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Sun Java System Calendar Server 管理ガイド 

付録 E
Calendar Server の設定パラメータ

Sun JavaTM System Calendar Server の設定パラメータは、ics.conf および counter.conf などの設定ファイルに格納されます。

この章で説明する内容は次のとおりです。


ics.conf 設定ファイルの編集

Calendar Server の設定パラメータは、次のファイルに格納されます。

cal_svr_base/etc/opt/SUNWics5/config/ics.conf

ics.conf ファイルは ASCII テキスト形式のファイルで、各行にパラメータとその値が定義されています。パラメータの初期化は、Calendar Server のインストール時に行われます。インストール後は、テキストエディタでファイルを編集できます。


警告

ics.conf ファイル内のパラメータ設定の変更は、Sun のマニュアルで解説されている場合、またはカスタマーサポート担当者からの指示があった場合にだ行なってください。

例 : Calendar Server はリモート管理をサポートしていません。service.admin.port パラメータの値はすでに Calendar Server によって適切な値に設定されているので、変更しないでください。この値を変更すると、csadmind プロセスが正常に実行されないことがあります。


ics.conf ファイルを編集するには

  1. Calendar Server が稼動しているシステムの管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. ics.conf ファイルが格納されている cal_svr_base/etc/opt/SUNWics5/config ディレクトリに移動します。
  3. Solaris システムの vi などのテキストエディタを使用して ics.conf ファイルのパラメータを編集します。パラメータの表記規則は次のとおりです。
    • すべてのパラメータは小文字のみで記述する
    • パラメータとその値は等号 (=) で区切り、等号の前後には空白文字を挿入する 。
      例 :

      service.http.idletimeout = "120"

    • パラメータの値は二重引用符 (" ") で囲む必要がある。パラメータが複数の値をとれる場合は、値文字列全体を二重引用符で囲む。
      例 :

      calstore.calendar.owner.acl = "@@o^a^rsf^g;@@o^c^wdeic^g"

    • コメント行の先頭文字は感嘆符 (!) とする。コメント行は情報の提供だけを目的とし、Calendar Server はこれを無視する

      一部のパラメータはコメントとして記録されており、先頭に 1 つまたは 2 つの感嘆符 (! または !!) が付けられている。このようなパラメータを使用するには、感嘆符を削除し、必要に応じて値を指定する。また、新しいパラメータが適用されるように Calendar Server を再起動する必要がある

      たとえば、!!caldb.dwp.server.[hostname].ip を使用可能にするには、先頭の感嘆符 (!!) を削除し、hostname の部分に値を指定してから Calendar Server を再起動する

    • ics.conf ファイルに記録されていないパラメータを使用するには、パラメータとその値をファイルに追加する
    • 同じパラメータを複数回記録した場合、ファイルの末尾に最も近いパラメータが、それ以前のパラメータに優先して適用される
  4. ics.conf ファイルでパラメータを変更したら、新しい設定値が適用されるように、Calendar Server を停止し、再起動します (ics.conf ファイルの編集前に Calendar Server を停止しておくことも可能)。
  5. 詳細については、「Calendar Server の起動と停止」を参照してください。


設定パラメータファイル (ics.conf)

ics.conf ファイルには次のパラメータが記録されています。

ローカル設定

次の表は、ローカル設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-1 ics.conf ファイルのローカル設定用パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

local.autoprovision

"yes"

Calendar Server ユーザーの自動プロビジョニングを有効 (yes) または無効 (no) にする

local.authldapbasedn

" "

LDAP 認証のベース DN。指定しない場合は local.ugldapbasedn の設定が適用される

local.authldaphost

"localhost"

LDAP 認証用のホスト。指定しない場合は local.ugldaphost の設定が適用される

local.authldapbindcred

" "

ユーザーが指定する local.authldapbinddn 用のバインド信用情報 (パスワード)

local.authldapbinddn

" "

ユーザー DN の検索時に LDAP 認証ホストへのバインドに使用される DN。未指定または "." の場合は匿名バインド

local.authldapport

"389"

LDAP 認証用のポート。指定しない場合は local.ugldapport の設定が適用される

local.authldappoolsize

"1"

LDAP 認証用に維持される LDAP クライアント接続の最小数。指定しない場合は local.ugldappoolsize の設定が適用される

local.authldapmaxpool

"1024"

LDAP 認証用に維持される LDAP クライアント接続の最大数。指定しない場合は local.ugldapmaxpool の設定が適用される

local.lookupldap.search.minwildcardsize

"3"

出席者ルックアップ検索のワイルドカード検索に使用する文字列の最小サイズ。ゼロ (0) は常にワイルドカード検索を行うことを意味する

local.caldb.deadlock.autodetect

"no"

Berkeley データベースがデッドロック状態にあるかどうかを定期的に調べ、そうである場合はデータベースのリセットを指示する

local.enduseradmincred

" "

LDAP ユーザー設定認証用のバインド信用情報 (パスワード)

local.enduseradmindn

" "

LDAP ユーザー設定ホストへのバインドに使用される DN。このプロパティの指定は必須。"." (未指定) の場合、匿名バインドと見なされる

local.hostname

" "

Calendar Server がインストールされているマシンのホスト名

local.installeddir

" "

Calendar Server がインストールされている場所へのディレクトリパス。デフォルトは cal_svr_base/opt/SUNWics5/cal

local.instancedir

"."

Calendar Server のこのインスタンスのプログラムとデータがインストールされている場所へのディレクトリパス。デフォルトは cal_svr_base/opt/SUNWics5/cal/sbin

local.plugindir.path

" "

Calendar Server のこのインスタンスの CSAPI プラグインがインストールされている場所へのディレクトリパス

local.rfc822header.allow8bit

"n"

このサーバーが送信する電子メールメッセージでの 8 ビットヘッダーの使用を許可 (y) または拒否 (n) する

local.servergid

"icsgroup"

カウンタやログなどの Calendar Server ファイルのグループ ID (GID)

local.serveruid

"icsuser"

カウンタやログなどの Calendar Server ファイルのユーザー ID (UID)

local.sitelanguage

"en"

Calendar Server のこのインスタンスのデフォルト言語

local.smtp.defaultdomain

" "

電子メールアドレスに対応する出席者のカレンダー ID の検索で使用されるデフォルトドメインの名前。たとえば、この値が「sesta.com」に設定されている場合は、jsmith は jsmith@sesta.com として解決される

local.supportedlanguages

"en"

Calendar Server のこのインスタンスがサポートしているユーザー言語

local.ugldapbasedn

" "

LDAP ユーザー認証のベース DN。指定が必須であり、空白は許可されない

local.ugldaphost

"localhost"

LDAP ユーザー設定を格納するマシンのホスト名

local.instance.lockdir.path

cal_svr_base/opt/SUNWics5/cal/lib/lock

このサーバーインスタンスのロックファイルが格納されている場所を指定する

local.instance.pidfile.path

cal_svr_base/etc/opt/SUNWics5/config

このサーバーインスタンスの PID ファイルが格納されている場所を指定する

local.instance.counter.path

cal_svr_base/opt/SUNWics5/cal/lib/counter

このサーバーインスタンスのカウンタファイルが格納されている場所を指定する

local.instance.use.tmpfs

"false"

「true」に設定すると、service.http.sessiondir.path と service.admin.sessiondir.path の設定に基づいて、セッションデータベースのメモリベースファイルシステム (tmpfs) がオーバーレイされる

local.ugldapicsextendeduserprefs

"ceColorSet,
ceFontFace,
ceFontSizeDelta,
ceDateOrder,
ceDateSeparator,
ceClock,
ceDayHead,
ceDayTail,
ceInterval,
ceToolText,
ceToolImage,
ceDefaultAlarmStart,
ceSingleCalendarTZID,
ceAllCalendarTZIDs,
ceDefaultAlarmEmail,
ceNotifyEmail,
ceNotifyEnable,
ceDefaultView,
ceExcludeSatSun,
ceGroupInviteAll"

Calendar Server LDAP スキーマ拡張の値

local.ugldapport

"389"

LDAP ユーザー設定を格納するマシンのポート番号

local.ugldappoolsize

"1"

LDAP ユーザー設定用に維持される LDAP クライアント接続の最小数

local.ugldapmaxpool

"1024"

LDAP ユーザー設定用に維持される LDAP クライアント接続の最大数

local.domain.language

"en"

ドメインの言語

カレンダーストアの設定

次の表は、カレンダーストア設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-2 ics.conf ファイルのカレンダーストア設定用パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

calstore.anonymous.calid

"anonymous"

匿名ログインに使用されるカレンダー ID (calid)

user.allow.doublebook

"yes"

カレンダーの作成時に、ユーザーカレンダーの同一時間帯に複数の予定をスケジューリングできるように設定するかどうかを指定する

  • no : 複数のユーザーからの予約は拒否される
  • yes : 複数のユーザーからの予約は許可される

このパラメータには、ユーザーカレンダーの作成時にだけ適用される。ユーザーカレンダーの作成後は、Calendar Server はカレンダーのプロパティ (ics50calprops.db) を参照して複数のユーザーからの予約の可否を決定する

ユーザーカレンダーのカレンダープロパティを変更して複数のユーザーからの予約の可否を変更する場合は、-k オプションを指定した cscal コマンドを実行する

calstore.calendar.default.acl

"@@o^a^r^g;@@o^c^wdeic^g;@^a^fs^g;@^c^^g;@^p^r^g"

ユーザーがカレンダーを作成したときに使用されるデフォルトのアクセス制御設定を指定する。形式は、ACE (アクセス制御エントリ) 引数をセミコロンで区切ったリスト形式の文字列である

ACE の形式については、「カレンダーのアクセス制御」を参照

コマンド行ユーティリティを使用して 1 つまたは複数の ACE (アクセス制御エントリ) を指定する方法については、「cscal」を参照

calstore.calendar.owner.acl

"@@o^a^rsf^g;@@o^c^wdeic^g"

カレンダー所有者のデフォルトのアクセス制御設定を指定する

注 : ユーザーが Calendar Express のユーザーインタフェースの「プライバシー」ダイアログを使用してアクセス権を指定した場合、その権限は逆の順序で適用される。たとえば、@@o^a^rsf^g;@@o^c^wdeic^g は @@o^c^wdeic^g;@@o^a^rsf^g として適用される

calstore.calendar.create.lowercase

"no"

カレンダーの新規作成時、または LDAP CLD プラグインを使用してカレンダーを検索する場合に、Calendar Server がカレンダー ID (calid) を小文字に変換するかどうかを指定する

calstore.default.timezoneID

"America/
New_York"

次の状況でファイルをインポートする場合に適用するタイムゾーン ID

  • タイムゾーン ID が指定されていない
  • カレンダーのタイムゾーン ID が見つからない
  • ユーザーのタイムゾーン ID が見つからない

無効な値を指定した場合、サーバーは GMT (グリニッジ標準時) タイムゾーンを適用する

calstore.filterprivateevents

"yes"

Calendar Server が、非公開の、および時刻と日付のみが公開される (極秘の) 予定と作業をフィルタリング (認識) できるかどうかを指定する。no を指定した場合、Calendar Server はこれを公開予定または作業として扱う

calstore.freebusy.include.defaultcalendar

"yes"

ユーザーのデフォルトカレンダーを、そのユーザーの空き時間 / 予定ありカレンダーリストに含めるかどうかを指定する

calstore.freebusy.remove.defaultcalendar

"no"

ユーザーのデフォルトカレンダーを、そのユーザーの空き時間 / 予定ありカレンダーリストから削除できるようにするかどうかを指定する

calstore.group.attendee.maxsize

"0"

予定を拡張するときに、LDAP グループで許可される最大出席者数。を指定すると、グループ全体が拡張される

calstore.recurrence.bound

"60"

定期拡張で作成できる予定の最大数

calstore.subscribed.include.defaultcalendar

"yes"

ユーザーのデフォルトカレンダーを、そのユーザーの定期購読カレンダーリストに含めるかどうかを指定する

calstore.subscribed.remove.defaultcalendar

"no"

ユーザーのデフォルトカレンダーを、そのユーザーの定期購読カレンダーリストから削除できるようにするかどうかを指定する

calstore.userlookup.maxsize

"200"

ユーザー検索の LDAP ルックアップで返される結果の最大数。を指定すると、無制限になる

calstore.virtualdomain.mode

"n"

Calendar Server が限定仮想ドメインモードにあるかどうかを指定する (y または n)

calstore.unqualifiedattendee.fmt1.type

"uid"

予定の出席者についてディレクトリルックアップを行うときに、jdoe や jdoe:tv などの文字列を Calendar Server がどのように扱うかを指定する。次の値を指定できる

calstore.unqualifiedattendee.fmt2.type

"mailto"

Calendar Server が予定の出席者についてディレクトリルックアップを行うときに、jdoe@foo.com などのアットマーク (@) を含む文字列をどのように扱うかを指定する。次の値を指定できる

calstore.unqualifiedattendee.fmt3.type

"cn"

予定の出席者についてディレクトリルックアップを行うときに、john doe などの空白文字を含む文字列を Calendar Server がどのように扱うかを指定する。次の値を指定できる

store.partition.primary.path

"."

カレンダー情報が格納される一次ディスクパーティションの場所

カレンダーログ情報の設定

次の表は、カレンダーログ設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-3 ics.conf ファイルのカレンダーログ設定用パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

logfile.admin.logname

"admin.log"

ログ記録管理ツール用のログファイルの名前

logfile.buffersize

"0"

ログバッファのサイズ (バイト単位)

logfile.dwp.logname

"dwp.log"

DWP (データベースワイヤプロトコル) に関する情報のログ記録管理ツール用ログファイルの名前

logfile.expirytime

"604800"

ログファイルの有効期限を秒単位で指定する

logfile.flushinterval

"60"

バッファの内容をログファイルにフラッシュする間隔 (秒単位)

logfile.http.logname

"http.log"

cshttpd サービスの現在のログファイルの名前

logfile.http.access.logname

"httpd.access"

現在の http アクセスログファイルの名前

logfile.logdir

"logs"

ログファイルが格納されるディレクトリ

logfile.loglevel

"Notice"

サーバーがログに記録する情報の詳細度を指定する。各ログエントリには、CRITICAL、ALERT、ERROR、WARNING、NOTICE、INFORMATION、DEBUG (重要度順) のいずれかのレベルが割り当てられる

CRITICAL に設定した場合、Calendar Server がログに記録する情報の詳細度は最も低くなる。最も高い詳細度でログを記録するには、DEBUG を指定する。たとえば、WARNING を指定した場合は、CRITICAL、ERROR、WARNING の各レベルのログエントリが記録される

logfile.maxlogfiles

"10"

ログディレクトリ内のログファイルの最大数

logfile.maxlogfilesize

"2097152"

各ログファイルの最大サイズ (バイト単位)

logfile.maxlogsize

"20971520"

すべてのログファイルの最大合計ディスク容量 (バイト単位)

logfile.minfreediskspace

"5242880"

ログ記録用に必要な最小ディスク空き容量 (バイト単位)。この値に達すると、Calendar Server 古いログファイルの有効期限を終了してディスクの空き容量を増やそうとする。最小空き容量を回復できない場合、ログの記録は一時的に停止される

logfile.notify.logname

"notify.log"

csnotifyd サービスのログファイル名

logfile.rollovertime

"86400"

ログファイルのローテーション間隔を秒単位で指定する

サービスの設定

次の表は、サービス設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-4 ics.conf ファイルのサービス設定用パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

service.authcachesize

"10000"

Calendar Server が維持するユーザー ID (UID) とパスワードの最大数

service.authcachettl

"900"

ユーザーの UID とパスワードがキャッシュされるまでの秒数

resource.allow.doublebook

"no"

カレンダーの作成時に、リソースカレンダー (会議室や視聴覚機器などのリソースのカレンダー) の同一時間帯に複数の予定をスケジューリングできるように設定するかどうかを指定する

  • no : 複数のユーザーからの予約は拒否される
  • yes : 複数のユーザーからの予約は許可される

このパラメータには、リソースカレンダーの作成時にだけ適用される

リソースカレンダーの作成後は、Calendar Server はカレンダーのプロパティ (ics50calprops.db) を参照して複数のユーザーからの予約の可否を決定する

リソースカレンダーのカレンダープロパティを変更して複数のユーザーからの予約の可否を変更する場合は、-k オプションを指定した csresource コマンドを実行する

resource.default.acl

"@@o^a^r^g;@@o^c^wdeic^g;@^a^rsf^g"

リソースカレンダーを作成したときに使用されるデフォルトのアクセス制御設定を指定する

service.admin.alarm

"yes"

管理ツールのアラーム通知を有効 (yes) または無効 (no) にする

service.admin.calmaster.cred

" "

Calendar Server 管理者として指定されたユーザー ID のパスワード。この値の指定は、インストール時にインストーラによって要求される

service.admin.calmaster.userid

"calmaster"

Calendar Server 管理者として指定されたユーザーのユーザー ID。この値の指定は、インストール時にインストーラによって要求される

service.admin.calmaster.overrides.accesscontrol

"no"

Calendar Server の管理者がアクセス制御の適用に反してアクセスできるかどうかを指定する

service.admin.calmaster.wcap.allowgetmodifyuserprefs

"no"

Calendar Server 管理者が WCAP コマンドを使用してユーザー設定を取得、設定できるかどうかを指定する

service.admin.checkpoint

"yes"

yes を指定すると、csadmind データベースチェックポイントスレッドが開始される

service.admin.dbcachesize

"8388608"

管理セッション用の Berkeley データベースの最大キャッシュサイズ (バイト単位)

service.admin.deadlock

"yes"

yes を指定すると、csadmind データベースデッドロック検出スレッドが開始される

service.admin.diskusage

"no"

yes を指定すると、csadmind ディスク容量低下監視スレッドが開始される

service.admin.enable

"yes"

yes を指定すると、すべてのサービスを開始するときに csadmind サービスを開始し、すべてのサービスを終了するときに csadmind サービスを終了する

service.admin.idletimeout

"120"

csadmind. での HTTP 接続をタイムアウトにするまでの秒数

service.admin.ldap.enable

"yes"

yes を指定すると、service.admin.calmaster.userid に設定されるユーザーのユーザー認証で LDAP が有効になる

service.admin.maxsessions

"100"

許容される管理セッションの最大数

service.admin.maxthreads

"10"

1 管理セッションで実行されるスレッドの最大数

service.admin.numprocesses

 

並行して実行可能な管理プロセスの最大数

service.admin.port

**CAUTION**

設定不可

このパラメータは自分では設定しない。システムによって自動的に設定される。Calendar Server のリモート管理は実行できない。このポート番号を変更すると、csadmind が起動しない可能性がある

service.admin.resourcetimeout

"900"

管理接続をタイムアウトにするまでの秒数

service.admin.serverresponse

"no"

yes を指定すると、csadmind サービス応答スレッドが開始される

service.admin.sessiondir.path

" "

管理セッション要求用の一時ディレクトリ

service.admin.sessiontimeout

"1800"

csadmind での HTTP セッションをタイムアウトにするまでの秒数

service.admin.sleeptime

"2"

カレンダーサービスの状態 (稼動、終了、待機) を調べる間隔

service.admin.starttime

"300"

カレンダーサービスが開始を待機する秒数

service.admin.stoptime

"300"

カレンダーサービスが終了を待機する秒数

service.admin.stoptime.next

"60"

カレンダーサービスに終了コマンドを送信するまでの秒数

service.dcroot

"o=internet"

ディレクトリ内の DC ツリーのルートサフィックス。ホストされた (仮想) ドメイン モードのサポートに必要。「ホストされたドメイン環境への移行」も参照

service.domainname

" "

このインストールのドメイン名

service.dnsresolveclient

"no"

yes を指定すると、HTTP アクセスが許可されるかどうかについて DNS に対してクライアント IP アドレスがチェックされる

service.http.admins

"calmaster"

この Calendar Server の管理権限を持つユーザーの、空白文字で区切ったユーザー ID のリスト

service.http.allowadminproxy

"no"

yes を指定すると、プロキシ経由のログインが許可される

service.http.allowanonymouslogin

"yes"

yes を指定すると、匿名アクセス (ログインなし) が許可される

service.http.calendarhostname

" "

HTML ドキュメントを取得するための HTTP ホスト。ユーザーが完全修飾ホスト名を指定してカレンダーデータにアクセスできるようにするには、mycal@sesta.com のように、Calendar Server が稼動するマシンの完全修飾ホスト名 (マシン名、DNS ドメインとサフィックスを含む) をこの値に指定する必要がある

指定しない場合、ローカル HTTP ホストが適用される

service.http.cookies

"yes"

cookie をサポートするかどうかをサーバーに指示する (yes または no)。シングルサインオンを有効にするには、yes を指定する必要がある

service.http.dbcachesize

"8388608"

HTTP セッション用の Berkeley データベースの最大キャッシュサイズ

service.http.domainallowed

" "

"." 以外を指定した場合は、TCP ドメインに基づくフィルタリングによってアクセスが許可される。たとえば、「ALL:LOCAL.sesta.com」と指定した場合は、sesta.com ドメインのすべてのユーザーによるローカル HTTP アクセスが許可される。複数のフィルタを指定する場合は、CR-LF (改行) で区切る

service.http.domainnotallowed

" "

"." 以外を指定した場合は、TCP ドメインに基づくフィルタリングによってアクセスが拒否される。たとえば、「ALL:LOCAL.sesta.com」と指定した場合は、sesta.com ドメインのすべてのユーザーによる HTTP アクセスが拒否される。複数のフィルタを指定する場合は、CR-LF (改行) で区切る

service.http.attachdir.path

"."

インポートされたファイルが一時的に格納されるディレクトリの local.queuedir に対する相対的なパス (または、指定した場合は絶対パス)

service.http.ipsecurity

"yes"

yes を指定すると、既存のセッションを参照するすべての要求は、同じ IP アドレスから発せられているものとして検証される

service.http.enable

"yes"

yes を指定すると、すべてのサービスを開始するときに cshhpd サービスを開始し、すべてのサービスを終了するときに cshhpd サービスを終了する

service.http.idletimeout

"120"

HTTP 接続をタイムアウトにするまでの秒数

service.http.ldap.enable

"yes"

yes を指定すると、認証用の LDAP 接続とユーザー設定が作成、維持される

service.http.logaccess

"no"

yes を指定すると、サーバーへの HTTP 接続が完全にログに記録される

service.http.maxsessions

"5000"

cshttpd サービスでの HTTP セッションの最大数

service.http.maxthreads

"20"

cshttpd サービスでの HTTP 要求を処理するスレッドの最大数

service.http.numprocesses

"1"

サーバーでの実行が必要な HTTP サービス (cshttpd) プロセスの最大並行実行数

複数の CPU を持つサーバーについては、「複数 CPU 間でのロードバランスの使用」を参照

service.http.port

"80"

Calendar Server ユーザーからの HTTP 要求用のポート

service.http.proxydomainallowed

" "

"." 以外を指定した場合は、TCP ドメインに基づくフィルタリングによってプロキシログインが許可される。構文は service.http.domainallowed と同じ

service.http.resourcetimeout

"900"

HTTP セッションをタイムアウトにするまでの秒数

service.http.sessiondir.path

"http"

HTTP セッション用の一時ディレクトリ

service.http.sessiontimeout

"1800"

cshttd. サービスでの HTTP セッションをタイムアウトにするまでの秒数

service.http.sourceurl

" "

実行可能ファイルへのすべての URL 参照が格納されるディレクトリの、実行可能ファイルに対する相対パス

service.http.tmpdir

"/var/opt/SUNWics5/tmp"

実行可能ファイルへのすべての URL 参照が格納されるディレクトリの、実行可能ファイルに対する相対パス

service.http.uidir.path

"html"

デフォルトのカレンダークライアントが格納されるディレクトリ。WCAP アクセスだけを許可する場合は "" を指定する

service.http.renderhtml

"no"

Calendar Express の予定に関する「予定のタイトル」フィールドおよび「説明」フィールドでの、HTML と JavaScript のレンダリングを有効または無効にする

予定のその他のテキストフィールド、または作業のテキストフィールドでは、レンダリングは適用されない

service.ldapmemcache

"no"

yes を指定すると、LDAP SDK でキャッシュが使用される

service.ldapmemcachettl

"30"

service.ldapmemcache に yes を指定した場合に、この値は LDAP SDK に渡される。項目をキャッシュしておける最大秒数を示す。0 を指定した場合、項目をキャッシュしておける時間に制限が適用されなくなる

service.ldapmemcachesize

"131072"

service.ldapmemcache に yes を指定した場合に、この値は LDAP SDK に渡される。キャッシュに使用できるメモリの最大容量を示す (バイト単位)。0 を指定した場合、キャッシュ容量の制限は適用されなくなる

service.http.listenaddr

"INADDR_ANY"

Solaris オペレーティングシステムで、HTTP サービスがクライアント要求を待機する TCP アドレスを指定する。INADDR_ANY は任意のアドレスを意味する

service.plaintextloginpause

"0"

プレーンテキスト形式のパスワードによるユーザーの認証に成功した後の遅延時間を秒単位で指定する

service.wcap.anonymous.allowpubliccalendarwrite

"yes"

yes を指定すると、書き込み可能な公開カレンダーに対する匿名ユーザーによる書き込みが許可される

service.wcap.format

"text/calendar"

現在は空き時間 / 予定ありだけに適用されているコマンドのデフォルトの出力形式を指定する

service.wcap.freebusybegin

"30"

get_freebusy の範囲指定の開始時刻に適用される、現在時刻からのデフォルトのオフセットを指定する

service.wcap.freebusyend

"30"

get_freebusy の範囲指定の終了時刻に適用される、現在時刻からのデフォルトのオフセットを指定する

service.wcap.allowcreatecalendars

"yes"

yes を指定すると、カレンダーの作成が許可される

service.wcap.allowdeletecalendars

"yes"

yes を指定すると、カレンダーの削除が許可される

service.wcap.allowchangepassword

"no"

yes を指定すると、このサーバー経由でのユーザーによるパスワードの変更が許可される

service.wcap.allowpublicwritablecalendars

"yes"

yes を指定すると、ユーザーは、書き込み可能な公開カレンダーを所有できる

service.wcap.allowsetprefs.cn

"no"

yes を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の cn (LDAP ユーザーの共通名) の変更が許可される

service.wcap.allowsetprefs.givenname

"no"

yes を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の givenname (LDAP ユーザーの名 (姓名の名)) の変更が許可される

service.wcap.allowsetprefs.icsCalendar

"no"

yes を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の icsCalendar (ユーザーのデフォルトカレンダー ID) の変更が許可される

service.wcap.allowsetprefs.mail

"no"

yes を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の mail (ユーザーの電子メールアドレス) の変更が許可される

service.wcap.allowsetprefs.preferredlanguage

"no"

yes を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の preferredlanguage (LDAP ユーザーの選択言語) の変更が許可される

service.wcap.allowsetprefs.sn

"no"

yes を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の sn (LDAP ユーザーの姓) の変更が許可される

service.wcap.allowsetprefs.nswccalid

"no"

yes を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の nswccalid (ユーザーのデフォルトカレンダー ID) の変更が許可される

service.wcap.login.calendar.publicread

"no"

yes を指定すると、ユーザーのデフォルトカレンダーは公開読み取り / 非公開書き込みに初期設定される。no を指定すると、ユーザーのデフォルトカレンダーは非公開読み取り / 非公開書き込みに初期設定される

service.wcap.userprefs.ldapproxyauth

"no"

yes を指定すると、get_userprefs.wcap コマンドの LDAP プロキシ認証が有効になる。no を指定すると、匿名の LDAP 検索が行われる

service.wcap.validateowners

"no"

yes を指定した場合、サーバーはディレクトリ内に存在するカレンダーの各所有者を検証する必要がある (LDAP、または CSAPI 互換のユーザーディレクトリメカニズムを使用)

service.wcap.version

"3.0"

WCAP のバージョン

SSL の設定

表 E-5 は、ics.conf SSL 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。SSL パラメータのほとんどはデフォルト値を使用しますが、2 つのパラメータには SSL のデフォルト値を次のように変更する必要があります。

表 E-5 に、ics.conf パラメータとそのデフォルト設定を示します。ics.conf パラメータに適切な値が設定されているかどうかを確認してください。

表 E-5 SSL の設定パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

encryption.rsa.nssslactivation

"on"

SSL 用の RSA Cypher Encryption Family サービスを有効にする

encryption.rsa.nsssltoken

"internal"

RSA Cypher Encryption Family トークンの場所を指定する

encryption.rsa.nssslpersonalityssl

"SampleSSLServerCert"

RSA Cypher Encryption Family の証明書名を指定する

service.http.tmpdir

"/var/opt/SUNWis5/tmp

一時ディレクトリを指定する

service.http.uidir.path

"html"

UI ファイルが格納されているディレクトリを指定する

service.http.ssl.cachedir

"."

SSL キャッシュの場所への物理パスを指定する

service.http.ssl.cachesize

"10000"

SSL キャッシュデータベースの最大サイズを指定する

service.http.ssl.usessl

"no"

SSL 設定のために、値を "yes" に変更する

cshttpd プロセスが SSL サブシステムを使用するかどうかを指定する

SSL を有効にするには、次の値を設定する。"yes"

service.http.ssl.port.enable

"no"

SSL 設定のために、値を "yes" に変更する

https が http ポートで待機し、このポートを SSL ポートとするかどうかを指定する

注 : これによって、同じポートで待機するために http プロセスが無効になることはない

SSL を有効にするには、次の値を設定する。"yes"

service.http.ssl.port

"443"

cshttpd プロセスが Calendar Server ユーザーからの HTTPS 要求を受信する SSL ポートの番号を指定する

service.http.ssl.securelogin

"yes"

ログインを暗号化するかどうかを指定する

service.http.ssl.securesession

"yes"

セッション全体を暗号化するかどうかを指定する

service.http.ssl.certdb.path

"alias"

SSL 証明書データベースの場所への物理パスを指定する

service.http.ssl.certdb.password

"password"

SSL 証明書データベースのアクセスパスワードを指定する

service.http.ssl.sourceurl

"https://localhost:443"

発信元ソース URL の SSL ホスト名とポート番号を指定する

service.http.ssl.ssl2.ciphers

""

SSL2 用の暗号化方式を指定する

service.http.ssl.ssl2.sessiontimeout

"0"

SSL2 のセッションタイムアウトを指定する

service.http.ssl.ssl3.ciphers

"rsa_rc4_40_md5,
rsa_rc2_40_md5,
rsa_des_sha,
rsa_rc4_128_md5
,rsa_3des_sha"

サポートされる、または有効な SSL 暗号化方式のリストを指定する

service.http.ssl.ssl3.sessiontimeout

"0"

SSL セッションのタイムアウト値を指定する

ホストされたドメインの設定

次の表は、ホストされた (仮想) ドメインの設定用パラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-6 ホストされたドメインをサポートするための設定パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

service.virtualdomain.support

"n"

ホストされた (仮想) ドメインモードのサポートを有効 (y) または無効 (n) にする

local.schemaversion

"1"

LDAP スキーマのバージョンを指定する

  • "1" = Sun LDAP Schema 1。service.dcroot も参照
  • "2" = Sun LDAP Schema 2。service.schema2root も参照

service.dcroot

" "

local.schemaversion = 1 の場合に、LDAP ディレクトリの DC ツリーのルートサフィックスを指定する

例 : "o=internet"

service.schema2root

" "

local.schemaversion = 2 の場合に、下にすべてのドメインが属するルートサフィックスを指定する

例 : "o=sesta.com"

service.defaultdomain

" "

Calendar Server のこのインスタンスのデフォルトドメインを指定する。ログイン時にドメイン名が指定されない場合は、このドメイン名が適用される

例 : "sesta.com"

service.loginseparator

"@+"

Calendar Server が userid[login-separator]domain をパースするときに login-separator で使用される区切り文字を指定する。Calendar Server は各区切り文字を順に使用する

service.siteadmin.userid

" "

ドメイン管理者のユーザー ID を指定する

アラーム通知の設定

次の表は、アラーム通知設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-7 ics.conf ファイルのアラーム通知設定用パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

alarm.diskstat.msgalarmdescription

"percentage calendar partition diskspace available"

ディスク容量の不足時に送信されるメッセージ

alarm.diskstat.msgalarmstatinterval

"3600"

ディスク容量を監視する間隔 (秒単位)

alarm.diskstat.msgalarmthreshold

"10"

警告メッセージの送信対象となる使用可能ディスクスペースの割合 (パーセント)

alarm.diskstat.msgalarmthresholddirection

"-1"

alarm.diskavail.msgalarmthreshold に設定される割合を上回っているか、または下回っているか。-1 は下回っている、1 は上回っている

alarm.diskstat.msgalarmwarninginterval

"24"

不十分なディスク容量に関する警告メッセージを送信する間隔 (時間単位)

alarm.diskavail.msgalarmdescription

"percentage calendar partition diskspace available"

サーバーのディスク容量が不十分になった場合に送信される警告メッセージ

alarm.diskavail.msgalarmstatinterval

"3600"

サーバーが使用可能ディスク容量を調べる間隔 (秒単位)

alarm.diskavail.msgalarmthreshold

"10"

サーバーによる警告メッセージの送信対象となる使用可能ディスクスペースの割合 (パーセント)

alarm.diskavail.msgalarmthresholddirection

"-1"

alarm.diskavail.msgalarmthreshold に設定される許容割合を上回っているか、または下回っているか。-1 は下回っている、1 は上回っている

alarm.diskavail.msgalarmwarninginterval

"24"

不十分なディスク容量に関する警告メッセージを送信する間隔 (時間単位)

alarm.msgalarmnoticehost

"localhost"

サーバーアラームの送信に使用される SMTP サーバーのホスト名

alarm.msgalarmnoticeport

"25"

サーバーアラームの送信に使用される SMTP ポート

alarm.msgalarmnoticercpt

"Postmaster@localhost"

サーバーアラームの送信先電子メールアドレス

alarm.msgalarmnoticesender

"Postmaster@localhost"

サーバーが送信するアラームの送信元として指定される電子メールアドレス

alarm.msgalarmnoticetemplate

""

送信する電子メールアラームのデフォルト形式

"From:%s¥nTo:%s¥nSubject:ALARM:%s of ¥"%s¥" is %u¥n¥n%s¥n"

alarm.responsestat.msgalarmdescription

"calendar service not responding"

サービスからの応答がない場合に送信されるメッセージ

alarm.responsestat.msgalarmstatinterval

"3600"

サービスを監視する間隔 (秒単位)

alarm.responsestat.msgalarmthreshold

"100"

サービスの応答がない場合にだけ警告メッセージを送信する

alarm.responsestat.msgalarmthresholddirection

"-1"

alarm.responsestat.msgalarmthreshold の割合を上回っているか、または下回っているかを指定する。-1 は下回っている、1 は上回っている

alarm.responsestat.msgalarmwarninginterval

"24"

サービスからの応答がないことに関する警告メッセージを送信する間隔 (時間単位)

カレンダー検索データベースの設定

次の表は、カレンダー検索データベース (CLD) 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-8 ics.conf ファイルのカレンダー検索データベース (CLD) 設定パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

csapi.plugin.calendarlookup

"n"

カレンダー検索プラグインを有効 (y) または無効 (n) にする

csapi.plugin.calendarlookup.name

"*"

ロードするカレンダー検索プラグインの名前を指定する。この値にアスタリスク (*) を指定すると、Calendar Server はすべてのプラグインをロードする

caldb.cld.type

"local"

使用する CLD プラグインの種類を指定する

local は、Calendar Server が稼動するローカルサーバーにすべてのカレンダーが格納され、プラグインをロードしないことを指定する

directory は、LDAP CLD プラグインを指定する。目的のカレンダーを格納しているサーバーは、カレンダー所有者の icsDWPHost LDAP 属性を使用して特定される

caldb.dwp.server.default= "server-name"

" "

LDAP サーバーデータベース内のユーザーまたはリソースのカレンダーエントリが icsDWPHost 属性を持たない場合に、Calendar Server が使用するデフォルトの DWP サーバーの名前を完全修飾名で指定する

Calendar Express 経由、または WCAP コマンドを使用して Calendar Server にログインするユーザーが icsDWPHost 属性を持たない場合、Calendar Server はこのパラメータを使用して属性の自動プロビジョニングを行う

ユーザーがすでに icsDWPHost 属性を持っている場合は、caldb.dwp.server.default は使用されない

この名前は、DNS (ドメイン名サービス) によって有効な IP アドレスに解決できる必要がある

caldb.cld.cache.enable

"yes"

カレンダー検索データベース (CLD) のキャッシュオプションを有効 (yes) または無効 (no) にする。LDAP CLD プラグインのパフォーマンスを最適にするには、yes を指定する

caldb.cld.cache.logfilesizemb

"10"

CLD キャッシュのチェックポイントファイルの最大サイズをメガバイト単位で指定する

caldb.cld.cache.mempoolsizemb

"4"

CLD キャッシュオプションの共有サイズをメガバイト単位で指定する

caldb.cld.cache.maxthread

"1000"

CLD キャッシュオプションのデータベーススレッドの最大数を指定する

caldb.cld.cache.homedir.path

"."

CLD キャッシュオプションのデータベース予定、作業、アラームファイルの場所を指定する。デフォルト値の "." を指定した場合、これらのファイルは cal_svr_base/var/opt/SUNWics5/csdb/cld_cache ディレクトリに格納される

caldb.cld.cache.checkpointinterval

"60"

CLD キャッシュオプションのチェックポイントの間隔を秒単位で指定する

caldb.cld.cache.circularlogging

"yes"

CLD キャッシュオプション用に同期された後にチェックポイントファイルを削除するかどうかを指定する

caldb.dwp.server.host-name.ip = "host-name"

" "

カレンダーデータベースを格納するサーバーのホスト名を指定する。このサーバーでは、DWP (csdwpd) サービスが稼動している必要がある。この名前は、DNS (ドメイン名サービス) によって有効な IP アドレスに解決できる必要がある。このパラメータには、LDAP CLD プラグインによって使用される

注 : パラメータの各部で同じ host-name を完全修飾名で指定する

例 : caldb.dwp.server.sesta.com.ip ="sesta.com"

caldb.dwp.connthreshold

"1"

サーバーが新しいネットワーク接続を獲得する前にバックログされる要求の最大数

caldb.dwp.initconns

"2"

DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスクライアントが各 DWP サービスホストに対して確立する接続の初期数

caldb.dwp.initthreads

"2"

DWP (データベースワイヤプロトコル) サービス要求を処理するスレッドの初期数

caldb.dwp.maxcons

"1000"

DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスを使用するサーバーに許容される接続の最大数

caldb.dwp.maxthreads

"20"

DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスを使用するサーバーに許容されるスレッドの最大数

caldb.dwp.md5

"n"

すべての DWP (データベースワイヤプロトコル) サービス要求に大してサーバーが MD5 (Message Digest 5) の 1 方向ハッシュチェックを行うかどうかを指定する (1 方向ハッシュは、メッセージ認証用の電子署名を作成するために使用される)

  • n : MD5 ハッシュチェックを無効にする
  • y : MD5 ハッシュチェックを有効にする

caldb.dwp.server.hostname.ip

" "

指定したマシンのホスト名で DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスを使用するサーバーの IP アドレスを指定する

caldb.dwp.server.hostname.port

"9779"

指定したマシンのホスト名で DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスを使用するサーバーのポート番号を指定する

caldb.dwp.server.back-end-server.admin

" "

フロントエンドサーバーで、バックエンドサーバーとの DWP 接続に使用されるユーザー ID を指定する。back-end-server はサーバー名

caldb.dwp.server.back-end-server.cred

" "

フロントエンドサーバーで、バックエンドサーバーとの DWP 接続に使用されるパスワードを指定する。back-end-server はサーバー名

caldb.dwp.stacksize

"65536"

DWP (データベースワイヤプロトコル) サービススレッドのスタックサイズ

caldb.cld.directory.ldapbasedn

 

LDAP プラグインがカレンダー検索機構に使用されている場合の認証するベース DN

caldb.cld.directory.ldaphost

 

LDAP プラグインがカレンダー検索機構に使用される場合にアクセスする LDAP サーバーのホスト名

caldb.cld.directory.ldapbindcred

 

LDAP プラグインがカレンダー検索機構に使用される場合に local.authldapbinddn の設定で指定されたユーザーのバインド信用情報 (パスワード)

caldb.cld.directory.ldapbinddn

 

LDAP プラグインがカレンダー検索機構に使用される場合に、ユーザーの DN を検索するための認証用のバインドに使用する DN

caldb.cld.directory.ldapport

"389"

LDAP プラグインがカレンダー検索機構に使用される場合にアクセスする LDAP サーバーのポート番号

csapi.plugin.authentication

"n"

y を指定すると、csapi.plugin.authentication.name に設定されるプラグインだけがロードされる。指定しない場合は、すべての認証クラスプラグインがアルファベット順にロードされる。認証には、これらのプラグインがアルファベット順に使用される

csapi.plugin.authentication.name

" "

csapi.plugin.loadall に n を指定し、csapi.plugin.authentication に y を指定した場合、このプラグインだけがロードされる。未指定、または "." の場合、すべての認証クラスプラグインがロードされる

logfile.dwp.buffersize

"0"

DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスのログバッファのサイズ (バイト単位)

logfile.dwp.expirytime

"604800"

DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスのログファイルの有効期限が切れるまでの時間 (秒単位)

logfile.dwp.flushinterval

"60"

バッファの内容を DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスのログファイルにフラッシュする間隔 (秒単位)

logfile.dwp.logdir

"logs"

DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスのログファイルが格納されるディレクトリ

logfile.dwp.loglevel

"Notice"

サーバーがログに記録するDWP (データベースワイヤプロトコル) の情報の詳細度を指定する。DWP (データベースワイヤプロトコル) の各ログエントリには、CRITICAL、ERROR、WARNING、NOTICE、INFORMATION、DEBUG (重要度順) のいずれかのレベルが割り当てられる。この詳細度を CRITICAL に設定した場合、サーバーがログに記録する情報の詳細度は最も低くなる。最も高い詳細度でログを記録するには、DEBUG を指定する。たとえば、WARNING を指定した場合は、CRITICAL、ERROR、WARNING の各レベルのログエントリだけが記録される

logfile.dwp.maxlogfiles

"10"

ログディレクトリ内の DWP (データベースワイヤプロトコル) に関連したログファイルの最大数

logfile.dwp.maxlogfilesize

"2097152"

DWP (データベースワイヤプロトコル) の各ログファイルの最大サイズ (バイト単位)

logfile.dwp.maxlogsize

"20971520"

DWP (データベースワイヤプロトコル) のすべてのログファイルの最大合計ディスク容量 (バイト単位)

logfile.dwp.minfreediskspace

"5242880"

DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスアクティビティのログ記録用に必要な最小ディスク空き容量 (バイト単位)。この値に達すると、サーバーは古いログファイルの有効期限を終了してディスクの空き容量を増やそうとする。最小空き容量を回復できない場合、すべてのログの記録は一時的に停止される

logfile.dwp.rollovertime

"86400"

DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスのログファイルのローテーション間隔 (秒単位)

service.dwp.admin.userid

" "

バックエンドサーバーで、DWP 接続の認証に使用するユーザー ID を指定する。このパラメータは省略可能。バックエンドサーバーがユーザー ID を指定しない場合、認証は行われない

service.dwp.admin.cred

" "

バックエンドサーバーで、DWP 接続の認証に使用するパスワードを指定する。このパラメータは省略可能。バックエンドサーバーがパスワードを指定しない場合、認証は行われない

service.dwp.calendarhostname

"localhost"

DWP (データベースワイヤプロトコル) を実行しているマシンのホスト名

service.dwp.maxthreads

"1000"

並行して実行できる DWP (データベースワイヤプロトコル) サービススレッドの最大数

service.dwp.numprocesses

"1"

サーバーでの実行が必要な DWP (データベースワイヤプロトコル) サービス (csdwpd) プロセスの最大並行実行数

複数の CPU を持つサーバーについては、「複数 CPU 間でのロードバランスの使用」を参照

service.dwp.enable

"no"

yes を指定すると、すべてのサービスを開始するときに csdwpd サービスを開始し、すべてのサービスを終了するときに csdwpd サービスを終了する

service.dwp.idletimeout

"86400"

アイドル状態にある DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスの持続的接続を閉じるまでの時間 (秒単位)

service.dwp.port

"59779"

DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスが待機するポートの番号。この値は、LDAP CLD プラグインのデフォルトポート番号である

service.dwp.ldap.enable

"yes"

DWP (データベースワイヤプロトコル) サービス (csdwpd) のリモートユーザーの認証で LDAP を有効 (yes) または無効 (no) にする

service.calendarsearch.ldap

"yes"

Calendar Server が LDAP ディレクトリの後にカレンダーデータベースを検索するか (yes)、カレンダーデータベースだけを検索するか (no) を指定する

シングルサインオン (SSO) の設定

Identity Server による SSO の設定

次の表は、Identity Server を使用する場合の SSO 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-9 ics.conf ファイルの SSO 設定パラメータ (Identity Server を使用する場合) 

パラメータ

デフォルト

説明

local.calendar.sso.singlesignoff

"yes"

Calendar Server の SSO を有効 (yes) または無効 (no) にする

local.calendar.sso.amcookiename

"iPlanetDirectoryPro"

Identity Server の SSO cookie 名を指定する

local.calendar.sso.amnamingurl

"http://IdentityServer:port/amserver/namingservice"

Identity Server の SSO ネーミングサービスの URL を指定する

local.calendar.sso.amloglevel

"3"

Identity Server SSO のログレベルを指定する。範囲は 1 (非出力) から 5 (詳細)

local.calendar.sso.logname

"am_sso.log"

Identity Server の SSO API ログファイル名を指定する

Communications サーバーの信頼できるサークルテクノロジを利用した SSO の設定

次の表は、Communications サーバーの信頼できるサークルテクノロジを使用する場合の SSO 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-10 ics.conf ファイルの SSO 設定パラメータ (Communications サーバーの信頼できるサークルテクノロジを使用する場合) 

パラメータ

デフォルト値

説明

sso.appid

"ics50"

Calendar Server のこのインストールの一意のアプリケーション ID。信頼できるそれぞれのアプリケーションは、一意のアプリケーション ID を持つ

例 : sso.appid="ics50"

sso.appprefix

"ssogrp1"

SSO cookie のフォーマットに使用される接頭辞値。Calendar Server は、この接頭辞を持つ SSO cookie だけを認識するため、信頼できるすべてのアプリケーションがこれと同じ値を使用する必要がある

Calendar Server が値にハイフン (-) を追加するため、アプリケーションの接頭辞はハイフンで終わってはならない

例 : sso.appprefix="ssogrp1"

sso.appid.url

 

sso.appid に指定された値の検証 URL

例: sso.ics50.url="http://siroe.com:80/default.html"

sso.nnn.ip

sso.appid.ip

sso.appid に指定された値の IP アドレス

例 : sso.ics50.ip="123.12.456.123"

sso.cookiedomain

"."

指定ドメイン内のサーバーだけに cookie を送信するようにブラウザに指示する

この値は、ピリオド (.) から開始する必要がある

例 : .sesta.com

sso.enable

"1"

SSO を有効または無効にする

  • 1 (デフォルト) : SSO 機能を有効にする
  • SSO 機能を無効にする

このパラメータが ics.conf に指定されていない場合、Calendar Server は SSO 機能を無視する

sso.singlesignoff

"true"

true を指定すると、ユーザーがログアウトするときに、サーバーは sso.apprefix の設定値と一致するユーザーのすべての SSO cookie を削除する。false を指定した場合は、サーバーは SSO ユーザー cookie だけを削除する

sso.userdomain

" "

ユーザーの SSO 認証の一部として使用されるドメインを指定する

sso.appid.url = "verifyurl"

" "

ピア SSO ホストの検証 URL 値を指定する。信頼できるピアごとにこのパラメータが必要となる

appid は、SSO cookie が信頼できるピア SSO ホストのアプリケーション ID である。Calendar Server の appid は ics50

verifyurl は、http://host:port/VerifySSO? という形式で信頼できるピアの URL を識別する。VerifySSO の後の疑問符 (?) を省略してはならない

host はホストの URL、port はホストのポート番号を示す

たとえば、ポート番号 8883 の sesta.com 上の Calendar Server であれば、次のように指定する

sso.ics50.url = "http://sesta.com:8883/VerifySSO?"

GSE (グループスケジューリングエンジン) の設定

次の表は、GSE (グループスケジューリングエンジン) 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-11 ics.conf ファイルの GSE (グループスケジューリングエンジン) 設定パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

gse.autorefreshreplystatus

"yes"

自動再読み込み機能を有効または無効にする。自動再読み込みを有効にすると、出席者が予定企画者に返信した後に、その出席者の返信状態が、予定されているその予定のその他の出席者にも反映される

  • yes : 自動再読み込みを有効にする
  • no : 自動再読み込みを無効にする

gse.belowthresholdtimeout

"3"

受信ジョブのスケジュールキューをサーバーが走査するまでの時間を秒単位で指定する。キューに含まれるジョブが許容最大しきい値より多い場合、最後のスレッドが常にジョブキューをもう一度走査する。このため、この設定はジョブの数が最大しきい値より少ない場合にだけ適用される

この値を大きくすると、サーバーがジョブキューを走査する回数が減り、全体的なパフォーマンスが向上する

gse.maxthreads

"10"

スケジュールキューを処理するためにサーバーが並行して使用できるスレッドの最大数を指定する。各スレッドは、キュー内の 1 つのジョブを処理する

gse.retryexpiredinterval

"86400"

サーバーがグループスケジューリングジョブの完了を再試行する最大時間を秒単位で指定する。再試行の時間が指定の最大時間を超えると、サーバーは再試行有効期限が切れた状態としてそのジョブを扱い、エラーを出力する

デフォルト値の 86400 秒は 1 日を意味する

gse.retryinterval

"300"

直前に失敗したジョブをサーバーが再試行する頻度を秒単位で指定する。サーバーは、ネットワークエラーが発生した場合にだけ失敗ジョブを再試行する。ただし、このようなエラーのほとんどは致命的なエラーとして扱われ、再試行とは見なされない

gse.stacksize

"65535"

グループスケジューリングスレッドの最大スタックサイズを指定する (バイト単位)

データベースの設定

次の表は、データベース設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-12 ics.conf ファイルのデータベース設定用パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

caldb.berkeleydb.checkpointinterval

"60"

チェックポイントデータベーストランザクションの間隔 (秒単位)

caldb.berkeleydb.circularlogging

"yes"

yes を指定すると、トランザクションの同期がとれた後でデータベースチェックポイントファイルが削除される

caldb.berkeleydb.deadlockinterval

"100"

ブレークが必要なデータベースデッドロックのチェック間隔 (ミリ秒単位)

caldb.berkeleydb.homedir.path

"."

データベース予定、作業、アラームファイルが格納されるディレクトリ (プログラム実行可能ファイルに対する相対パス、または絶対パス)。デフォルトは "." で、次のディレクトリが指定される

cal_svr_base/var/opt/SUNWics5/csdb

caldb.berkeleydb.logfilesizemb

"10"

データベースチェックポイントファイルの最大サイズ (メガバイト単位)

caldb.berkeleydb.maxthreads

"10000"

データベース環境で準備が必要なスレッドの最大数

caldb.berkeleydb.mempoolsizemb

"4"

データベースの共有メモリのサイズ (メガバイト単位)

caldb.calmaster

" "

データベースの管理を担当するユーザーまたはエイリアスの電子メールアドレス

caldb.counters

"yes"

yes を指定すると、データベース統計情報 (読み取り、書き込み、削除) がカウントされる

caldb.counters.maxinstances

"100"

カウンタを持てるカレンダーの最大数。カレンダーでカウンタを有効にするには、cscal コマンド行ユーティリティを使用する

caldb.smtpmsgfmtdir

"en"

電子メール通知のフォーマットに使用するファイルのローカライズされたバージョンを含む、cal_svr_base/etc/opt/SUNWics5/config 内のディレクトリを指定する

たとえば、en は英語にローカライズされたバージョンのディレクトリを指定し、fr はフランス語にローカライズされたバージョンのディレクトリを指定する

caldb.smtpport

"25"

SMTP ホストのポート

ENS メッセージ用のカレンダーデータベースパラメータ

表 E-13 は、パラメータ、デフォルト値、説明を示しています。デフォルト値以外の値を指定するときは、ics.conf ファイルにパラメータを追加する必要があります。

表 E-13 ENS メッセージ用のカレンダーデータベースパラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

caldb.serveralarms.url 

"enp:///ics/alarm"

ENS メッセージの URL を指定する

caldb.serveralarms.contenttype

""

メッセージデータの内容の種類を指定する。text/xml または text/calendar を指定できる

caldb.berkeleydb.ensmsg.createcal

"no"

カレンダーの作成時に ENS メッセージを作成する

caldb.berkeleydb.ensmsg.createcal.url

"enp:///ics/calendarcreate"

ENS メッセージの URL を指定する

caldb.berkeleydb.ensmsg.createcal.contenttype

"text/xml"

メッセージデータの内容の種類を指定する。text/xml (デフォルト) または text/calendar を指定できる

caldb.berkeleydb.ensmsg.deletecal

"no"

カレンダーの削除時に ENS メッセージを作成する

caldb.berkeleydb.ensmsg.deletecal.url

"enp:///ics/calendardelete"

ENS メッセージの URL を指定する

caldb.berkeleydb.ensmsg.deletecal.contenttype

"text/xml"

メッセージデータの内容の種類を指定する。text/xml (デフォルト) または text/calendar を指定できる

caldb.berkeleydb.ensmsg.modifycal

"no"

カレンダーの修正時に ENS メッセージを作成する

caldb.berkeleydb.ensmsg.modifycal.url

"enp:///ics/calendarmodify"

ENS メッセージの URL

caldb.berleleydb.ensmsg.modifycal.contenttype

"text/xml"

メッセージデータの内容の種類を指定する。text/xml (デフォルト) または text/calendar を指定できる

caldb.berkeleydb.ensmsg.createevent

"no"

予定の作成時に ENS メッセージを作成する

caldb.berkeleydb.ensmsg.createevent.url

"enp:///ics/caleventcreate"

ENS メッセージの URL を指定する

caldb.berleleydb.ensmsg.createevent.contenttype

"text/xml"

メッセージデータの内容の種類を指定する。text/xml (デフォルト) または text/calendar を指定できる

caldb.berkeleydb.ensmsg.modifyevent

"no"

予定の修正時に ENS メッセージを作成する

caldb.berkeleydb.ensmsg.modifyevent.url

"enp:///ics/caleventmodify"

ENS メッセージの URL を指定する

caldb.berleleydb.ensmsg.modifyevent.contenttype

"text/xml"

メッセージデータの内容の種類を指定する。text/xml (デフォルト) または text/calendar を指定できる

caldb.berkeleydb.ensmsg.deleteevent

"no"

予定の削除時に ENS メッセージを作成する

caldb.berkeleydb.ensmsg.deleteevent.url

"enp:///ics/caleventdelete"

ENS メッセージの URL を指定する

caldb.berkeleydb.ensmsg.deleteevent.contenttype

"text/xml"

メッセージデータの内容の種類を指定する。text/xml (デフォルト) または text/calendar を指定できる

caldb.berkeleydb.ensmsg.createtodo

"no"

仕事の作成時に ENS メッセージを作成する

caldb.berkeleydb.ensmsg.createtodo.url

"enp:///ics/caltodocreate"

ENS メッセージの URL を指定する

caldb.berleleydb.ensmsg.createtodo.contenttype

"text/xml"

メッセージデータの内容の種類を指定する。text/xml (デフォルト) または text/calendar を指定できる

caldb.berkeleydb.ensmsg.modifytodo

"no"

仕事の修正時に ENS メッセージを作成する

caldb.berkeleydb.ensmsg.modifytodo.url

"enp:///ics/caltodomodify"

ENS メッセージの URL を指定する

caldb.berleleydb.ensmsg.modifytodo.contenttype

"text/xml"

メッセージデータの内容の種類を指定する。text/xml (デフォルト) または text/calendar を指定できる

caldb.berkeleydb.ensmsg.deletetodo

"no"

仕事の削除時に ENS メッセージを作成する

caldb.berkeleydb.ensmsg.deletetodo.url

"enp:///ics/caltododelete"

ENS メッセージの URL を指定する

caldb.berkeleydb.ensmsg.deletetodo.contenttype

"text/xml"

メッセージデータの内容の種類を指定する。text/xml (デフォルト) または text/calendar を指定できる

Calendar Server API の設定

表 E-14 は、CSAPI (Calendar Server API) 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-14 ics.conf ファイルの CSAPI 設定用パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

csapi.plugin.authentication

"n"

y を指定すると、csapi.plugin.authentication.name に設定されているプラグインだけがロードされる

csapi.plugin.accesscontrol

"n"

アクセス制御プラグインを有効 (y) または無効 (n) にする

csapi.plugin.authentication

"n"

y を指定すると、csapi.plugin.authentication.name に設定されるプラグインだけがロードされる。指定しない場合は、すべての認証クラスプラグインがアルファベット順にロードされる。認証には、これらのプラグインがアルファベット順に使用される

csapi.plugin.authentication.name

" "

csapi.plugin.loadall に n を指定し、csapi.plugin.authentication に y を指定した場合、このプラグインだけがロードされる。未指定、または "." の場合、すべての認証クラスプラグインがロードされる

csapi.plugin.database

"y"

y を指定すると、csapi.plugin.database.name に設定されるプラグインだけがロードされる。指定しない場合は、すべてのデータベースプラグインがアルファベット順にロードされる

csapi.plugin.database.name

"cs_caldb_berkeley10"

csapi.plugin.loadall に n を指定し、csapi.plugin.database に y を指定した場合、このプラグインだけがロードされる。未指定、または " " の場合、すべてのデータベースプラグインがアルファベット順にロードされる

csapi.plugin.datatranslator

"y"

y を指定すると、csapi.plugin.datatranslator.name に設定されるプラグインだけがロードされる。指定しない場合は、すべてのデータ変換クラスプラグインがアルファベット順にロードされる。データ変換には、これらのプラグインがアルファベット順に使用される

csapi.plugin.datatranslator.name

"cs_datatranslatorcsv10"

csapi.plugin.loadall に n を指定し、csapi.plugin.datatranslator に y を指定した場合は、このパラメータが使用される。未指定、または " " を指定した場合、すべてのデータ変換クラスプラグインがロードされる。それ以外の場合は、この指定プラグインだけがロードされる

csapi.plugin.dbtranslator

"y"

データベースからの出力をフォーマットするプラグインを有効 (y) または無効 (n) にする

csapi.plugin.dbtranslator.name

"*"

csapi.plugin.dbtranslator に y を指定した場合は、次のいずれかの処理が行われる

この値が * であれば、データベースからの出力をフォーマットするすべてのプラグインをロードする

この値がライブラリ名であれば、特定のプラグインだけをロードする

csapi.plugin.dbtranslator に n を指定した場合は、この設定は無視される

csapi.plugin.loadall

"n"

y を指定すると、プラグインディレクトリ内のすべてのプラグインがロードされる。Solaris オペレーティングシステムでは、これらのプラグインには .so という拡張子が付けられている

n を指定した場合、対応するパラメータによってフラグがつけられた特定クラスのプラグインだけがロードされる。たとえば、csapi.plugin.authentication に yes を設定した場合は、認証クラスプラグインがロードされる

csapi.plugin.userprefs

"n"

y を指定すると、csapi.plugin.userprefs.name に設定されるプラグインだけがロードされる。指定しない場合は、すべてのユーザー設定クラスプラグインがアルファベット順にロードされる。ユーザー設定には、これらのプラグインがアルファベット順に使用される

csapi.plugin.userprefs.name

" "

csapi.plugin.loadall に n を指定し、csapi.plugin.userprefs に y を指定した場合は、このパラメータが使用される。未指定、または " " を指定した場合、すべてのユーザー設定クラスプラグインがロードされる。それ以外の場合は、この指定プラグインだけがロードされる

ENS (予定通知サーバー) の設定

Calendar Server は、ENS (外部通知サーバー) という外部の汎用サービスを使用するように設定できます。ENS は、特定の領域に分類できるサーバーレベルの予定レポートを受け付け、特定の予定カテゴリが登録されている他のサーバーに、そのカテゴリの予定について通知します。Calendar Server は ENS を使用してアラーム通知を送受信します。この通知には、運用上の一般的な警告やエラーメッセージだけでなく、カレンダー予定および作業の作成、削除、修正も含まれます。

表 E-15 は、ics.conf ファイル内の ENS (予定通知サーバー) 設定用パラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-15 ics.conf ファイルの ENS (予定通知サーバー) 設定用パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

service.ens.enable

"yes"

yes を指定すると、すべてのサービスを開始するときに enpd サービスを開始し、すべてのサービスを終了するときに enpd サービスを終了する

service.ens.host

"localhost"

ENS (予定通知サーバー) が稼動するマシンのホスト名

service.ens.port

"57997"

ENS (予定通知サーバー) が稼動するマシンのポート番号

service.ens.library

"xenp"

ENS (予定通知サーバー) プラグインの名前

service.notify.enable

"yes"

yes を指定すると、すべてのサービスを開始するときに csnotifyd サービスを開始し、すべてのサービスを終了するときに csnotifyd サービスを終了する

service.notify.maxretrytime

"-1"

ENS (予定通知サーバー) への接続に失敗した場合に csnotifyd が何回連続して再試行するかを指定する

-1 を指定すると、アラームスレッドは無制限に再試行を繰り返す

service.notify.retryinterval

"3"

ENS (予定通知サーバー) への接続に失敗した後に、csnotifyd が再試行を開始するまでの秒数

service.notify.startupretrytime

"0"

Calendar Server が ENS (予定通知サーバー) への接続試行を停止するまでの合計秒数。この設定は caldb.serveralarms.maxretrytime に似ているが、これはアラームスレッドが最初に開始された場合にだけ適用される。アラームスレッドが正常に開始された後は、caldb.serveralarms.maxretrytime が使用される

0 を指定すると、起動時に ENS (予定通知サーバー) への接続に失敗した直後にアラームスレッドは終了する

ens.startlistener

"0"

許容できる値は次のとおり

caldb.berkeleydb.alarmretrytime

"300"

復元可能なアラーム配信エラーの発生後、再試行までの時間を秒単位で指定する

caldb.berkeleydb.ensmsg.createcal

"no"

yes を指定すると、次の形式のカレンダーが作成されたときに ENS (予定通知サービス) メッセージが作成される

enp://ics/createcal?calid=cal

caldb.berkeleydb.ensmsg.modifycal

"no"

yes を指定すると、次の形式のカレンダーが修正されたときに ENS (予定通知サービス) メッセージが作成される

enp://ics/modifycal?calid=cal

caldb.berkeleydb.ensmsg.deletecal

"no"

yes を指定すると、次の形式のカレンダーが削除されたときに ENS (予定通知サービス) メッセージが作成される

enp://ics/deletecal?calid=cal

caldb.berkeleydb.ensmsg.advancedtopics

"no"

修正予定通知の配信方法を指定する

  • yes : 対応するトピック (caldb.berkeleydb.ensmsg.replyevent、caldb.berkeleydb.ensmsg.refreshevent、caldb.berkeleydb.ensmsg.modifyevent) に対して配信することで、修正通知は返信、再読み込み、修正のトランザクションを区別する
  • no : 返信、再読み込み、修正のどのトランザクションでも、修正予定通知は caldb.berkeleydb.ensmsg.modifyevent トピックに配信される

caldb.berkeleydb.ensmsg.createevent

"no"

yes を指定すると、予定の作成時に ENS (予定通知サービス) メッセージが作成される

caldb.berkeleydb.ensmsg.deleteevent

"no"

yes を指定すると、予定の削除時に ENS (予定通知サービス) メッセージを作成する

caldb.berkeleydb.ensmsg.modifyevent

"no"

yes を指定すると、予定の修正時に ENS (予定通知サービス) メッセージを作成する

caldb.berkeleydb.ensmsg.refreshevent

"no"

予定の再読み込み時に Calendar Server が ENS (予定通知サービス) メッセージを作成するかどうかを指定する (yes または no)

caldb.berkeleydb.ensmsg.refreshevent.contenttype

"text/xml"

予定の再読み込みに関するメッセージデータのコンテンツタイプを指定する。text/xml または text/calendar を指定できる

caldb.berkeleydb.ensmsg.refreshevent.url

"enp:///ics/caleventrefresh"

予定の再読み込みに関する ENS (予定通知サービス) メッセージの URL を指定する

caldb.berkeleydb.ensmsg.replyevent

"no"

予定の返信に関する ENS (予定通知サービス) メッセージを Calendar Server が作成するかどうかを指定する (yes または no)

caldb.berkeleydb.ensmsg.replyevent.contenttype

"text/xml"

予定の返信に関するメッセージデータのコンテンツタイプを指定する。text/xml または text/calendar を指定できる

caldb.berkeleydb.ensmsg.replyevent.url

"enp:///ics/caleventreply"

予定の返信に関する ENS (予定通知サービス) メッセージの URL を指定する

caldb.berkeleydb.ensmsg.createtodo

"no"

yes を指定すると、次の形式の仕事 (作業) が作成されたときに ENS (予定通知サービス) メッセージが作成される

enp://ics/createtodo?uid=uid&rid=rid

caldb.berkeleydb.ensmsg.modifytodo

"no"

yes を指定すると、次の形式の仕事 (作業) が修正されたときに ENS (予定通知サービス) メッセージが作成される

enp://ics/modifytodo?uid=uid&rid=rid

caldb.berkeleydb.ensmsg.deletetodo

"no"

yes を指定すると、次の形式の仕事 (作業) が削除されたときに ENS (予定通知サービス) メッセージが作成される

enp://ics/deletetodo?uid=uid&rid=rid

caldb.berkeleydb.ensmsg.qsize

"10000"

メモリ内の ENS (予定通知サーバー) メッセージキューの初期サイズ。このキューには、アラーム以外の ENS メッセージが格納される

caldb.berkeleydb.ensmsg.schedreq

"no"

yes を指定すると、次の形式の削除されたカレンダーにスケジューリング要求が書き込まれたときに ENS (予定通知サービス) メッセージが作成される

enp://ics/schedreq?calid=cal&method=method&type={event|todo}&uid=uid&rid=rid

caldb.serveralarms

"yes"

yes を指定すると、アラーム電子メールが送信される

caldb.serveralarms.acktimeout

"30"

ENS (予定通知サーバー) のアラームスレッドが、アラーム通知の配信後、csnotifyd からの受信確認を待つ秒数を指定する。この時間が経過すると、アラームスレッドはアラーム通知が処理されていないものと見なし、アラーム通知を再配信する

caldb.serveralarms.dispatchtype

"ens"

Calendar Server アラームの送信タイプを指定する

  • ens : サーバーは外部の ENS (予定通知サーバー) を使用してアラームを送受信する
  • smtp : サーバーは ENS (予定通知サーバー) をバイパスし、標準の SMTP メッセージとしてアラームを送信する

caldb.serveralarms.initthreads

"10"

ENS (予定通知サーバー) のスレッドの初期数

caldb.serveralarms.maxretrytime

"-1"

ENS (予定通知サーバー) への接続に失敗した場合にアラームスレッドが何回連続して再試行するかを指定する

-1 を指定すると、アラームスレッドは無制限に再試行を繰り返す

caldb.serveralarms.maxthreads

"10"

ENS (予定通知サーバー) のスレッドの最大数

caldb.serveralarms.retryinterval

"5"

アラームスレッド (csadmind に含まれる) が ENS (予定通知サーバー) への再接続を試行するまでの秒数

caldb.serveralarms.stacksize

"65536"

ENS (予定通知サーバー) スレッドのスタックフレームのサイズ

caldb.serveralarms.startupretrytime

"0"

Calendar Server が ENS (予定通知サーバー) への接続試行を停止するまでの合計秒数。この設定は caldb.serveralarms.maxretrytime に似ているが、これはアラームスレッドが最初に開始された場合にだけ適用される。アラームスレッドが正常に開始された後は、caldb.serveralarms.maxretrytime が使用される

0 を指定すると、起動時に ENS (予定通知サーバー) への接続に失敗した直後にアラームスレッドは終了する

caldb.smtphost

"localhost"

この SMTP ホストにアラーム電子メールが送信される

ユーザーインタフェース (UI) の設定

次の表は、ユーザーインタフェース (UI) 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-16 ics.conf ファイルのユーザーインタフェース設定用パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

ui.config.file

" "

Calendar Server は起動時にオプションの設定ファイル (xml ベース) を読み込み、ユーザーインタフェースの一部を非表示にすることができる。Calendar Server が使用できる設定ファイルは 1 つだけで、このパラメータの値は使用するファイルの名前を設定する。Calendar Server は、ユーザーインタフェースの xml ファイルと xslt ファイルが格納されている次のデータディレクトリでこのファイルを検索する

cal_svr_base/opt/SUNWics5/cal/data

Calendar Server には、ユーザーインタフェースをカスタマイズするために次のファイルが用意されている

  • nogroup_config.xml : グループスケジューリングを無効にする
  • ui_config.xml : デフォルトのユーザーインタフェース

ui.allow.anyone

"yes"

Calendar Express で「全員」ACL (アクセス制御リスト) を表示および使用できるようにする

ui.allow.domain

"no"

Calendar Express で「このドメイン」ACL (アクセス制御リスト) を表示および使用できるようにする

ui.proxyaddress.url

" "

HTML UI JavaScript ファイル内で先頭に追加されるプロキシサーバーアドレスを指定する
例 : https://web_portal.sesta.com/

ui.base.url

" "

ベースサーバーアドレスを指定する

例 : https://proxyserver

ine.invitation.enable

"yes"

予定の招待通知を制御する

yes : 通知を送信する

no : 通知を送信しない

ine.cancellation.enable  

"yes"

予定のキャンセル通知を制御する

yes : 通知を送信する

no : 通知を送信しない

ui.eventdialog.inform.enable

"no"

ユーザーが予定を作成または編集するときに、Calendar Express が「予定について連絡する人」オプションを表示するかどうかを指定する

ui.toolbar.repainting.enable

"yes"

Calendar Express ツールバーの再表示 (再読み込み) を有効 (yes) または無効 (no) にする

no を指定すると、ツールバーの XML と XSLT の変換が行われないため、パフォーマンスを向上できる。no を指定するときは、Calendar Express のどのビューで再表示を実行してもデフォルトビューに戻る

ブラウザキャッシュオプション (次のパラメータ) が有効な場合、ツールバーの再表示オプションは使用されない

browser.cache.enable

"no"

ブラウザのキャッシュオプションを有効 (yes) または無効 (no) にする。詳細については、「再表示オプションの使用」を参照

render.xslonclient.enable

"yes"

エンドユーザーブラウザでの XSLT プロセッシングのダウンロードによるクライアント側レンダリングを有効 (yes) または無効 (no) にする。詳細については、「クライアントブラウザの XSL レンダリング」を参照

 


csmonitor ユーティリティの設定

次の表は、csmonitor ユーティリティ設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E-17 ics.conf ファイル内の csmonitor ユーティリティ設定パラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

service.monitor.continuous

"0"

csmonitor を連続してループするかどうかを指定する

連続的にループしない

連続的にループする

このオプションはより多くのシステムリソースを必要とするが、デバッグモードでは便利である

service.monitor.loopsdelay

"60"

2 つの監視ループの間の遅延時間を秒単位で指定する

service.monitor.emailaddress.from

なし

csmonitor が送信するメッセージの送信元となる電子メールアドレスを指定する

service.monitor.emailaddress.to

なし

csmonitor が送信するメッセージの送信先となる電子メールアドレスを指定する

service.monitor.csdb.logthreshold

"90"

正常と判断される最大ディスク消費量のしきい値を、ディスク容量全体のパーセント値で指定する。カレンダーデータベースが存在するディレクトリ (csdb ディレクトリ) のディスク消費量がこの値に達すると、csmonitor は警告電子メールメッセージを送信する

logfile.monitor.logname

"csmonitor.log"

csmonitor のログファイル名を指定する

logfile.monitor.maxlogfilesize

"2097152"

ログファイルの最大サイズを指定する。ログファイルのサイズがこれを超えると、csmonitor はログを csmonitor.log.timestamp という名前で保存し、ログをリセットする

service.monitor.dbglevel

"0"

デバッグレベルを指定する。この値が大きいほど、csmonitor は詳細なメッセージを送信する

 


カウンタ設定ファイル (counter.conf)

Calendar Server のカウンタ (統計情報) 設定パラメータは、次のファイルに格納されます。

cal_svr_base/etc/opt/SUNWics5/config/counter.conf

counter.conf ファイルは ASCII テキスト形式のファイルで、各行にカウンタとそのパラメータ (名前、種類、サイズ (バイト単位)、説明) が定義されています。空白文字を含むパラメータは二重引用符 (" ") で囲む必要があります。コメント行の先頭文字は感嘆符 (!) です。コメント行は情報提供のみに使用されます。

カウンタ名の最初の部分は、csstats で使用されるカウンタオブジェクトを識別しています。コマンド行ユーティリティについては、付録 D 「Calendar Server のコマンド行ユーティリティのリファレンス」を参照してください。


カスタマーサポート担当者からの指示がない限り、counter.conf ファイルの内容を変更しないでください。


ここでは、Calendar Server の counter.conf パラメータについて、次の項目を説明します。

アラームカウンタ

次の表は、各アラームカウンタの名前、種類、サイズ、説明を示しています。

表 E-18 counter.conf ファイルのアラームカウンタ 

名前

種類

サイズ

説明

alarm.high

GAUGE

4

記録された最高値

alarm.low

GAUGE

4

記録された最低値

alarm.current

GAUGE

4

監視対象の現在の値

alarm.warningstate

GAUGE

4

警告状態 : 真 (1) または偽 (0)

alarm.countoverthreshold

COUNTER

4

しきい値に達した回数

alarm.countwarningsent

COUNTER

4

警告の送信回数

alarm.timelastset.desc

TIME

4

現在の値が設定された最終時刻

alarm.timelastwarning

TIME

4

アラームが送信された最終時刻

alarm.timereset

TIME

4

リセットが行われた最終時刻

alarm.timestatechanged.desc

TIME

4

アラーム状態が変化した最終時刻

ディスク使用率カウンタ

次の表は、各ディスク使用率カウンタの名前、種類、サイズ、説明を示しています。

表 E-19 counter.conf ファイルのディスク使用率カウンタ 

名前

種類

サイズ

説明

diskusage.availSpace

GAUGE

5

ディスクパーティション内で使用できる合計容量

diskusage.lastStatTime

TIME

4

統計情報が得られた最終時刻

diskusage.calPartitionPath

STRING

512

カレンダーパーティションのパス

diskusage.percentAvail

GAUGE

4

ディスクパーティション内の使用可能両方の割合 (パーセント)

diskusage.totalSpace

GAUGE

5

ディスクパーティション内の合計容量

HTTP カウンタ

次の表は、各 HTTP カウンタの名前、種類、サイズ、説明を示しています。

表 E-20 counter.conf ファイルの HTTP (httpstat) カウンタ 

名前

種類

サイズ

説明

httpstat.avgConnectionTime

GAUGE

4

接続応答の平均時間

httpstat.currentStartTime

TIME

4

Calendar Server の起動時刻

httpstat.lastConnectionTime

TIME

4

新規クライアント接続が受け付けられた最終時刻

httpstat.maxConnections

COUNTER

4

現在の接続が処理される最大回数

httpstat.maxSessions

COUNTER

4

WCAP セッションが処理される最大回数

httpstat.numConnections

COUNTER

4

処理された接続の総数

httpstat.numCurrentConnections

GAUGE

4

現在アクティブな接続の数

httpstat.numCurrentSessions

GAUGE

4

WCAP セッションの現在の数

httpstat.numFailedConnections

COUNTER

4

処理された接続失敗の総数

httpstat.numGoodLogins.desc

COUNTER

4

現在の HTTP サーバーによって処理された成功ログインの回数

httpstat.numFailedLogins

COUNTER

4

現在の HTTP サーバーによって処理された失敗ログインの回数

グループスケジューリングカウンタ

次の表は、各 GSE (グループスケジューリングエンジン) カウンタの名前、種類、サイズ、説明を示しています。

表 E-21 counter.conf ファイルの GSE (グループスケジューリングエンジン) カウンタ 

名前

種類

サイズ

説明

gsestat.lastWakeUpTime

TIME

4

GSE が稼動し、ジョブを処理した最終時刻

gsestat.lastJobProcessedTime

TIME

4

GSE がジョブを処理した最終時刻

gsestat.numJobsProcessed

COUNTER

4

GSE が処理したジョブの総数

gsestat.numActiveWorkerThreads

COUNTER

4

アクティブなワーカースレッドの総数

認証カウンタ

次の表は、各認証カウンタの名前、種類、サイズ、説明を示しています。

表 E-22 counter.conf ファイルの認証 (authstat) カウンタ 

名前

種類

サイズ

説明

authstat.lastLoginTime

TIME

4

ユーザーがログインした最終時刻

authstat.numSuccessfulLogins

COUNTER

4

処理された成功ログインの総数

authstat.numFailedLogins

COUNTER

4

処理された失敗ログインの総数

WCAP カウンタ

次の表は、各 WCAP カウンタの名前、種類、サイズ、説明を示しています。

表 E-23 counter.conf ファイルの WCAP (wcapstat) カウンタ 

名前

種類

サイズ

説明

wcapstat.numRequests

COUNTER

4

WCAP 要求の総数

データベースカウンタ

次の表は、各データベースカウンタの名前、種類、サイズ、説明を示しています。

表 E-24 counter.conf ファイルのデータベース (dbstat) カウンタ 

名前

種類

サイズ

説明

dbstat.numReads

COUNTER

4

データベース読み取りの総数

dbstat.numWrites

COUNTER

4

データベース書き込みの総数

dbstat.numDeletes

COUNTER

4

データベース削除の総数

dbstat.lastReadTime

TIME

4

データベース読み取りの最終時刻

dbstat.lastWriteTime

TIME

4

データベース書き込みの最終時刻

dbstat.lastDeleteTime

TIME

4

データベース削除の最終時刻

サーバー応答カウンタ

次の表は、各サーバー応答カウンタの名前、種類、サイズ、説明を示しています。

表 E-25 counter.conf ファイルのサーバー応答カウンタ 

名前

種類

サイズ

スケール

説明

serverresponse.lastStatTime

TIME

4

 

統計情報が得られた最終時刻

serverresponse.responseTime

GAUGE

4

2

サーバーの応答時間 (ミリ秒単位)

セッション状態カウンタ

次の表は、各セッション状態カウンタの名前、種類、サイズ、説明を示しています。

表 E-26 counter.conf ファイルのセッション状態カウンタ 

名前

種類

サイズ

スケール

説明

sessstat.maxSessions.desc

COUNTER

4

4

HTTP セッションが処理される最大回数

sessstat.numCurrentSessions

GAUGE

4

2

HTTP セッションの現在の数


通知メッセージ

Calendar Server は、表 E-27 に示される各種電子メールメッセージを送信します。これらのメッセージの形式は、表に示されるフォーマットファイル (.fmt) によって制御されます。フォーマットファイルは、次のディレクトリ内の各ロケールのディレクトリ (英語であれば /en、フランス語であれば /fr など) に格納されています。

cal_svr_base/etc/opt/SUNWics5/config

たとえば、英語バージョンの作業アラームメッセージの形式は、次のファイルに指定されています。

cal_svr_base/etc/opt/SUNWics5/config/en/mail_todoalarm.fmt

ここで説明する内容は次のとおりです。

Calendar Server のメールパラメータ

次の表は、Calendar Server の各メールパラメータのメッセージタイプ、パラメータ名、デフォルトフォーマットファイル、説明、受信者を示しています。

表 E-27 ics.conf ファイルの Calendar Server 電子メールフォーマットパラメータ 

メッセージタイプ

パラメータ

フォーマットファイル (デフォルト)

説明

受信者

予定の公開

calmail.imipeventpublish.fname

"mail_eventpublish.fmt"

予定の公開、または既存予定の変更を通知する

通知登録ユーザー

予定のキャンセル

calmail.imipeventcancel.fname

"mail_eventcancel.fmt"

予定のキャンセルを通知する

通知登録ユーザー

予定への返信

calmail.imipeventreply.fname

"mail_eventreply.fmt"

予定通知に返信する

通知登録ユーザー

予定の要求

calmail.imipeventrequest.fname

"mail_eventrequest.fmt"

予定通知に登録する

通知登録ユーザー

予定アラーム

calmail.eventreminder.fname

"mail_eventreminder.fmt"

今後公開される予定のアラーム

アラーム登録ユーザー

作業の公開

calmail.imiptodopublish.fname

"mail_todopublish.fmt"

作業の公開、または既存作業の変更を通知する

通知登録ユーザー

作業のキャンセル

calmail.imiptodocancel.fname

"mail_todocancel.fmt"

作業のキャンセルを通知する

通知登録ユーザー

作業への返信

calmail.imiptodoreply.fname

"mail_todoreply.fmt"

作業通知に返信する

通知登録ユーザー

仕事の要求

calmail.imiptodorequest.fname

"mail_todorequest.fmt"

仕事通知に登録する

通知登録ユーザー

作業アラーム

calmail.todoreminder.fname

"mail_todoreminder.fmt"

今後公開される作業のアラーム

アラーム登録ユーザー

Calendar Server は、特定の予定または作業を組み合わせ、フォーマットファイルに基づいて通知メッセージを生成します。予定または作業内のデータフィールドの値は、メッセージに出力することができます。通知メッセージには、MIME ヘッダー行と関連する特殊値を含めることもできます。特殊文字列 (フォーマット表記) を使用することで、予定、作業、MIME ヘッダーの値をメッセージに含めることができます。フォーマットファイル内の行は、メールメッセージの生成時にカレンダーデータフィールドからの実際の値に置き換えられる特殊文字列から構成されます。特殊文字列には 2 つの文字が含まれます。1 つはパーセント記号 (%) で、もう 1 つの文字は特別なフォーマット表記を表します。

次に、これらの特殊文字列について説明します。

予定通知用の特殊文字列

次の表は、フォーマットコードと、予定通知用の特殊文字列の意味を示しています。

表 E-28 予定通知用の特殊文字列 

フォーマットコード

意味

%0

ローカライズされたフォーマットでの開始時刻

%1

ローカライズされたフォーマットでの終了時刻

%A

iCalendar 形式の exdates (除外する日付をセミコロンで区切ったリスト形式の ISO8601 日付文字列)

%a

iCalendar 形式の rdates (予定日付をセミコロンで区切ったリスト形式の ISO8601 日付文字列)

%B

開始時刻 (%Z も参照)

%b

開始時刻と終了時刻を iCalendar 形式で出力する。開始時刻のパラメータが value=date という形式であれば、日付の月 / 日 / 年の部分だけが出力される。終了時刻の月 / 日 / 年の値が開始時刻と等しい場合は、開始時刻だけが生成される

%C

作成時刻

%c

予定クラス

%d

予定の説明 (%F も参照)

%E

終了時刻 (%Z も参照)

%e

iCalendar 形式の例外規則

%F

予定の説明、iCalendar 形式の折り返し行 (%d も参照)

%G

予定の地理的な場所 (緯度と経度)

%g

企画者の電子メールアドレス (この値の信頼性は保証されない)

%K

企画者の mailto:url 形式の電子メールアドレス

%k

アラームカウント

%L

場所

%l

iCalendar 形式の繰り返し規則

%M

修正時刻

%N

新規行

%n

DTSTAMP で使用される現在のタイムスタンプ

%P

優先度

%r

定期予定 ID (この予定が繰り返し予定でない場合は空白)

%S

予定のシーケンス番号

%s

概要

%t

予定の状態

%U

一意の予定識別子

%u

予定への URL

%Z

時刻フィールドコードと組み合わせて使用され、UTC 時間で時間を表示する (%B は開始時刻を現地時間で表示し、%ZB は開始時刻を UTC 時間で表示する)

%%

パーセント記号 (%) を通常文字として表示する

% (サブフォーマットコード)

コードによって識別されるデータのサブフォーマットを指定する (詳細については、「日付のサブフォーマット」を参照)

日付のサブフォーマット

日時の値は、さまざまな形式に設定できます。サブフォーマットを使用することで、日時値の形式について追加情報を指定することができます。サブフォーマットを指定しない場合、サーバーはデフォルトの形式で日時値を出力します。サブフォーマットフィールドを使用することで、適用する形式を具体的に指定することができます。

たとえば、%B は、出力文字列に予定の開始時刻を含めることを指定します。このデフォルトフォーマットでは、日付に関連するすべての情報 (日付、時刻、タイムゾーンなど) が出力されます。日時値のサブフォーマット文字列は、strftime フォーマット文字列です (「日付用の特殊文字列」を参照)。開始時刻の月と年だけが重要な場合は、%B の代わりに %(%m %Y)B というフォーマットを使用します。

次に例を示します。

The event begins:%B%N

The event ends:%(%b %d, %Y %I:%M %p)E%N

これは、次のような通知として出力されます。

The event begins Feb 02, 1999 23:30:00 GMT Standard Time

The event ends Feb 03, 1999 02:30 AM

 

条件付き出力

特定の条件が満たされる場合にだけ行を出力できると便利なことがあります。たとえば、次のような行です。

title:%S%N

start:%B%N

end:%E%N

これは、次のような通知として出力されます。

title:Staff Meeting

start:Feb 04, 1999 09:00:00

end:Feb 04, 1999 10:00:00

ただし、上の例には不正確な結果を招く 2 つの条件があります。

このような状況では、終了時刻を一切出力しない方法が最適です。デフォルトでは、タイムスタンプが all-day という属性を持つ場合、年、月、日だけが出力されます。さらに、予定の開始時刻が all-day 属性を持ち、予定が開始日と同じ日に終了する場合、特別な条件フラグが設定されます。特別な条件フラグが設定されていない場合にだけ ? 変更子を使用して条件値を出力します。

たとえば、上の例の行を次のように変更します。

title:%S%N

start:%B%N

end:%?E%N

最後の行は、開始日と終了日が同じ終日予定では出力されません。これは、一般的な終日予定 (誕生日や記念日など) について次のように出力します。

title:Staff Meeting

start:Feb 04, 1999

? フラグは、その他の変更子と組み合わせて使用することができます。
例 :

The event ends:%?(%b %d, %Y %I:%M %p)E%N

作業通知用の特殊文字列

次の表は、フォーマットコードと、作業通知用の特殊文字列の意味を示しています。

表 E-29 作業通知用の特殊文字列 

フォーマットコード

意味

%A

iCalendar 形式の exdates (除外する日付をセミコロンで区切ったリスト形式の ISO8601 日付文字列)

%a

iCalendar 形式の rdates (予定日付をセミコロンで区切ったリスト形式の ISO8601 日付文字列)

%B

開始時刻 (%Z も参照)

%C

作成時刻

%c

作業クラス

%D

締め切り日時

%d

作業の説明 (%F も参照)

%E

IMIP 形式の締め切り日時

%e

iCalendar 形式の例外規則

%F

作業の説明、iCalendar 形式の折り返し行 (%d も参照)

%G

作業の地理的な場所 (緯度と経度)

%g

企画者の電子メールアドレス (この値の信頼性は保証されない)

%K

企画者の mailto:URL 形式の電子メールアドレス

%k

アラームカウント

%L

場所

%l

iCalendar 形式の繰り返し規則

%M

修正時刻

%N

新規行

%n

現在 (DTSTAMP で使用される現在のタイムスタンプ)

%P

優先度

%r

定期予定 ID (この作業が繰り返し作業でない場合は空白)

%S

作業のシーケンス番号

%s

概要

%t

状態

%U

UID

%u

作業への URL

%Z

時刻フィールドコードと組み合わせて使用され、UTC 時間で時間を表示する (%B は開始時刻を現地時間で表示し、%ZB は開始時刻を UTC 時間で表示する)

%%

% 記号を通常文字として表示する

% (サブフォーマットコード)

コードによって識別されるデータのサブフォーマットを指定する (詳細については、「日付のサブフォーマット」を参照)

日付用の特殊文字列

次の表は、フォーマットコードと、日付用の特殊文字列の意味を示しています。


ここに示す特別な日付フォーマットコードは、利便性だけを目的に紹介されています。Calendar Server が strftime コードを書き換えるわけではなく、実際にはオペレーティングシステムの実装が使用されます。


表 E-30 日付用の特殊文字列 

フォーマットコード

意味

%a

曜日の略号表記

%A

曜日の完全表記

%b

月名の略号表記

%B

月名の完全表記

%c

ロケールに基づいて表示される日時

%d

月の日付の 10 進表記 (01 〜 31)

%H

時間の 24 時間制表記 (00 〜 23)

%I

時間の 12 時間制表記 (01 〜 12)

%j

年の日付の 10 進表記 (001 〜 336)

%m

月の 10 進表記 (01 〜 12)

%M

分の 10 進表記 (00 〜 59)

%p

12 時間制表記用の、現在のロケールの A.M./P.M.

%S

秒の 10 進表記 (00 〜 59)

%U

日曜日を週の先頭とした場合の年初からの週数 (00 〜 53)

%w

曜日の 10 進表記 (0 〜 6、日曜日が 0)

%W

月曜日を週の先頭とした場合の年初からの週数 (00 〜 53)

%x

現在のロケールの日付表記

%X

現在のロケールの時刻表記

%y

世紀部分を含まない年の 10 進表記 (00 〜 99)

%Y

世紀部分を含む年の 10 進表記

%Z

タイムゾーンの名前または略号、タイムゾーンが不明の場合は何も出力されない

%%

パーセント記号

単純な予定アラームの例

次の例は、デフォルトの予定アラームメッセージのフォーマットを示しています。

1    EVENT REMINDER
  
2  ~~MIME-Version:1.0%N
  
3  ~~Content-Type:text/plain; charset=%s%N
  
4  ~~Content-Transfer-Encoding:%x%N%N
      
5      Summary:%s%N
        
6        Start:%(%a, %d %b %Y %I:%M %p)B%N
        
7        End:(%a, %d %b %Y %I:%M %p)E%N
      
8      Location:%L%N%N
  
9  Description:%N%d%N

この例の各行について説明します。

次の例は、上の例から生成される通知メッセージのサンプルを示しています。

From:jsmith@sesta.com (James Smith)

Date:Wed, 15 Nov 1999 19:13:49

To:jsmith@sesta.com

Subject:EVENT REMINDER

MIME-Version: 1.0

Content-Type:text/plain; charset=us-ascii

Content-Transfer-Encoding:7bit
  
  Summary:smtp_rig event 1
      
      Start:Tues, 16 Nov 1999 02:00 PM
      
      End:Tues, 16 Nov 1999 03:00 PM
  
  Location:Green Conference Room
  
  Description:This is the description for a randomly generated event.

複雑な予定アラームの例

次の例は、より複雑な複数部分から構成されるメッセージを示しています。この例には、テキスト部分と IMIP PUBLISH 部分が含まれます。

EVENT PUBLICATION
~~MIME-Version:1.0%N
~~Content-Type:multipart/mixed; boundary="%b"%N%N
This is a multi-part message in MIME format.%N
~~--%b%N
~~Content-Type:text/plain; charset=%s%N
~~Content-Transfer-Encoding:%x%N%N
        Summary:%s%N
            Start:%(%a, %d %b %Y %I:%M %p)B%N
            End:%(%a, %d %b %Y %I:%M %p)E%N
        Location:%L%N%N
        Description:%N%d%N%N
~~--%b%N
~~Content-Type:text/calendar; method=%m; component=%c; charset=%s%N
~~Content-Transfer-Encoding:%x%N%N
BEGIN:VCALENDAR%N
PRODID:-//iPlanet/Calendar Hosting Server//EN%N
METHOD:PUBLISH%N
VERSION:2.0%N
BEGIN:VEVENT%N
ORGANIZER:%K%N
DTSTAMP:%Zn%N
DTSTART:%ZB%N
DTEND:%ZE%N
SUMMARY:%s%N
UID:%U%N
%R
%A
%a
%e
%l
SEQUENCE:%S%N
LOCATION:%L%N
GEO:%G%N
%F
STATUS:%t%N
END:VEVENT%N
END:VCALENDAR%N
~~--%b--



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