Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 パフォーマンスチューニングガイド

接続検証の設定

次の各設定によって、プールが接続検証を実行するかどうか、およびその実行方法が決まります。

接続検証

Required がチェックされている場合、プールは、接続の検証 (接続が使用可能かどうかのチェック) を行なったあとで、その接続をアプリケーションに渡します。

可能であれば、デフォルト値の false のままにしてください。接続検証を要求すると、プールが接続を返すたびにサーバーが検証アルゴリズムを適用しなければいけなくなるため、getConnection() の待ち時間のオーバーヘッドが増大します。データベースの接続が信頼できる場合には、検証を省略できます。

検証方法

実行する接続検証のタイプ。必ず次のどれかになります。

  • auto-commit: 接続上で自動コミットの実行を試みます。

  • metadata: 接続からのメタデータの取得を試みます。

  • table (指定されたテーブルに対してクエリーを実行する): 「表名」も設定する必要があります。JDBC ドライバが setAutoCommit()getMetaData() への呼び出しをキャッシュに書き込む場合、この方法を使用しなければいけない可能性があります。

表名

検証方法が「table」の場合にクエリー対象となる表の名前。 

「すべての障害ですべての接続を閉じる」チェックボックス

ある単一の検証チェックが失敗した場合にプール内のすべての接続を閉じるかどうか。デフォルトはチェックなしです。失敗した接続を再確立する試行は、1 回行われます。