Message Queue では、パフォーマンスを向上させるために持続ストア の形式に 2 つの変更が加えられました。1 つはファイルストアに対する変更で、もう 1 つは JDBC ストアに対する変更です。
ファイルストア内のトランザクション情報 - ディスク I/O を軽減し、JMS トランザクションのパフォーマンスを向上させるために、Message Queue ファイルベースの持続ストア内に格納されているトランザクション状態情報の形式が変更されました。
Oracle JDBC ストア - 以前のバージョンの Message Queue では、Oracle で使用されるストアスキーマでは、メッセージデータを格納するために LONG RAW データ型が使用されていました。Oracle 8 では、Oracle によって BLOB データ型が導入され、LONG RAW 型は使用されなくなりました。Message Queue 3.7 UR1 では、パフォーマンスとサポート性を向上させるために、データ型が BLOB に変更されました。
これらの変更がストアの互換性にも影響するため、ストアバージョンが 350 から 370 に変更されました。Message Queue 3.7 UR1 は、JDBC の持続ストアとファイルベースの持続ストアの両方で、古い 200 および 350 バージョンから 370 バージョンへの持続ストアの自動変換をサポートしています。imqbrokerd を最初に起動したときに、ユーティリティーが古いバージョンのストアを検出した場合、古いストアはそのままで、ストアを新しい形式に移行します。
このアップグレードをロールバックする必要のある場合は、Message Queue 3.7 UR1 をいったんアンインストールして、以前実行していたバージョンを再インストールします。ストアの古いコピーはそのまま残っているので、ブローカはストアの古いコピーを実行できます。