必要なロック数を計算するには、次のパラメータを見積もります。
セッションデータを要求して HADB に保存する同時ユーザーの数 (ユーザーあたり 1 セッションレコード)
BLOB セッションの最大サイズ
持続性の範囲 (session または modified-session の場合はセッションデータの最大サイズ、modified-attribute の場合は属性の最大数)。セッションデータが変更されるたびに、setAttribute() を呼び出す必要があります。
次のように仮定します。
x を同時ユーザーの最大数とします。つまり、x 個のセッションデータレコードが HADB に存在するとします。
y をセッションサイズ (session または modified-session の場合) または属性サイズ (modified-attribute の場合) とします。
この場合、HADB に書き込まれるレコード数は次のようになります。
xy/7000 + 2x
挿入、削除、更新、読み取りなどのレコード操作では、1 つのレコードに 1 つのロックが使用されます。
ロックは、主レコードとホットスタンバイレコードの両方で保持されます。したがって、挿入、更新、および削除の操作では、1 回のトランザクションに、レコード数の 2 倍のロック数が必要です。読み取り操作では、主レコードのロックのみが必要です。再断片化と二次インデックスの作成が行われるときには、関係するテーブルのログレコードも、作成されるフラグメントレプリカに送信されます。その場合、1 回のトランザクションに、関係するレコード数の 4 倍のロック数が必要です (すべてのクエリーが、その影響を受けるテーブルに対するものと想定した場合)。