Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 アップグレードと移行

持続フィールドの定義

EJB 2.0 仕様では、エンティティー Bean のインスタンス変数を CMP フィールドまたは CMR フィールドとして指定することが可能です。これらのフィールドは配備記述子内に定義します。CMP フィールドは cmp-field という要素でマークされ、コンテナ管理による関係フィールドは cmr-field という要素でマークされます。

実装クラスでは、CMP および CMR フィールドを public 変数として宣言しないように注意してください。その代わりに、これらの CMP および CMR フィールドの値を取得および設定するには、エンティティー Bean 内に get および set メソッドを定義します。この意味で、2.0 CMP を使用する Bean は JavaBeans モデルに従っていると言えます。クライアントは、インスタンス変数に直接アクセスするのではなく、エンティティー Bean の get および set メソッドを使用して、これらのインスタンス変数を取得および設定しているからです。get および set メソッドが関連するのは、CMP または CMR フィールドに指定された変数のみであることに注意してください。