この節では、組織に最も重要な技術を判断する際に役立つように、Mobile Access の特定の技術の機能について説明します。組織の短期、中期、および長期の計画を念頭において、それらの機能をよく確認します。
適時、費用効果のある方法で配備計画を立てるのを支援するために、このトピックでは次の機能について説明します。
Mobile Access ソフトウェアの動的レンダリングエンジンは、コンテンツ、アプリケーション、およびサービスを正しいマークアップ言語でモバイル機器に動的に配信可能にします。サポートするマークアップ言語は、XHTML、cHTML、HDML、 HTML、および WML です。
動的レンダリングエンジンは、マルチデバイス配備を実現可能にします。
Mobile Access ソフトウェアは、VoiceXML アプリケーションの配備に必要なフレームワークを提供します。VoiceXML アプリケーションは、固定電話またはモバイル電話のいずれかを使用するユーザーに対して配備できます。
電子メールやカレンダなどの音声対応企業アプリケーションは、企業の情報およびコンテンツを再利用する有用な方法です。Sun 以外のベンダーが提供するさまざまな音声エンジンや開発者向けツールを Mobile Access ソフトウェアと使用できます。
Mobile Access ソフトウェアは、Composite Capability and Preference Profiles (CC/PP) 仕様を実装しています。Portal Server ソフトウェアはこの実装を使用して、コンテンツを適合し、それに応じて動作を適合するチャネルへ配信コンテキスト情報を渡すことができます。
この仕様は、コンテキストネゴシエーションを配信するほとんどの Web アクセスメカニズムと互換性がある配信コンテキスト情報を処理する、標準の API セットを開発者に提供します。
多数の Web アクセスメカニズムへコンテンツを配信できる、デバイスに依存しないコードを作成すると、コストを削減でき、独自仕様や互換性がない可能性のある実装の普及を防止するのに役立ちます。
Mobile Access 製品は、Sun Java™ System Portal Server Secure Remote Access ソフトウェアをサポートします。このソフトウェアは、プロキシ、URL リライタ、VPN オンデマンド機能を提供します。Secure Remote Access ゲートウェイは、企業ファイアウォールの前の DMZ 内に設置され、ファイアウォールの背後にあるリソースへの外部からの接続に対してセキュリティーを提供します。
ゲートウェイは、コンテンツおよびアプリケーションにプロキシサーバーと URL 書き直し機能を提供します。URL の難読化もサポートします。