポータル内で動作します。その他のウィンドウやアプレットは表示されません。