Portal Server を実行するには Web コンテナが必要です。インストールを実行する際、選択する Web コンテナに応じて、以降の節で示す設定情報を指定してください。
この節では、Portal Server の Web コンテナが Application Server の場合にインストーラが必要とする情報を示します。
表 3–27 Portal Server と Application Server を連動させる場合の Web コンテナに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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インストールディレクトリ |
Application Server のインストール先ディレクトリ。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /opt/SUNWappserver/appserver Linux の場合: /opt/sun/appserver |
ドメイン名 |
Portal Server が配備される Application Server ドメイン。 デフォルト値は domain1 です。 |
サーバーインスタンスディレクトリ |
ドメインの、この Portal Server インスタンスを配備する Application Server ディレクトリへのパス。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWappserver/domains/domain1 Linux の場合: /var/opt/sun/appserver/domains/domain1 |
サーバーインスタンスポート |
Application Server がインスタンスへの接続を待機するポート。 デフォルト値は 8080 です。 |
ドキュメントルートディレクトリ |
スタティックページが保持されるディレクトリの名前。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWappserver/domains/domain1/docroot Linux の場合: /var/opt/sun/appserver/domains/domain1/docroot |
管理ポート |
Application Server 管理インスタンスが、Portal Server のインストール先ドメインで稼働するポート。 デフォルト値は 4849 です。 |
管理者ユーザー ID |
Portal Server が Application Server に管理者としてアクセスする際に使用するユーザー ID。これは、Access Manager のユーザー ID とパスワードです。 デフォルト値は admin です。 |
管理者パスワード |
Portal Server が Application Server に管理者としてアクセスする際に使用するパスワード。 |
セキュリティー保護されたサーバーインスタンスプロトコル |
このプロトコルは、サーバーインスタンスポートの値がセキュリティー保護されたポートを参照するかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は http です。 |
セキュリティー保護された管理サーバーポート |
このプロトコルは、管理ポートの値がセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は https です。 |
この節では、Portal Server の Web コンテナが Web Server の場合にインストーラが必要とする情報を示します。
表 3–28 Portal Server と Web Server を連動させる場合の Web コンテナに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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インストールディレクトリ |
Web Server のインストール先ディレクトリ。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /opt/SUNWwbsvr7 Linux の場合: /opt/sun/webserver7 |
管理ドメイン PS_DEPLOY_DOMAIN |
Portal Server の配備先の Web Server ドメイン。 デフォルト値は domain1 です。 |
インスタンスディレクトリ |
Web Server インスタンスのインストール先ディレクトリ。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWwbsvr7-hostname.domainname Linux の場合: /var/opt/sun/webserver7-hostname.domainname |
サーバーインスタンスポート |
Web Server が HTTP 接続に対して待機するポート。 デフォルト値は 8800 です。 このインストーラセッションで Web Server をインストールする場合、デフォルト値は「Web Server HTTP ポート」の値 (WS_HTTP_PORT) となります。 |
管理ホスト PS_DEPLOY_ADMIN_HOST |
管理サーバーのホスト名。 |
管理ポート PS_DEPLOY_ADMIN_PORT |
Portal Server のインストール先ドメインで Web Server 管理インスタンスが実行されているポート。 デフォルト値は 8989 です。 |
セキュリティー保護されたサーバー管理プロトコル |
このプロトコルは、Web Server インスタンスのポートがセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は https です。 |
この節では、Portal Server の Web コンテナが BEA WebLogic の場合にインストーラが要求する情報を示します。
表 3–29 Portal Server と BEA WebLogic を連動させる場合の Web コンテナに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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インストールディレクトリ |
BEA WebLogic のインストール先ディレクトリへのパス。 デフォルト値は /usr/local/bea/weblogic81 です。 |
インスタンスディレクトリ |
BEA WebLogic がユーザープロジェクトを格納するディレクトリへのパス。 デフォルト値は /usr/local/bea/user_projects/domains です。 |
JDK ホームディレクトリ PS_DEPLOY_JDK_DIR |
BEA WebLogic が使用する JDK のコピーのインストール先ディレクトリへのパス。 デフォルト値は /usr/local/bea/jdk142_05 です。 |
サーバー / クラスタポート |
BEA WebLogic が配備されるポートの番号。 デフォルト値は 7001 です。 |
サーバー / クラスタプロトコル |
「サーバー / クラスタポート」の値がセキュリティー保護されたポートを参照するかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 デフォルト値は http です。 |
管理者ユーザー ID |
BEA WebLogic 管理者 (システムユーザー) のユーザー名。 デフォルト値は weblogic です。 |
管理者パスワード |
BEA WebLogic 管理者 (システムユーザー) のパスワード。 |
管理ホスト PS_DEPLOY_ADMIN_HOST |
管理サーバーホスト名。完全修飾ドメイン名。たとえば、mycomputer.example.com です。 |
管理ポート PS_DEPLOY_ADMIN_PORT |
デフォルト値は 7001 です。 |
管理プロトコル PS_DEPLOY_ADMIN_PROTOCOL |
管理ポートがセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 デフォルト値は http です。 |
管理対象サーバー PS_DEPLOY_NOW |
BEA WebLogic Server が管理対象サーバーであるかどうかを指定します。 状態ファイルで、管理対象サーバーの場合は n を、管理対象サーバーではない場合は y を指定します。デフォルト値は n です。 |
この節では、Portal Server の Web コンテナが IBM WebSphere Application Server の場合にインストーラが要求する情報を示します。
表 3–30 Portal Server と IBM WebSphere を連動させる場合の Web コンテナに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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インストールディレクトリ |
IBM WebSphere Application Server のインストール先ディレクトリへのパス。 デフォルト値は /opt/IBM/WebSphere/Express51/AppServer です。 |
セル名 |
IBM WebSphere Application Server セルの名前。 デフォルト値は DefaultNode です。 |
ノード名 |
IBM WebSphere Application Server ノードの名前。 デフォルト値は DefaultNode です。 |
サーバーインスタンス |
IBM WebSphere Application Server インスタンスの名前。 デフォルト値は server1 です。 |
サーバーインスタンスポート |
IBM WebSphere アプリケーションインスタンスが HTTP 接続を待機するポート。この値は、通常はフロントエンド Web サーバーから設定されます。 デフォルト値は 7080 です。 |
サーバーインスタンスプロトコル |
「サーバーインスタンスポート」がセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は http です。 |
ドキュメントルートディレクトリ |
IBM WebSphere Application Server がコンテンツドキュメントを格納するディレクトリ。 デフォルト値は /opt/IBM/WebsSphere/Express51/Appserver/web/docs です。 英語以外の言語を使用する場合は、パス名の最後の部分を変更する必要があります。 |
JDK ホームディレクトリ PS_DEPLOY_JDK_DIR |
IBM WebSphere Application Server が使用する JDK インストールへのパス。 デフォルト値は /opt/IBM/WebsSphere/Express51/Appserver/java です。 |
管理者ユーザー ID |
WebSphere 管理者 (システムユーザー) のユーザー名。 デフォルト値は weblogic です。 |
管理者パスワード |
WebSphere 管理者 (システムユーザー) のパスワード。 |
PS_DEPLOY_ADMIN_HOST |
管理サーバーホスト名。完全修飾ドメイン名。たとえば、mycomputer.example.com です。 |
PS_DEPLOY_ADMIN_PORT |
デフォルト値は 7090 です。 |
PS_DEPLOY_ADMIN_PROTOCOL |
管理ポートがセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 デフォルト値は http です。 |
この節では、インストーラが Portal Server 用に必要とする Web コンテナの配備に関する情報を示します。
表 3–31 Portal Server Web コンテナの配備
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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PS_PORTALACCESS_URL |
プライマリポータルインスタンスアクセス URL。http:// hostname.domain:port/portal/dt の形式を使用します。例: http://mycomputer.example.com:8080/portal Gateway/Rewriter/Netlet プロキシ専用ノード以外のロードバランサ URL に設定できます。これらのノードの場合は、ポータルアクセス URL はロードバランサ URL ではなく、プライマリポータルインスタンス URL にしてください。 |
PS_PORTAL_ID |
ポータルを表す一意の識別子。 デフォルト値は portal1 です。 |
PS_SEARCH_ID |
ポータル内の検索インスタンスを表す一意の識別子。 デフォルト値は search1 です。 |
配備 URI |
Portal Server に関連する HTML ページ、クラス、および JAR ファイルにアクセスするための URI (Uniform Resource Identifier) プレフィックス。 値の先頭にスラッシュを含め、かつそれ以外のスラッシュを含んでいてはなりません。http://hostname.domain:port/portal の形式を使用し、ポータルアクセス URL と同じでなければなりません。 デフォルト値は /portal です。 |
PS_INSTANCE_ID |
ポータル内のポータルインスタンスを表す一意の識別子。 hostname-port の形式を使用します。例: mycomputer-8080 |
SRA_SWITCH_CORE |
このパラメータを Enabled に設定した場合は、インストーラによって、Portal Server Secure Remote Access ゲートウェイ情報を要求されます。 デフォルト値は Disabled です。 |
PS_DEVELOPER_PORTAL |
この開発者向けの機能を含むサンプルを設定するかどうかを選択します。 デフォルトでオンになっています。 |
PS_ENTERPRISE_PORTAL |
このビジネスポータル内の機能を含むサンプルを設定するかどうかを選択します。 デフォルトでオンになっています。 |
PS_COMMUNITY_PORTAL |
このコラボレーションとコミュニティー用の機能を含むサンプルを設定するかどうかを選択します。 デフォルトでオンになっています。 |