インプレースアップグレードを実行する場合は、ノードエージェントをアップグレードする必要はありません。更新されたバイナリでも、同じノードエージェントディレクトリを使用できます。サイドバイサイドアップグレードを実行する場合は、次の手順を実行します。
Application Server 8.2 EE をデフォルトノードエージェントとともに Machine B の /opt/SUNWappserver8.2 にインストールします。
Application Server 8.1 EE のインストール場所からサイドバイサイドアップグレードを実行します。
machine A 上の DAS を参照するリモートインスタンスを含むノードエージェントがある Machine B 上に Application Server 8.2 EE をインストールします。Machine B にはノードエージェントのみをインストールしてください。
アップグレード後、Machine A および Machine B の nodeagent.properties ファイルで、agent.adminPort プロパティーを確認します。このファイルには、domain.xml ファイルの該当する node-agent 要素内の jmx-connector
ポートと同じ値を反映する必要があります。そうでない場合は、nodeagent.properties ファイルを適宜編集します。
Machine A 上の DAS を起動します。
Machine A 上のデフォルトノードエージェントを起動します。ノードエージェントが、instance1 というインスタンスとともに起動します。この手順のあとで、cluster1 クラスタが部分的に起動します。
Machine B で、そのリモートインスタンスのデフォルトノードエージェントを起動します。
asadmin のコマンド list-node-agents(1)、list-clusters(1)、list-instances(1) を実行することにより、アップグレードされた要素をチェックできます。