使用する Java ES コンポーネントに必要なインストール後の設定が完了したあとで、Java ES コンポーネントによっては、Java 仮想マシン (JVMTM) ソフトウェアの調整が必要になる場合があります。JVM ソフトウェアはいくつかのエンティティーから構成されていますが、その中でもっとも重要なのは、コンパイラです。コンパイラは Java バイトコードをマシン命令に変換します。この Java ES リリースに含まれている Java Development Kit (JDKTM) ソフトウェアのバージョンでは、JVM ソフトウェアの設定をいくつか選択することができます。重要なオプションとして–server オプションがあります。–server オプションは、JVM をサーバーモードで実行するための便利な調整オプションです。オプションの一覧を取得するには java –? コマンドを使用します。
Java ヒープメモリーも、設定しなければならない可能性のある重要な調整オプションの 1 つです。次に例を示します。
初期 Java ヒープサイズを設定するには、-Xms size を使用します。
最大 Java ヒープサイズを設定するには、-Xmx size を使用します。
高負荷システムの場合、まずはヒープサイズの最大値を 1.2G バイトに設定してみることをお勧めします。