多くの Java ES コンポーネントでは、適切に動作するために特定の Solaris パッチが必要です。インストーラは、インストールしようとしているコンポーネントに基づいてパッチをチェックし、追加の必要があるパッチのリストを報告します。アップグレードしている場合、またはインストーラの実行前にシステムの準備をしたい場合は、すべての Java ES コンポーネントの実行に必要なオペレーティングシステムパッチがすべて含まれるパッチクラスタをダウンロードして適用することができます。これらのパッチクラスタを入手するには、次の手順に従います。
http://sunsolve.sun.com にアクセスします。
「パッチやアップデート」をクリックします。
「推奨パッチクラスタ」をクリックします。
使用している OS のバージョンに該当する「Java ES Required OS」で始まるパッチクラスタを検索してダウンロードします。
これらのパッチクラスタには、Solaris カーネルパッチが含まれている場合があることに留意してください。したがって、次の作業を必ず行ってください。
パッチクラスタの README の内容を熟読します。また、クラスタ内の各パッチ、特にカーネルパッチの README も確認します。
シングルユーザーモードでパッチクラスタをインストールし、インストール後に再構成再起動 (boot -r) を実行します。一部のパッチがインストールに失敗し、「追加のパッチコマンドを呼び出す前に再構成再起動が必要」と報告された場合は、再起動後にもう一度クラスタをインストールする必要があります。
また、Java ES に必要な OS パッチのほとんどは、最新の Solaris アップデートにすでに含まれていることに留意してください。したがって、最新の Solaris アップデートを実行する前に Java ES インストーラを実行して、適用が必要なパッチを調べ、パッチクラスタ全体をダウンロードする代わりに必要な パッチだけをダウンロードすることができます。