Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 パフォーマンスチューニングガイド

ORB スレッドプールのパラメータ

ORB スレッドプールには、1 つのタスクキューと一連のスレッドが含まれます。タスクまたはジョブはこのタスクキューに挿入されますが、空き状態のスレッドがこのキューからタスクを取り出し、処理を実行します。タスクキューが常に空になるようなスレッドプールサイズを設定しないでください。大規模アプリケーションの場合、最大プールサイズが現在のタスクキューのサイズの 10 倍になるのが普通です。

Application Server は ORB スレッドプールを次の目的で使用します。

したがって、ORB が RMI/ IIOP 経由のリモート呼び出し用として使用されない場合でも、EJB のプールおよびキャッシュのクリーンアップが円滑に進むように、このスレッドプールのサイズを設定してください。

ORB スレッドプールの属性を設定するには、「設定」>「config-name」>「スレッドプール」>「thread-pool-ID」を選択します。ここで、thread-pool-ID は ORB 用に選択されたスレッドプールの ID です。スレッドプールでパフォーマンスに影響を与える属性は、次のとおりです。

特に、最大プールサイズがパフォーマンス上、重要になります。詳細については、「スレッドプールのサイジング」を参照してください。