Java ES インストーラを使用したインストール処理に関連する情報を次に示します。
コンポーネントパッケージまたは RPM を直接削除した場合、次にインストーラを実行したときにインストーラはコンポーネントがまだインストールされていると認識し、正しく動作しません。
解決方法: コンポーネントパッケージまたは RPM を手動で削除した場合でも、Java ES アンインストーラを使用してコンポーネントをアンインストールする必要があります。
Java ES インストーラを実行するシステムに、インストーラを実行するための十分なスワップ空間がない場合、CLI モードのインストーラ (./installer -nodisplay) は、次の内容を含むエラーメッセージを表示したあとも実行を継続します。
com.sun.entsys.dre.DREException: Not enough space |
解決方法: このメッセージが表示された場合、インストーラを終了させてください。その後、インストーラを再び実行する前に、スワップ空間の割り当てを増やすか、既存のスワップ空間の空き容量を確保します。
Java ES 5 Update 1 インストーラをサイレントモードで実行していて、無効な ID の状態ファイルを指定した場合 (以前のバージョンの Java ES で使用した状態ファイルなどの場合)、インストーラはソフトウェアを何もインストールせず、エラーを報告しないで終了します。インストーラのログファイルには次のようなメッセージが含まれます。
エラーの発生、またはユーザーが警告に対して終了を選択したのでインストールを終了します |
解決方法: 状態ファイルの ID を Java ES 5 Update 1 インストーラが生成した有効な ID で置き換えます。ID を生成するには、次のコマンドを使用します。
./installer -id |
—no オプションを指定してインストーラを実行していて、「インストール中」ページでインストールを停止すると、インストーラが終了し、InvocationTargetException がスローされます。
InvocationTargetException thrown in method cancelConfirmed in class com.sun.wizards.core.WizardTreeManager java.lang.NullPointerException at ... |
解決方法: なし。
Solaris 10 の旧バージョンで、完全ルートゾーンに Java ES をインストールすると、インストーラに次のいずれかのメッセージが表示されます。
Unsupported components in zone Following components required by the selected components, are not supported in local zone and they can not be installed directly into the local zone. Please install these components from the global zone before proceeding the installation SharedComponent |
または
The Sun Web Console packages that are installed on your system have a defect that is preventing Java ES from installing in a while root non-global zone. In order to rectify this situation you must upgrade the Sun Web Console packages in the global zone before installing Java ES in a whole root zone. Please see the Java ES Release Notes (bug 6451030) and Installation Guide for further information. |
どちらのメッセージも、インストール済みの Sun Java Web コンソールパッケージに不正な属性設定が含まれており、それによってインストーラがパッケージをアップグレードできないために表示されます。この不正な属性設定が含まれる Sun Java Web Console パッケージは、Solaris 10、Solaris 10 1/06、Solaris 10 6/06、および Java ES 2005Q4 と一緒に出荷されました。
解決方法: この問題を解決するには、完全ルートゾーンに Java ES をインストールする前に、大域ゾーンの Sun Java Web コンソールをアップグレードする必要があります。次の 2 つの方法があります。
大域ゾーンでインストーラを実行し、「すべての共有コンポーネント」のみをインストールします。これにより、Sun Java Web コンソールパッケージがアップグレードされ、ゾーン属性が修正されるほか、大域ゾーンにその他すべての Java ES 5 共有コンポーネントがインストールされ、非大域ゾーンに伝播されます。この方法は、状況によっては利用できないことがあります。以前のバージョンの Java ES を完全ルートゾーンにインストールしている場合は、推奨されない方法です。
大域ゾーンで、Sun Java Web コンソールパッケージのみをアップグレードします。この処理を行うには、大域ゾーンにログインし、Solaris の Java ES 5 インストールディレクトリに移動します。スーパーユーザーとして、次のコマンドを実行します。
cd Product/sunwebconsole ./setup |
setup スクリプトが、大域ゾーンで Sun Java Web コンソールをアップグレードし、アップグレードをすべての非大域ゾーンに伝播します。
Java ES を疎ルートゾーンでインストールするとき、疎ルートゾーンへのインストール前に、インストーラは大域ゾーンにアップグレードする必要があるコンポーネントがあるかどうかを大域ゾーンでチェックします。しかし、Solaris 10 にバンドルされている Application Server のバージョンは、アップグレード対象コンポーネントとして報告しません。
解決方法: Java ES を疎ルートゾーンにインストールする前に、大域ゾーンでインストーラを実行し、「アップグレード可」であると示されたら Application Server をアップグレードするようにします。
Java ES をインストールするときに、インストーラはシンボリックリンク /usr/jdk/entsys-j2se を作成し、コンポーネントが同じバージョンの Java SE にアクセスできるようにします。Java ES コンポーネントを大域ゾーンにインストール後、完全ルートゾーンをブートしようとしたときに、Web Console に関するエラーを受け取ることがあります。これは、Web Console パッケージが完全ルートゾーンに伝播されているにも関わらず、依存しているシンボリックリンクは伝播しないためです。
解決方法: 大域ゾーンで次のコマンドを入力して、完全ルートゾーンにシンボリックリンクを手作業で作成します (大域ゾーンにインストールされているバージョンが Java SE 5 であると仮定)。
ln -s /usr/jdk/instances/jdk1.5.0 zone-path/root/usr/jdk/entsys-j2se |
ここで zone-path は、完全ルートゾーンの作成時に指定したパスです。
Java ES インストーラは、HP-UX のデポ機構と相互作用してインストール済みコンポーネントを検索し、依存関係を確認し、ビットをインストールします。デポ機構のクライアントサーバーアーキテクチャーによりシステム応答時間が遅くなり、相互作用が繰り返されると、ほかのプラットフォームに比べてインストールプロセス全体が著しく低速化します。
解決方法: なし。
Web Console が配備するコンテナを Tomcat から Application Server にスワップするために wcswap コマンドを使用する場合、Application Server で Web Console 用にドメインが作成されていないため Web Console を起動できません。
解決方法: Linux または Windows で、Application Server を Web Console のコンテナとして使用しないでください。コンテナとして Application Server へのスワップをすでに試行した場合は、Web Console のコンテナとして Tomcat に次回スワップするために wcswap コマンドを使用できます。
解決方法: 次のいずれかの回避方法を使用します。
Java ES 5 のインストールを続行する前に、Windows マシンにすでにインストールされているバージョンの Sun Java Web Console を削除します。
以前のバージョンの Sun Java Web Console に登録したアプリケーションを引き続き使用するには、新しいバージョンの Web Console に登録し直します。
Windows プラットフォームで、すべてを「インストール時に自動的に設定」モードでインストールすると、メモリーの少ないマシンでの設定後の作業段階で原因不明の失敗が発生します。
解決方法: 次のいずれかの回避方法を使用します。
Windows OS の仮想メモリー設定を最適化します。
Java ES インストーラを起動する前に、不要なプログラムやサービスをすべて停止して、RAM の空き容量を最大化します。
「カスタム」オプションを使用して、インストールする製品を選択します。
この問題は、libnspr4.dll、nss3、smime など特定の DLL が Windows system32 フォルダに存在する場合に発生します。
これらの DLL が、install-dir/share/lib にインストールされる Java ES バージョンの DLL と衝突するため、Java ES サーバー群の正常な動作が妨げられます。
解決方法: Java ES サーバーで正しいバージョンの DLL が使用されるように、system32 フォルダ内の 該当するDLL の名前を変更します。
DLL の名前を変更すると、system32 フォルダにそれらの DLL をインストールした旧バージョンのアプリケーションが機能しなくなる可能性があります。
解決方法: Windows XP Professional でゲストアカウントを無効にする必要があります。
認証が成功するためには、レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa\ForceGuest を 0 に設定する必要があります。
ファイル記述子の制限値の設定が小さすぎる場合、一部のコンポーネントを正しく設定できません。このような設定エラーはインストーラによって報告されませんが、設定ログファイルには記録されます。
解決方法: インストールの前に、ファイル記述子の制限値を 1024 や 2048 などの大きい値に設定します。インストールの終了後、ファイル記述子の制限を元の値にリセットすることができます。
インストーラは、共有コンポーネントが評価コンポーネントかどうかをチェックし、実際に評価コンポーネントである場合には置き換えられるべきですが、その置き換えを実行しません。評価コンポーネントである場合には置き換えるべきです。
解決方法: インストールを開始する前に、ワークステーションに評価コンポーネントがインストールされていないことを確認してください。
ログメッセージは常に有効であるとは限らないことに留意してください。たとえば、ある種のエラーが発生したあとに、コンポーネント製品の (全部ではなく) 一部がインストールされていても「ソフトウェアがインストールされていません」というメッセージが表示されます。
コンポーネント製品を選択すると、依存するコンポーネント製品をインストーラがすべて自動的に選択します。コンポーネント製品選択ページには、元のコンポーネント製品とともに依存関係にあるコンポーネント製品が選択されていることが示されません。
解決方法: なし。
ドイツ語などの一部の言語にはウィンドウが狭すぎ、インタフェース全体が表示されません。その結果、ヒントなどのテキストの右側または下部が表示されません。
解決方法: ウィンドウのサイズを手動で変更します。
HP-UX に Access Manager をインストールするとき、Access Manager が gettext バイナリを見つけられないというメッセージが表示され、インストールが失敗します。
解決方法: getext0.14.6 またはそれ以降をダウンロードしてインストールします。
Web サーバー起動障害の問題は、Access Manager の SDK 設定が原因である可能性があります。現在の配備環境で、AMConfig.properties ファイルに間違った情報が含まれていると、一連の Web サーバー起動障害が発生します。次の変数の情報が正しくありません。
com.iplanet.am.directory.host
com.iplanet.am.server.host
com.iplanet.am.console.host
com.iplanet.am.profile.host
com.iplanet.am.naming.url
com.iplanet.am.notification.url
解決方法: Access Manager SDK が Web Server とともにインストールされているノードで、<Web_Server_Instance_dir>/config/server.xml ファイルを修正して、必要な Access Manager JAR ファイルをクラスパスに追加します。
検索のパフォーマンスを改善するために、Directory Server にはいくつかの新しいインデックスが用意されています。そのため、既存のディレクトリ情報ツリー (DIT) を使用して Access Manager をインストールしたあとには、 db2index.pl スクリプトを実行して Directory Server インデックスを再ビルドしてください。例: # ./db2index.pl -D "cn=Directory Manager" -w password -n userRoot
db2index.pl スクリプトは DS-install-directory/slapd-hostname/ ディレクトリにあります。
Directory Server がすでにインストールされていて、LDAPS (SSL) のみが有効になっている場合、Access Manager のインストールは失敗します。Access Manager をインストールするには、まず Directory Server に対して LDAP (SSL なし) を有効にします。Access Manager のインストール終了後、LDAP を無効にして LDAPS のみを残すことができます。
Access Manager は、パスワード (amadmin 用など) および Directory Server ルートサフィックスでの単一引用符をサポートしません。ただし、バックスラッシュはサポートします。
Java Enterprise System インストーラを実行する際に、Directory Server の設定でユーザーが初めてログインしたときにパスワードを変更することが必要になっている場合、Access Manager のインストールは失敗します。
解決方法: Directory Server のパスワードリセットポリシーを「off」に設定します。
インストール時に classpath およびその他の Access Manager Web コンテナ環境変数は更新されますが、インストールプロセスでは Web コンテナが再起動されません。インストール後、Web コンテナが再起動する前に、Access Manager にログインしようとすると、次のエラーが返されます。
Authentication Service is not initialized. Contact your system administrator. |
解決方法: Access Manager にログインする前に Web コンテナを再起動します。ログインする前に、Directory Server も実行している必要があります。
Access Manager が、Application Server の domain.xml の JVM オプションおよびサーバークラスパスを正しく更新しません。これは、次のような処理を行った場合に発生することが確認されています。
Application Server および Directory Server をインストールして設定する。
ノードエージェントを作成する。
デフォルト以外の Application Server インスタンスを作成する。
Access Manager を「あとで設定」モードでインストールする。
amsamplesilent ファイルを編集し、amconfig を使用してそのファイルを実行する。
ブラウザを使用して Access Manager にログインしようとすると、エラーメッセージが表示される。
解決方法: Access Manager をインストールする前に、amsamplesilent ファイルを編集して、Application Server の設定箇所を次のようにします。
AS81_HOME=/opt/SUNWappserver/appserver AS81_PROTOCOL=$SERVER_PROTOCOL AS81_HOST=$SERVER_HOST #AS81_HOST=$DISTAUTH_HOST AS81_PORT=$SERVER_PORT AS81_ADMINPORT=$ADMIN_PORT AS81_ADMIN=admin AS81_ADMINPASSWD="$ADMINPASSWD" AS81_INSTANCE=server1 AS81_DOMAIN=domain1 AS81_INSTANCE_DIR=/var/opt/SUNWappserver/nodeagents/nodename/server-instance AS81_DOCS_DIR=/var/opt/SUNWappserver/nodeagents/nodename/server-instance/docroot AS81_ADMIN_IS_SECURE=true |
編集が終了したら、amconfig コマンドを実行します。
./amconfig -s amsamplesilent |
Application Server ドメイン管理サーバーをインストールした場合、以降のインストールセッションで、Application Server ノードエージェントがインストール済みで互換性があると表示されます。この問題は、ドメイン管理サーバーおよびノードエージェントが同じパッケージセットを使用し、設定のみが異なることが原因で発生します。
解決方法: なし。ノードエージェントをサポートするためのソフトウェアはインストールされています。ノードエージェントを作成するには、asadmin create-node-agent コマンドを使用します。詳細は、create-node-agent(1)を参照してください。
インストーラは、Application Server の「サーバー名」の入力を要求します。ただし、テキストフィールドに何を入力しても、インストーラはマシンの実際のホスト名を使用します。
解決方法: サーバー名がサーバーのホスト名と異なる場合は、スーパーユーザーになり、該当するドメインディレクトリ (「サーバールート」ディレクトリ) で次のように入力します。
# find . -type f -exec grep -l $HOSTNAME {} \\ ;
次に、ファイルの内容を適切に変更します。
Linux でドメインを起動しようとすると、libstdc++ を参照する例外が生成されます。これは、Application Server が Linux 上で、デフォルトではインストールされない特定の互換性のあるライブラリを必要とすることが原因で発生します。
解決方法: 次の互換性のあるライブラリをインストールします。
compat-gcc-7.3-2.96.build.i386.rpm
compat-gcc-c++-7.3-2.96.build.i386.rpm
compat-libstdc++-7.3-2.96.build.i386.rpm
これらのライブラリはデフォルトではインストールされませんが、Red Hat Linux のディストリビューションに含まれています。build の値は Red Hat Linux のバージョンによって異なる場合があることに留意してください。
Windows マシンがネットワークに接続されていないと、HADB インスタンスは起動しません。
解決方法: Windows マシンをネットワークに接続します。
Solaris 9 には Directory Server 5.1 がバンドルされます。したがって、Java ES 5 Update 1 から Directory Server をインストールしたあとは、2 つのバージョンがシステム上に存在します。Solaris 9 に含まれるバージョン 5.1 と、Java ES に含まれるバージョン 6.2 です。
そのようなシステムで Directory Server を使用するときは、必ず、管理しようとする Directory Server のバージョンと関連付けられたコマンドセットを使用する必要があります。
Solaris 10 08/07、または Solaris パッチ 120037–19 (x86) または 120473–10 (sparc) またはそれ以降が適用された Solaris 10 システムを実行している場合、Directory Server Control Center に接続しようとすると、次の形式のエラーを受け取ることがあります。
Could not contact the DSCC agent on hostname. Use the command cacaoadm to check that DSCC agent is installed and running on port port-number. |
このエラーは、Directory Server Control Center が通信する cacao プロセスの所有者がルート以外のユーザーである場合に表示され、Directory Server Control Center が実行中であっても表示されます。
解決方法: パッチ 123896–14 (x86) または 123893–04 (sparc) またはそれ以降をインストールします。
Java ES インストーラでは、Sun Java System Monitoring Console とともにインストールするコンポーネントを任意に、またはすべて選択できます。ただし Monitoring Console には、監視対象のコンポーネントと同じホスト上に、または同じ Solaris ゾーン内にインストールされたときには動作しないという制限があります。Monitoring Console をほかのコンポーネントとともに選択した場合、インストールは失敗しませんが、Monitoring Console を設定して実行することはできません。
解決方法: ほかの Java ES コンポーネントがインストールされていない専用のホストに Monitoring Console をインストールします。インストーラの実行中、ほかのコンポーネントをインストールするとき、Monitoring Console をインストール対象として選択しないでください。詳細は、『Sun Java Enterprise System 5 Update 1 Monitoring Guide』の「To Install the Monitoring Console with the Java ES Installer」の手順を参照してください。
別の方法として、Solaris 10 オペレーティングシステムを使用してローカルゾーン内に専用の論理ホストを作成することにより、ほかの Java ES コンポーネントと同じ物理マシン上に Monitoring Console をインストールできます。詳細は、『Sun Java Enterprise System 5 Update 1 Monitoring Guide』の「To Install the Monitoring Console in a Solaris Zone」の手順を参照してください。
以前に Monitoring Console をインストールして設定したホストに Java ES コンポーネントをインストールする場合は『Sun Java Enterprise System 5 Update 1 Monitoring Guide』の「To Unconfigure the Monitoring Console」の手順に従ってください。
Monitoring Console がデフォルトの場所にインストールされていないと、Web コンソールが Monitoring Console を見つけられないため、起動できません。
解決方法: Monitoring Console のインストール時にデフォルト以外の場所を指定しないでください。
Sun Java System Monitoring Console のインストール後、Java ES インストーラは Monitoring Console を自動的に設定および起動しません。
解決方法: インストール後に Monitoring Console を設定および起動するためのコマンドを手動で実行する必要があります。『Sun Java Enterprise System 5 Update 1 Monitoring Guide』の「Installing the Monitoring Console」の手順を参照し、続いて『Sun Java Enterprise System 5 Update 1 Monitoring Guide』の「Starting the Monitoring Console」の手順を参照してください。
Microsoft Windows で、Portal Server は評価プラットフォームまたは開発プラットフォームとしてのみ使用できます。配備プラットフォームとしては使用できません。
Java ES インストーラを使用して Microsoft Windows に Portal Server をインストールした場合、得られるインストール環境は正しく機能しません。
解決方法: Windows に Portal Server をインストールするときは、Java ES インストーラを使用しないでください。代わりに、Portal Server 7.1 アップデート 1 を Sun ダウンロードセンター(http://www.sun.com/download/products.xml?id=465e130d) からダウンロードします。ダウンロードに付属している ReadMe ファイルの指示に従って、Portal Server の機能するインストール環境を生成します。
Netlet で IP アドレスを使用する場合、DHCP サーバーで特定のホストの逆検索エントリが設定されていないと、そのホストに関連する操作を実行できません。
たとえば、nslookup.exe ipaddress がホスト名を返すことに失敗する場合、それらの IP アドレスに対する Netlet 操作は実行できません。
解決方法: IP アドレスではなく、ホスト名を使用します。
この問題は、Access Manager Web アプリケーションの web.xml ファイルで、AMLControllerFilter フィルタのフィルタエントリがコメントアウトされていることが原因で発生します。
解決方法: Access Manager Web アプリケーションの web.xml ファイルで、AMLControllerFilter フィルタエントリのコメントを解除します。
SampleIFrame Channel からヘルプアイコンをクリックすると、「HTTP Status 404 — /portal/docs/en/desktop/iframechann.htm is not available」と表示される。
解決方法: なし。iFrame プロバイダ にはヘルプファイルは提供されていません。
Portal Server のインストールおよびアンインストール時に、インストーラおよびアンインストーラがハングアップしているように見えます。
解決方法: 明らかに停止しているように見える場合でも、無視して Portal Server インストールまたはアンインストール処理の完了まで待機します。ローエンドのシステムでは、処理の完了に最大で 45 分かかる場合があります。
Portal Server をあるインストーラセッションでインストールし、次に Portal Server Secure Remote Access を後続のインストーラセッションでインストールする場合、インストーラは後続セッションの「Portal Server: Secure Remote Access: Portal へのアクセスの設定」ページで指定した「アクセスホスト」の値を検証しません。
解決方法: なし。
Portal Server をあるインストーラセッションでインストールし、次に Portal Server Secure Remote Access を後続のインストーラセッションでインストールする場合、インストーラは後続セッションの「Portal Server: Secure Remote Access: Portal へのアクセスの設定」ページで指定した「ログのユーザーパスワード」の値を検証しません。
その結果、portal.fabric ログには、PSFB_CSPFCO312: Incorrect LogUserPassword Entered および PSFB_CSPFCO189: Validation of gateway Data Failed などのエラーが含まれます。
解決方法: なし。
x86 プラットフォーム用の Solaris 9 アップデート 6 上に Sun Cluster 10 をインストールすると、アップデート 6 には適用されないパッチ (patch 117714–06) が要求されるため、インストールが失敗します。
解決方法: なし。x86 プラットフォームで Sun Cluster は、Solaris 9 アップデート 7 またはそれ以降が必要です。
Solaris ブートアーキテクチャープロジェクトに関して行われた変更が原因で、Solaris 10 を実行している x86 マシンがクラスタモードへの移行に失敗します。マシンの起動時に次のエラーメッセージが表示されます。
Use is subject to license terms. NOTICE: Can't open /etc/cluster/nodeid NOTICE: BOOTING IN NON CLUSTER MODE NOTICE: NO PCI PROP NOTICE: NO PCI PROP Configuring devices. Hostname: pvyom1 devfsadm: minor_init failed for module /usr/lib/devfsadm/linkmod/SUNW_scmd_link.so Loading smf(5) service descriptions: 24/24 /usr/cluster/bin/scdidadm: Could not load DID instance list. Cannot open /etc/cluster/ccr/did_instances. Not booting as part of a cluster /usr/cluster/bin/scdidadm: Could not load DID instance list. Cannot open /etc/cluster/ccr/did_instances. Note: path_to_inst might not be updated. Please 'boot -r' as needed to update. |
解決方法: 次の手順を実行します。
/boot/solaris/filelist.ramdisk に /etc/cluster/nodeid を追加します。
次のコマンドを入力します。
# bootadm update-archive # reboot -- -r |
16 ノードクラスタのすべてのノードを同時に起動しようとすると、ノードパニックが発生し、ノードが定足数を待機してハングアップします。
このバグは、プライベートインターコネクトスイッチの誤った設定が原因で発生していました。Sun Cluster プライベートインターコネクトに使用されるスイッチポートについて、スパニングツリーを無効にする必要があります。16 ノードクラスタ上ではスイッチに対してこの処理が行われず、このバグの原因となっていました。このバグのため、クラスタをオンラインにすることができません。
この問題を解決するには、Sun Cluster プライベートインターコネクトに使用されるスイッチポートについて、スパニングツリーを無効にする必要があります。
解決方法: なし。
Sun Cluster のローカライズ版パッケージのインストール中に、次の警告メッセージが Java ES インストールログに表示されます。ローカライズ版パッケージの名前は SUNW*scspmu です。この警告メッセージは、ローカライズ版コンポーネントをインストール対象として選択していない場合には表示されません。
Warning: smreg is obsolete and is preserved only for compatibility with legacy console applications. Use wcadmin instead. Type "man wcadmin" or "wcadmin --help" for more information. |
この警告は、Sun Cluster のローカライズ版パッケージが、Sun Java(TM) Web コンソール 3.x の新しいコマンドである wcadmin ではなく smreg コマンドを使用していることが原因で生成されます。このメッセージは、Sun Cluster のインストールを完了するために別の手順を実行する必要があることを暗示するため、ユーザーに誤解を与える可能性があります。
解決方法: この警告はインストールエラーによって生成されるものではありません。この警告メッセージは無視しても安全です。
インストーラには、Sun Cluster HA Application Server Agent を Application Server および HADB 8.1 とともにインストールするかどうかを選択できるオプションがあります。しかし、HA Application Server Agent は Application Server と HADB 8.1 をサポートしません。結果的に、HA Application Server を設定することができません。
解決方法: HA Application Server Agent を Application Server および HADB 8.1 とともに インストールしないでください。
Java ES 2005Q1 には、Sun Java System Directory Server 5 2004Q2 用の Sun Cluster データサービスが含まれています。Sun Java System Directory Server 5.0 か 5.1、または Netscape HTTP、バージョン 4.1.6 用の Sun Cluster データサービスが必要な場合は、Sun Cluster 3.1 データサービス 10/03 リリースで入手できます。このリリースを入手する場合は、ご購入先のカスタマサポートの担当者に連絡してください。
代わりに、Java Enterprise System 1 Accessory CD、Volume 3 からインストールされます。また、データサービスはエージェント CD からインストールされません。代わりに、Java Enterprise System 1 Accessory CD、Volume 3 からインストールされます。
Java Enterprise System インストーラの実行前に Sun Cluster Agent がインストールされていると、インストーラが Agent の追加インストールを許可しません。
解決方法: pkgadd を使用して、追加の Sun Cluster Agent をインストールします。
Windows に eval config モードで Web Server をインストールしたあと、Web Server サービスが自動的に開始されません。
解決方法: Web Server サービスを手動で開始します。
解決方法: すべての設定ファイルをバックアップします。その後、インストールディレクトリを削除してから、Java Enterprise System インストーラを使用して Web Server をインストールします。
Web Server を CLI モードでインストールしているときに範囲外のポート値を指定すると、次の紛らわしいメッセージが表示されます。
EntSysResources:webServerInstancePanel-OUtOfRangeAdminPort-Error-CLI |
解決方法: なし。
Windows オペレーティングシステムに eval config モードで Web Server をインストールしたあと、Web Proxy Server サービスが自動的に開始されません。
解決方法: Web Proxy Server サービスを手動で開始します。