Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (Windows 版)

第 7 章 Java ES コンポーネントのアンインストール

この章では、Java ES インストーラを使用してインストールした Sun JavaTM Enterprise System (Java ES) コンポーネントをアンインストールする方法について説明します。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

アンインストーラのしくみ

Java ES には、Java ES インストーラを使用してシステムにインストールした Java ES コンポーネントを削除するためのアンインストールプログラムが用意されています。

アンインストーラの制限

Java ES インストーラと同じく、アンインストーラは、グラフィカルまたはサイレントモードで実行できます。

相互依存関係の処理

アンインストーラの動作は、インストールした Java ES コンポーネント、および各 Java ES コンポーネントの相互関係によって異なります。


注意 – 注意 –

Java ES コンポーネントをアンインストールするときは、どの製品がその Java ES コンポーネントをサポートするように設定されているかを調べ、必要であれば追加の設定を行います。必要な追加設定を行わない場合、存在しなくなった製品をサポートするように設定された Java ES コンポーネントがシステムに残されることになります。


アンインストーラは、次の相互依存関係を認識しません。

リモートホストからの Java ES コンポーネント依存関係

Java ES コンポーネントの依存関係のなかには、リモートホストに配備された Java ES コンポーネントによって解決できるものもあります。アンインストーラはこのような依存関係を認識しません。

たとえば、Directory Server をアンインストールする場合、アンインストーラは、Access Manager が Directory Server に依存することを、両製品が同じホスト上に配備されている場合でも警告しません。これは、別のホスト上の別の Directory Server インスタンスが Access Manager をサポートする「可能性がある」からです。

設定による Java ES コンポーネントの依存関係

アンインストーラは、インストール後の設定によって生じる Java ES コンポーネント間の依存関係を認識しません。

前提条件の確認

次の表は、アンインストールの前に必要なタスクを示しています。タスクによっては、ご使用の環境に適用されない場合もあります。

左の列には作業の実行順序が、右の列にはその他の有用情報や手順の参照先が、それぞれ記載されています。

表 7–1 チェックリスト

作業の説明 

便利な情報または参照先 

1. アンインストールする各 Java ES コンポーネントの要求や動作を確認します。 

「Java ES コンポーネントのアンインストール動作の確認」

2. 設定によって生じるコンポーネント間の依存関係を調べ、データのバックアップ、依存 Java ES コンポーネントの設定変更による依存関係の解消、適切な順序での Java ES コンポーネントのアンインストールなど、適切な対応をとります。 

「相互依存関係の処理」

3. 以後のインストールでデータの再利用を考えている場合は、アンインストールする Java ES コンポーネントの設定データまたはユーザーデータをバックアップまたはアーカイブします。 

「Java ES コンポーネントのアンインストール動作の確認」

4. 設定ディレクトリをホストする Directory Server インスタンスが稼働していることを確認します。注: ほとんどの場合、Web コンテナと Directory Server は稼働させておきますが、その他のサーバーはアンインストール前にシャットダウンします。 

アンインストールする Java ES コンポーネントの設定をアンインストーラが正しく解除するには、この Directory Server インスタンスが稼働している必要があります。 

Java ES コンポーネントのアンインストール動作の確認

以下の中から関係のある表を調べて、アンインストーラが各 Java ES コンポーネントに対して行う内容を確認してください。さらに、作業手順の計画を立てて、データが紛失したり相互依存関係が消失したりすることがないようにします。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

Access Manager のアンインストール動作

表 7–2 Access Manager のアンインストールの詳細

トピック 

詳細 

設定データ 

Directory Server のエントリは、Access Manager 固有のデータを含め、何も削除されません。 

このコンポーネントに必要なその他のアンインストール 

Directory Server 

Web コンテナ 

このインストールを必要とする製品 

Portal Server (Access Manager SDK と同じホスト上に存在する必要がある) 

アンインストール前の作業 

なし 

アンインストール後の作業 

アンインストールによって、Web Server または Application Server 上でのみ、Access Manager のインストール設定すべてが Web コンテナから解除されます。 

Application Server のアンインストール動作

表 7–3 Application Server のアンインストールの詳細

トピック 

詳細 

設定データとユーザーデータ 

  • インストール時に作成されたデフォルトのドメインは、アンインストール時に削除されます。

  • アンインストール時には、すべての管理サーバーインスタンスと Application Server インスタンスを含め、ユーザーが作成したドメインは削除されません。

  • アンインストールが完了するまでに、すべての管理サーバーインスタンスと Application Server インスタンスは停止されます。

依存関係 

同一システム上に Message Queue が必要です。 

このインストールを必要とする製品 

Application Server を Web コンテナとして使用するように設定されたコンポーネント: Access Manager、Portal Server。 

アンインストール前の作業 

設定データを保存するために、管理ドメインディレクトリのコピーを作成します。 

アンインストール後の作業 

システムから Application Server を完全に削除するために、残っている Application Server のログファイルとディレクトリを削除します。Application Server のディレクトリのデフォルトの場所は、\JavaES-Install-Dir\appserver です。

Message Queue のアンインストール後の作業については、「Message Queue のアンインストール動作」を参照してください。

Directory Server のアンインストール動作

表 7–4 Directory Server のアンインストールの詳細

トピック 

詳細 

設定データとユーザーデータ 

ユーザーデータをホストする Directory Server をアンインストールする場合、Directory Server の LDAP データベースはアンインストール時に削除されます。 

注意: データの損失を避けるために、アンインストール前に Directory Server 情報をバックアップする必要があります。Directory Server には、Directory Server をバックアップしたり、設定データを移行したりするためのツールやユーティリティーが、いくつか用意されています。

依存関係 

なし 

このインストールを必要とする製品 

  • Access Manager

  • Portal Server

アンインストール前の作業 

必要に応じて、Directory Server LDAP データベースをバックアップします。 

アンインストール後の作業 

あとで Directory Server を同じ場所にインストールする場合は、インストールディレクトリが存在していてはいけません。同じ場所に再インストールする場合は、インストールディレクトリとすべてのカスタム設定ファイルを事前に手動で削除しなければならない場合があります。 

Message Queue のアンインストール動作

表 7–5 Message Queue のアンインストールの詳細

トピック 

詳細 

設定データ 

インスタンスに固有の設定データ、ユーザーリポジトリ、およびアクセス制御ファイルはアンインストール後も残され、以後の再インストール時に再利用できます。 

このコンポーネントに必要なその他のインストール 

Directory Server (オプション) 

このインストールを必要とする製品 

Application Server (Message Queue と同じホストに存在する必要がある) 

アンインストール前の作業 

  • 稼働中のすべてのブローカを停止します。ユーザー名 (管理者) とパスワードの入力が求められます。imqcmd shutdown bkr [ -b hostName:port]

  • Message Queue の再インストールを予定しておらず、各ブローカインスタンスに関連するダイナミックデータ、フラットファイルユーザーリポジトリ、アクセス制御ファイルを削除する場合は、次のコマンドを使用してこのデータを削除します。imqbrokerd -name instanceName -remove instance

  • Message Queue アップグレードスクリプトを使用して Message Queue をアップグレードする場合には、使用するプロセスを書き留めておいてください。アップグレードスクリプトがインストール情報を Java ES レジストリに書き込まないからです。

アンインストール後の作業 

Message Queue の再インストールを予定していない場合は、Java ES コンポーネントのマニュアルで説明されているコマンドを実行してシステムをクリーンアップします。 

Monitoring Console のアンインストール動作

表 7–6 Monitoring Console のアンインストールの詳細

トピック 

詳細 

設定データ 

ユーザーデータはアンインストール後も残ります。ただし、このデータは再インストールの前に削除されます。 

依存関係 

なし 

このインストールを必要とするその他の製品 

なし 

アンインストール前の作業 

なし 

アンインストール後の作業 

なし 

Portal Server のアンインストール動作

表 7–7 Portal Server のアンインストールの詳細

トピック 

詳細 

設定データとユーザーデータ 

  • 設定データはアンインストール時に削除されます。設定の解除には、Portal Server によって Access Manager 内に作成されたサービスの削除も含まれます。

  • ユーザーチャネルのプロバイダは、アンインストール時に削除されないため、以後のインストールで再利用できます。

  • カスタマイズ設定データには、ディスプレイプロファイル、プロパティーファイル、リソース文字列などのカスタマイズデータが含まれ、これらはアンインストーラによっては削除されません。設定データは以後のインストールで再利用できますが、それには Portal Server を同一ホスト上に同じ設定で再インストールする必要があります。

このコンポーネントに必要なその他のアンインストール 

  • Directory Server

  • Application Server または Web Server

  • Access Manager

  • Service Registry

このインストールを必要とする製品 

なし 

アンインストール前の作業 

Directory Server と Web コンテナが動作していることを確認します。 

アンインストール後の作業 

Portal Server が Web Server 内で実行されており、Portal Server だけを削除する場合、Access Manager を再起動する必要があります。詳しくは、「Access Manager のアンインストール動作」を参照してください。

Portal Server Secure Remote Access のアンインストール動作

表 7–8 Portal Server Secure Remote Access のアンインストールの詳細

トピック 

詳細 

設定データ 

  • Portal Server Secure Remote Access コアコンポーネントのすべての設定データは、アンインストール時に削除されます。

  • 配備されているすべての Web アプリケーションの配備が解除されます。

  • Portal Server Secure Remote Access のゲートウェイ、Netlet プロキシ、Rewriter プロキシの各サブコンポーネントの設定データには、ユーザーはアクセスできません。

このコンポーネントに必要なその他のアンインストール 

  • Portal Server Secure Remote Access は Portal Server に依存しているため、Portal Server と別個にアンインストールすることができません。

  • Portal Server、Secure Remote Access ゲートウェイ、Netlet プロキシ、Rewriter プロキシの各サブコンポーネントは、Access Manager SDK に依存しています。

  • Portal Server と Portal Server Secure Remote Access サポートは、同一ホスト上の同一ディレクトリ内に存在している必要があります。

  • Access Manager SDK は、ゲートウェイ、Netlet プロキシ、および Rewriter プロキシと同じホスト上に存在している必要があります。ゲートウェイ、Netlet プロキシ、および Rewriter プロキシを同一ディレクトリ内に置くことはできません。

  • Portal Server Secure Remote Access のコンポーネントは、依存する Java ES コンポーネントを削除することなく、どれでも削除できます。

  • ゲートウェイを削除しても、Access Manager SDK をホスト上に残すことができます。

このインストールを必要とする製品 

なし 

アンインストール前の作業 

なし 

アンインストール後の作業 

なし 

Portal Server Secure Remote Access が設定されている場合は、まず psadmin コマンドを使用して、Portal Server Secure Remote Access のコンポーネントを手動でアンインストールします。

ProcedureSRA コンポーネントをアンインストールするには、次の手順に従います。

  1. Portal Server Secure Remote Access インスタンスを停止します。

    stop-sra-instance --adminuser userid --passwordfile password-filename --name sra-instance-name --type instance-type --hostname instance-hostname

  2. Portal Server Secure Remote Access インスタンスを削除します。

    psadmin delete-sra-instance --adminuser userid --passwordfile password-filename --name sra-instance-name --type instance-type --hostname instance-hostname


    注 –

    設定済みの Portal Server Secure Remote Access コンポーネントは、アンインストーラによってアンインストールされません。設定された Portal Server Secure Remote Access コンポーネントを手動でアンインストールする必要があるのは、このためです。アンインストールを行わないと、同じホストへの後続のインストールでインストール関連の問題が発生する原因になります。


Service Registry のアンインストール動作

表 7–9 Service Registry のアンインストールの詳細

トピック 

詳細 

設定データ 

レジストリ設定プロセスは、レジストリデータベースドメインおよびサーバーキーストアを JavaES-install-dir ディレクトリ内にインストールします。

このディレクトリは、Service Registry をアンインストールしても削除されません。この安全メカニズムにより、将来のインストールまたはリリースで使用するために、必要に応じてデータベースを残しておくことができます。 

このコンポーネントに必要なその他のインストール 

Application Server (ドメイン管理サーバーとコマンド行管理ツール) 

HADB 

Message Queue 

このインストールを必要とする製品 

なし 

アンインストール前の作業 

1. 次のコマンドを使って、Service Registry ドメインを停止します。 

JavaES-install-dir\share\ant\bin\ant.bat -f build-install.xml appserver.domain.stop

2. 次のコマンドを使って、Service Registry ドメインを削除します。 

JavaES-install-dir\share\ant\bin\ant.bat -f build-install.xml appserver.domain.delete

レジストリデータベースを将来の使用のために保存しておく場合は、レジストリを再インストールする前に、ServiceRegistry-base ディレクトリを別の場所にコピーします。

アンインストール後の作業 

場合によっては、アンインストーラではインストールファイルの一部またはすべてが削除されないことがあります。最終的なクリーンアップを行うには、ServiceRegistry-base ディレクトリとその内容を削除します。

Service Registry データベース、ドメイン、およびキーストアが格納されたディレクトリは、レジストリのアンインストール時に削除されません。 

必要であれば、このディレクトリを手動で削除してもかまいません。ただし、このデータベースを保存しておき、将来のインストール時やリリース時に使用するには、レジストリの再インストール前にそれらのディレクトリを別の場所にコピーし、再インストール後にそれを元の場所にコピーして戻します。 

データベースとキーストアファイルの復元後、プラットフォーム固有のバリアントを使用して次のコマンドを実行します。 

JavaES-install-dir\share\ant\bin\ant.bat -f build-install.xml appserver.domain.stop export.registryOperatorCert install.cacerts appserver.domain.start

Web Proxy Server のアンインストール動作

表 7–10 Web Proxy Server のアンインストールの詳細

トピック 

詳細 

設定データ 

インストール場所の下にある alias ディレクトリ内の証明書データベースファイルのみが維持されます。その他のファイルはすべて削除されます。 

依存関係 

Directory Server (省略可能。外部 LDAP アクセス制御が選択された場合) 

アンインストール前の作業 

Web Proxy Server のすべてのインスタンスを停止します。 

アンインストール後の作業 

WebProxyServer-base\alias ディレクトリの下に証明書データベースが保存されています。再インストールを実行する前に、この証明書データベースを移動し、古いインストールディレクトリを削除する必要があります。

Web Server のアンインストール動作

表 7–11 Web Server のアンインストールの詳細

トピック 

詳細 

設定データとユーザーデータ 

  • Web Server 管理サーバーインスタンスと Web Server インスタンスは、アンインストールが完了する前に停止されます。

  • Web Server のインストールディレクトリおよびインスタンスディレクトリは、アンインストーラを実行しなければ削除できません。

このコンポーネントに必要なその他のインストール 

なし 

このインストールを必要とする製品 

Web Server を Web コンテナとして使用するように設定されたコンポーネント: Access Manager と Portal Server。Application Server ロードバランスプラグイン (Application Server が Web Server を Web コンテナとして使用する場合)。 

アンインストール前の作業 

なし 

アンインストール後の作業 

設定データを維持する場合は、インストールディレクトリ内の管理サーバーインスタンスと Web Server インスタンスのディレクトリのバックアップを行います。 

アンインストール後に同じ場所に Web Server をインストールする場合は、インストールディレクトリが存在していてはなりません。同じ場所に再インストールする場合は、インストールディレクトリとすべてのカスタム設定ファイルを事前に手動で削除しなければならない場合があります。 

グラフィカルモードでのアンインストールプログラムの実行

「前提条件の確認」の関連作業が完了すると、アンインストールプログラムを実行する準備が整います。

ProcedureWindows ウィザード/グラフィカルアンインストールプログラムを起動する

  1. 「Start」、「Settings」、「Control Panel」の順に選択します。

  2. 「プログラムの追加と削除」をダブルクリックします。

  3. 「Sun Java Enterprise Systems」を選択します。

  4. 「変更と削除」をクリックします。

    プログラムを変更または削除するための「ようこそ」ページが表示されます。

Procedure現在のインストール内容を変更する

  1. InstallShield ウィザードで、新しいプログラム機能を追加する、または現在インストールされている機能を削除するために「変更」を選択します。

  2. 「次へ」をクリックします。

    コンポーネント選択ページが表示されます。

  3. コンポーネントを確認します。

    • システムにインストールされて有効になっているコンポーネントを選択できます。システムにインストールされていないコンポーネントは選択できません。

      • コンポーネントによっては、サブコンポーネントを含むものもあります。それらのコンポーネントを展開すると、対応するサブコンポーネントが表示されます。

      • サブコンポーネントを含むコンポーネントの選択を解除したときは、コンポーネントを展開し、サブコンポーネントのリストを確認します。

  4. インストールするコンポーネントを選択し、アンインストールするコンポーネントの選択を解除します。「次へ」をクリックします。

    アンインストールプログラムにより、ソフトウェアが変更されます。

Procedureインストールされているすべてのコンポーネントを削除する

  1. InstallShield ウィザードで「削除」を選択します。

  2. 「次へ」をクリックします。

    確認ダイアログボックスが表示されます。

  3. 「はい」をクリックして削除を確認します。

    「セットアップステータス」ページが表示され、次に「設定解除」ダイアログボックスが表示されます。

  4. 「はい」をクリックして Java ES コンポーネントの設定解除を確認します。

    これらの製品が設定解除されたあと、サーバーが停止され、削除されます。

  5. ウィザードの「完了」ページが表示されます。「サマリーの表示」ボタンをクリックすると、インストールまたはアンインストールの詳細事項のサマリーを表示できます。

  6. 「完了」をクリックして、アンインストールウィザードを終了します。

サイレントモードでのアンインストールプログラムの実行

サイレントアンインストールは、設定内容が似ている複数のホスト上の Java ES コンポーネントをアンインストールする場合に便利です。サイレントモードでのアンインストール手順は、第 4 章「サイレントモードでのインストール」で説明したサイレントモードでのインストール手順に似ています。

Procedureサイレントモードでアンインストールを実行する

  1. インストーラが存在するディレクトリに移動します。

    cd JavaES-install-dir

  2. Setup.bat /r コマンドを使用して、応答ファイルを作成します。

    応答ファイルを作成する場所と応答ファイルの名前を指定するには、/f1 オプションを使用します。予期しない結果を回避するため、.iss 拡張子を持つファイルの絶対パスを指定してください。たとえば、次のように入力します。

    Setup.bat /r /f1"C:\Temp\UninstallExample.iss "

    入力したデータと選択したオプションがすべて、.iss ファイルに記録されます。

  3. 以上で、レコードのアンインストール中に選択したオプションで応答ファイルを使用する準備が整いました。記録したオプションを変更するために、この応答ファイルを手動で編集することもできます。

    これで、応答ファイルを使用して、サイレントアンインストールを開始できます。

  4. インストーラが存在するディレクトリに移動します。

    cd JavaES-install-dir

  5. Setup.bat /s コマンドを入力して、サイレントモードでのアンインストール手順を開始します。

    .iss ファイルの場所を指定するには、/f1 オプションを使用します。予期しない結果を回避するために、絶対パスを指定します。たとえば、次のように入力します。

    Setup.bat /s /f1"C:\Temp\UninstallExample.iss" .

  6. (省略可能) ログファイルの別の名前と場所を指定するには、/f2 オプションを使用します。予期しない結果を回避するために、ファイルの絶対パスを指定します。たとえば、次のように入力します。

    Setup.bat /s /f1"C:\Temp\UninstallExample.iss /f2" C:\Setup.log"

    アンインストーラの実行中、インストールログの変化に注意することによって、進行状況を監視することができます。

Java ES レポータのアンインストール

Java ES Reporter は Java ES インストーラによって管理されるコンポーネントではないため、アンインストーラを使用してレポータを削除することはできません。

ProcedureJava ES レポータをアンインストールする

  1. レポータを無効にします。

    「Java ES レポータのインストール後の設定」で説明している手順に従います。

  2. 管理者として次のファイルを削除します。

    • commons-codec-1.3.jar

    • commons-httpcclient-3.0.jarc

    • mfwk_reporter.jar

    • config.properties

    • job_measurement_reporter

    • com.sun.mjwk.reporter

    • config_state.properties