Sun Java™ System Instant Messaging リリースノート
バージョン 6 2004Q2
Part No. 817-7126
このリリースノートには、Sun Java System Instant Messaging 6 2004Q2 のリリース時点で判明している重要な情報が含まれています。ここでは、新機能および拡張機能、既知の問題および制限、その他の技術情報などを記載します。Instant Messaging 6 2004Q2 をお使いになる前に、このリリースノートをお読みください。
このリリースノートの最新バージョンは、Sun Java System マニュアル Web サイト http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja で参照できます。ソフトウェアをインストールおよび設定する前にこの Web サイトを参照してください。また、その後も定期的に Web サイトを参照して、最新のリリースノートや製品マニュアルを確認してください。
このリリースノートは、次の節で構成されています。
リリースノートの変更履歴
表 1 変更履歴
日付
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変更点
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2004 年 5 月 17 日
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本リリースノートの第 1 版
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2004 年 6 月 24 日
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リリースノートに対する Linux プラットフォームの更新
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Instant Messaging 6 2004Q2 の概要
Sun Java System Instant Messaging を使用すると、セキュリティが確保され、機能性の高いメッセージ交換をリアルタイムに行うことができるため、コミュニティのユーザーが迅速かつ安全に通信および共同作業を行うことができます。Sun ONE Instant Messaging は、メッセージング機能に、会議室、アラート、ニュース、調査、およびファイル転送機能を一体化することで、共同作業を行う優れた環境を提供します。このソフトウェアは、LDAP、Sun Java System Identity Server、または Sun Java System Portal Server を使用して管理されている既存のコミュニティを活用します。
ハードウェアおよびソフトウェアの要件
この節では、Sun Java System Instant Messaging ソフトウェアのインストール要件について説明します。インストールする前に、最小限のハードウェア要件およびオペレーティングシステム要件を満たしていることを確認してください。サーバーとクライアントの両方で、JRE 1.4 がサポートされています。
ここでは、以下の内容を扱います。
サーバーのオペレーティングシステム要件
このリリースの Sun Java System Instant Messaging では、次のプラットフォームがサポートされます。
サーバーのソフトウェア要件
このバージョンの Instant Messaging は、以下のバージョンのサーバーソフトウェアと互換性があります。
- Sun Java System Calendar 6 2004Q2
- Sun Java System Directory Server 5 2004Q2
- Sun Java System Identity Server 6 2004Q2
- Sun Java System Messaging Server 6 2004Q2
- Sun Java System Portal Server 6 2004Q2
- Sun Java System Web Server 6.1 Service Pack 1
サーバーのハードウェア要件
Sun Java System Instant Messaging インストール時の最小ハードウェア要件は、次のとおりです。
- ソフトウェア用として約 300M バイトの空きディスク領域
- ユーザーごとに約 5K バイトのディスク領域
- 256M バイト以上の RAM。必要な RAM の容量は、並行して実行されるクライアント接続の数およびサーバーとマルチプレクサを同一のホストに導入するかどうかに応じて変化する
クライアントのオペレーティングシステム要件
このリリースでは、次のクライアントプラットフォームがサポートされます。
クライアントのソフトウェア要件
Windows 上では、次のブラウザの Java Plug-in を使って Instant Messenger を実行できます。
- Netscape 4.7x、7 以降
- Mozilla 1.2 以降
- Internet Explorer 5.0 以降
クライアントマシンにバージョン 1.4 以上の Java がインストールされている場合、そのままの状態で Java Plug-in および Java Web Start を使用できます。Netscape Navigator v7 および最近のバージョンの Mozilla ブラウザには、バージョン 1.4 以上の Java が含まれています。Internet Explorer には最新版の Java は含まれていません。
クライアントマシンにバージョン 1.4 以上の Java がインストールされていない場合、Java Web Start をインストールする必要があります。Java v1.4 は、次の場所からダウンロードし、インストールすることができます。
http://www.java.sun.com/j2se
Java Web Start は、次の場所からダウンロードし、インストールすることができます。
http://www.java.sun.com/products/javawebstart
HTML リンクは、クリックすると Instant Messenger から起動できます。リンクがアクティブになると、メッセンジャによってブラウザが起動されます。表 2 は、サポートされているオペレーティングシステムとブラウザの組み合わせを一覧にまとめたものです。
表 2 サポートされるクライアントオペレーティングシステムとブラウザの組み合わせ
オペレーティングシステム
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ブラウザ
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Solaris
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Netscape Communicator 4.7x 以降
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Red Hat Linux 7.x
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Netscape 4.7
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Red Hat Linux 8.0 以降
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Mozilla 1.2 以降
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Windows 98/ME/NT/2000/XP
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制限なし
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Mac OS X
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制限なし
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クライアントのハードウェア要件
Instant Messenger は、大半のプラットフォーム上で 20 〜 40M バイトのメモリを消費します。メモリ要件を見積もる際には、クライアントマシン上で使用するほかのアプリケーション (オペレーティングシステムを含む) の要件も考慮してください。Instant Messenger およびほかのアプリケーションを快適に使用するためには、ほとんどの場合、128M バイト以上の RAM を搭載することが推奨されています。Windows XP など、メモリ消費量の多いオペレーティングシステムを使用する場合、より多くのメモリが必要になります。
このリリースで修正されたバグ
以下の表に、Instant Messaging 6 2004Q2 で修正されたバグを示します。
表 3 Instant Messaging 6 2004Q2 で修正されたバグ
バグ番号
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説明
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Solaris 上で Instant Messaging サーバーと Sun Java System Identity サーバーを併用する場合、root 以外のユーザーを使って Instant Messaging サーバーを実行できない
この問題は発生しなくなりました。
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Solaris 上でマルチプレクサを停止または再起動する際に、マルチプレクサがハングアップすることがある
この問題は発生しなくなりました。
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チャットメッセージの最初の文字で BackSpace キーを使うと、メッセージ全体が削除されてしまう
この問題は発生しなくなりました。
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Messenger が SunRay サーバー上のすべてのスワップ領域を使用してしまう
SunRay を配備した環境では、いずれかのユーザーのクライアントセッションがシステムのメモリをすべて消費してしまうという状況が発生します。Java 1.4.2 を使用している場合、この問題は発生しなくなりました。
回避方法
メッセンジャをアプリケーションとして実行します。次のスクリプトを実際の環境に応じて変更します (たとえば、ファイルパスやサーバー名を必要に応じて変更する)。続いて、そのスクリプトを、Web サーバー経由で各ユーザーに配布します。
#!/bin/sh
# Instant Messaging リソースファイルの場所
LIBDIR="./lib"
# Java コマンド。必要に応じて変更します
JAVA_CMD="/usr/j2se"
# Instant Messaging サーバーの名前とポート、および Instant Messaging リソースの URL
SERVER=im.example.net:29909 CODEBASE=http://www.example.net:8080/im
# 言語
if [ "$LANG" == "C" ] ; then $locale="en" else $locale='echo $LANG | cut -d _ -f 1'
fi
LD_LIBRARY_PATH=${LIBDIR}:$LD_LIBRARY_PATH
export LD_LIBRARY_PATH
IM_CLASSPATH=${LIBDIR}/messenger.jar:${LIBDIR}/imnet.jar: ${LIBDIR}/${locale}/imbrand.jar:${LIBDIR}/${locale}/imres.jar: ${LIBDIR}/jcert.jar:${LIBDIR}/jnet.jar:${LIBDIR}/jsse.jar: ${LIBDIR}/imdesktop.jar:${LIBDIR}/icalendar.jar: ${LIBDIR}/javaws.jar:${LIBDIR}/imjni.jar
echo "Starting Instant Messenger on $SERVER ..." $JAVA_CMD -classpath $IM_CLASSPATH com.iplanet.im.client.iIM server=${SERVER} help_codebase=${CODEBASE}/${locale}/imhelp > /dev/null 2>&1
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BEA Web Container と連携するように Instant Messaging を設定できない
現在、JAXP_HOME パラメータは、デフォルトで imServiceConfigure に格納されています。また、現在の『Sun Java System Instant Messaging Installation Guide』には、PASSFILE ファイルの作成手順が記載されています。
回避方法
1. Instant Messaging のインストール後に、installation directory/SUNWiim/lib/PASSFILE という名前のファイルを作成します。installation directory は、Instant Messaging のインストール先ディレクトリです。
2. このファイルに次の内容を追加します。 DS_DIRMGR_DN=Directory Manager の DN DS_DIRMGR_PASSWORD=Directory Manager のパスワード DS_HOST=LDAP サーバーのホスト名 DS_PORT=LDAP サーバーのポート DS_BASE_DN=LDAP サーバーのベース DN
3. 『Installation Guide』に従って、設定ユーティリティを実行します。
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設定を 2 回実行すると、設定ユーティリティが異常終了し、エラーが生成される
この問題は発生しなくなりました。
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明示的な国名 / ロケールコードを含むロケールを使用すると Instant Messenger を起動できない
この問題は発生しなくなりました。
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Identity Server に対して SSL が有効化されている場合に Instant Messaging を起動できない
この問題は発生しなくなりました。このエラーを修正するために、次の行が imadmin スクリプトに追加されました。
-Djava.protocol.handler.pkgs=com.iplanet.services.comm
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重要な情報
この節には、製品の主要マニュアルには含まれていない最新の情報が含まれています。ここでは、次の内容について説明します。
インストール上の注意
インストールに関する既知の問題については、「既知の問題および制限」の表 4 を参照してください。
互換性の問題
Instant Messenger 6.1 はこのリリースのサーバーと通信できますが、リリース 6 2004Q2 の Instant Messenger にはリリース 6 2004Q2 のサーバーが必要です。サーバー間の通信では、リリース 6.1 と 6 2004Q2 間で互換性があります。サーバー設定ファイル (iim.conf) を変更したり、その他のサーバー関連データを移行したりする必要はありません。『Sun Java System Instant Messaging Installation Guide』および『Sun Java System インストールガイド』のアップグレードに関する節も参照してください。
Instant Messaging 6 2004Q2 に関するマニュアルの更新
マニュアルの記載の誤りを、次に示します。
- (4963760) オンラインヘルプとクイックリファレンスにおいて、Instant Messenger クライアントで JRE 1.3 がサポートされている、という記載がありますが、これは誤りです。このリリースでサポートされているバージョンは、JRE 1.4 のみです。
- (4963412) オンラインヘルプに記述されている、Instant Messaging のアンインストールを中止する手順が間違っています。具体的には、その手順では「Stop」をクリックすることでアンインストールを中止するように指示されていますが、実際には、そのようなボタンは存在せず、アンインストールを中止する方法はありません。
- (5051466) 『Sun Java System Instant Messaging 管理ガイド』の第 3 章に記述されている、SSO によって IM を起動する手順が間違っています (5027790 を参照)。正しい手順は次のとおりです。
Sun Java System Instant Messenger クライアントを Sun Java System Identity Server によるシングルサインオンを使って起動するには、IMLaunch.jsp を使用します。このファイルはリソースディレクトリ内に格納されています。Instant Messaging サーバーを起動するには、ブラウザで次のように入力します。
instant-messaging-codebase/IMLaunch.jsp?server=multiplexor-hostname:multiplexor-port
または
instant-messaging-codebase/IMLaunch.jsp?server=www.example.com:49909
この場合、
instant-messaging-codebase は、Instant Messenger リソースのダウンロード元のコードベースです。例: http://www.example.com。
(multiplexor)-hostname は、マルチプレクサの名前です。例: http://www.company22.com
(multiplexor) port は、マルチプレクサのポート番号です。例: 49909
Java Web Start または Java Plug-in のいずれかから Instant Messenger を起動する場合は、IMLaunch.jsp を使用します。
既知の問題および制限
ここでは、Instant Messaging 6 2004Q2 のリリース時点で判明している重要な既知の問題について説明します。
パッチの更新は、頻繁に行われます。Sun Java System Instant Messaging のインストール時または使用時に問題が発生した場合は、Sun サポートに連絡を取り、問題を修正するパッチが入手可能かどうかを確認してください。また、Sun の Web サイトで入手可能なパッチを確認することもできます。
http://sunsolve.sun.com
表 4 に、既知の問題および制限の一覧を示します。
表 4 既知の問題および制限
ID
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概要
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日本語および中国語のフォントをカスタマイズしても、変更が反映されない
Messenger クライアントを使用している場合、「ボールド」、「イタリック」、または「下線」ボタンをクリックしてから日本語または中国語の文字を入力しても、ボタンの設定は表示されるフォントには反映されません。
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アイドル状態の検出機能が、Mac OS では実装されていない
ユーザーが Instant Messenger セッションを操作せずに退室しても、その不在状態が自動的に検出されません。
回避方法
Mac OS ユーザーは、退室前にステータスを明示的に「不在」に設定する必要があります。
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Mac OS 上でアラートメッセージから HTML ファイルを直接起動できない
回避方法
リンクを正しく動作させるには、リンクをメッセージ内に含める際に、添付コマンドではなくリンクコマンドを使用する必要があります。
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画像の埋め込まれたアラートが、正確にレンダリングされない
受信者が画像の埋め込まれたアラートを受信した場合、画像が中央に表示されず、添付のテキストのフォント情報が失われます。4810627 と 5010677
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コマンド行インストールの使用時に、前のページに戻る操作を実行できない
コマンド行インストールでは、左向きの山括弧 (「<」) をコマンドとして入力することで、以前の任意のページに戻れるようになっていますが、これは正しく機能しません。
回避方法
GUI ベースのインストーラを使用するか、コマンド行インストーラを再起動して再試行します。
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一定の状況下において、異なるサーバーにログインしているユーザー間で通信を行うことができない。たとえば、user1 からのチャットの参加依頼を受け入れた後、(user1 とは異なるサーバーにログインしている) user2 がメッセージを送信することができない
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Presence アクセス制御が、連携 Instant Messaging サーバー間で機能しない
ユーザーがある Instant Messaging サーバーにログインし (デフォルトですべてのユーザーに対し Presence へのアクセスが許可される)、その後 (別のサーバーにログインしている) 別のユーザーに対し Presence アクセスが拒否された場合、最初のユーザーの Presence は、たとえ拒否された場合でも利用可能な状態のままになります。
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ログイン用ダイアログボックス上にあるサーバーのコンボボックスを、キーボードで操作できない
回避方法
マウスを使用して、目的のサーバーを選択してください。
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カスタマイズ可能なステータスを削除できない
回避方法
使われなくなったステータスは、順次削除されます。ステータスをただちに削除するには、カスタマイズ可能な新しいステータスを5つ追加します。そうすることにより、最も古いステータスが消滅します。
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MAC OS 上で Java Web Start クライアントから印刷しようとすると、Instant Messenger がハングアップする
回避方法
メッセージをコピーし、ほかのアプリケーションにペーストしてから、印刷を行ってください。
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MAC OS 上で、連絡先リスト内の連絡先を移動するためのドラッグ & ドロップ機能が機能しない
回避方法
JRE 1.4 を使用しているかどうかを確認します。これは、MAC OS 10.3 に対応しています。
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text/xml 形式を使用した場合、Instant Messenger の期限付の仕事のリマインダーが空白
Calendar サーバーのアラームタイプが text/xml に設定された場合、つまり、
caldb.serveralarms.contenttype = "text/xml"
と設定された場合、Instant Messenger の期限付の仕事のアラートウィンドウのリマインダーが空白になります。
回避方法
このフィールドを "text/calendar" に設定します。
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ある会議への参加権限を持たないユーザーにその会議への参加を依頼した場合、ソフトウェアの動作がおかしくなる。そのユーザーは実際には参加依頼を受け取っていないのに、そのユーザーに参加が依頼されたかのように表示される
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特定の gb18030 文字を使用すると、会議室、ニュースが作成できない
会議とニュースの ACL ファイル名は、Instant Messenger から提供された名前を使って記述されるため、それらの名前にチベット文字またはアラビア文字が含まれていた場合、ACL の作成時に問題が発生します。
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Messenger のコンポーネントのインストール中に、インストーラがハングアップすることがある
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サーバーが実行されている環境のロケールを変更すると、いくつかの会議室が表示されないことがある
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一部の日本語文字が表示できない
回避方法
バージョン 1.4.2 以上の Java を使用してください。
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Instant Messenger クライアントの特定部分に表示されるアジア文字のサイズが小さすぎる
回避方法
次に示す、imbrand.properties 中の省略可能なルック & フィールクラスに、必要なカスタム値を設定します。
messenger.lookandfeel messenger.lookandfeel.SunOS messenger.lookandfeel.Linux messenger.lookandfeel.Windows messenger.lookandfeel.MacOS
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チャットルーム内で読み取り専用ユーザーと完全な権限を持つユーザーとを区別する方法がない。このため、あるユーザーが読み取り専用権限を持つユーザーにメッセージを送信する場合、混乱が生じる可能性がある。読み取り専用ユーザーは、メッセージを受け取れない
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モデレータがあるユーザーに対して Presence アクセスを拒否すると、そのユーザーはメッセージを送信できない
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1 人のユーザーに複数の IM ポリシーが適用されているときに、これらのポリシーが相互に矛盾する可能性がある。たとえば、1 人のユーザーに、一般ユーザーポリシーと会議室の管理者ポリシーが適用されている場合、そのユーザーは会議室を管理できない
回避方法
「Ability to manage conference rooms」の選択を解除して、一般ユーザーのポリシーを編集します。これにより、2 つのポリシーの衝突を回避できます。
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Solaris 上で、configure スクリプトをグラフィカルユーザーインタフェースから実行すると、次のようなエラーメッセージが表示されることがある
An unexpected exception has been detected in native code outside the VM.
Unexpected Signal : 11 occurred at PC=0xF16B2684
Function=XCreateIC+0x6C
Library=/usr/openwin/lib/libX11.so.4
回避方法
Instant Messaging をコマンド行から設定します。手順については、『Sun Java System Instant Messaging Installation Guide』を参照してください。
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「アラート」ウィンドウの「Web 表示」タブに、いくつかの Web ページが正しく表示されない。これは、Java HTML レンダリングの制限です
回避方法
「Web 表示」タブの代わりに「メッセージ作成」タブを使用して URL を送信してください。
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アンインストールのヘルプ内に中止ボタンの記述がありますが、そのようなボタンは存在しない
オンラインヘルプに記述されている、Instant Messaging のアンインストールを中止する手順が間違っています。具体的には、その手順では「Stop」をクリックすることでアンインストールを中止するように指示されていますが、実際には、そのようなボタンは存在せず、アンインストールを中止する方法はありません。
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zh_HK ロケールで、Instant Messenger が英語で表示される。このリリースでは、zh_HK ロケール機能が使用できない
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Red Hat Linux 上で設定プログラムを実行しているときに、次のような意味のないメッセージが表示される
Starting install wizard in Command Line Interactive (non-graphical) mode
WARNING: Cannot parse rpm files by running "/bin/rpm -qp --queryformat [%{FILESIZES} %{FILENAMES}
...
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DNS がないと、Instant Messaging マルチプレクサが動作しない
回避方法
インストール後に、次のようなエラーメッセージが表示され、マルチプレクサが異常終了することがあります。
Error while resolving server address
次のいずれかの操作を実行する必要があります。
- nsswitch.conf ファイルのホスト設定で NIS などの他のネームサービス機能より先に DNS が記述されていることを確認して、DNS を有効化します。たとえば、hosts:files dns のように記述されています。Solaris や Linux では、デフォルトで /etc の下に nsswitch.conf ファイルが保存されています。
- /etc/hosts ファイルを変更して、マルチプレクサホストの完全なドメイン名と IP アドレスを記述します。たとえば、<Multiplexor_IP_Address> multiplexor.siroe.com loghost のようになります。Multiplexor_IP_Address は、マルチプレクサホストマシンの IP アドレスです。
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エンドユーザーが Identity Server にログインし、SSO を有効にしてから、SSO によって Instant Messaging を起動しようとすると、ログインを再認証するよう求められる
回避方法
SSO を適切に機能させるためには、Sun JavaTM System Instant Messenger アプレット URL にアクセスするときに、エンドユーザーのブラウザで必ず http://instant-messaging-codebase/IMLaunch.jsp をポイントしてください。jnlpLaunch.jsp または pluginLaunch.jsp ではありません。
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SPARC および Linux プラットフォーム上で Instant Messaging のメッセージに対する添付ファイルを開くことができない。Windows プラットフォームおよび MAC OS 上では、添付ファイルにアクセスできる
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複数行のメッセージが上部のメッセージパネルに表示されるとき、行間隔が広すぎる
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Instant Messaging クライアントの「ツール」->「設定」->「アーカイブ」メニューの「すべてをアーカイブ」オプションの選択を解除しても、チャットメッセージがアーカイブされる
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エンドユーザーが検索結果としてアーカイブされたデータを表示できる。これはアーカイブ提供に関する問題
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Red Hat Linux プラットフォームで、Instant Messaging 設定プログラムが、いくつかのファイルとディレクトリを見つけられない。いくつかのファイルのパスが間違っている
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Windows 2000 プラットフォーム上で Instant Messaging マルチプレクサを起動するときに、予期せず終了することがある。次のようなエラーメッセージが表示されることがある。「multiplexor.exe has generated errors and will be closed by Windows. You will need to restart the program.」
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サーバー間の通信で、エンドユーザーが会議室への参加を解除できないことがある
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サーバー間の通信で、エンドユーザーに対してニュースチャネルのアクセス権限が機能しないことがある。たとえば、アクセスが「なし」に設定されているユーザーが、「読み込み」アクセスを持つことができる
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サーバー間の通信で、異なるサーバーのニュースチャネルに加入しているエンドユーザーが、ニュースチャネルのメッセージ作成者とチャットできない
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サーバー間の通信で、エンドユーザーの「なし」、「読み込み」、「書き込み」などのアクセス権限が、会議室で正しく機能しない
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「ツール」->「設定」->「アクセス権」メニューからエンドユーザーに対してアクセス権を明示的に許可したり拒否したりしようとすると、サーバー間の通信が失敗することがある
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Red Hat Linux プラットフォームで、Identity Server for Instant Messaging により SSL を介した SSO を使うと、Java Web Start 1.4.2 を使用している場合以外は機能しない
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Red Hat Linux プラットフォームで、ens.jar ファイルが存在しない
回避方法
ens.jar ファイルを別の Communications サーバー製品 (たとえば、Sun Java System Messaging Server または Sun Java System Calendar Server) からコピーし、それを basedir/private/share/lib にコピーします。
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Red Hat Linux プラットフォームで、アーカイブにより次のような問題が発生することがある。「すべてをアーカイブ」オプションの選択を解除し、設定メニューの「すべての調査をアーカイブ」の選択を解除すると、調査がアーカイブされる。「すべてをアーカイブ」オプションの選択を解除し、設定メニューの「すべてのアラートをアーカイブ」の選択を解除すると、アラートがアーカイブされる
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ldapjdk.jar ファイルが、アクセスできないディレクトリ /share/builds/components にリンクする
回避方法
imadmin スクリプトで、既存の ldapjdk.jar ファイルを sun-server-console-5.2-3.i386 管理コンソールパッケージの /opt/sun/server-console/5.2/java/ldapjdk.jar と置き換えます。このパッケージは、Java Enterprise Server Linux のインストール時に自動的にインストールされます。
たとえば、次のようにします。
server_classpath=$PCD/imxmpp.jar:$PCD/imserv.jar:$PCD/imservres.jar:$PCD/ improvider.jar:$PCD/imservice.jar:$PPrLD/activation.jar:$PPrLD/ mail.jar:$PPrLD/ens.jar:$PPrLD/jms.jar:$PCD/icalendar.jar:$PCD/ suncalendar.jar:$PCD/searchsdk.jar:$PPrLD/ldapjdk.jar:$PCD/ imidutil.jar:${JAXP_JARS}
これを、次のように変更します。
server_classpath=$PCD/imxmpp.jar:$PCD/imserv.jar:$PCD/imservres.jar:$PCD/ improvider.jar:$PCD/imservice.jar:$PPrLD/activation.jar:$PPrLD/ mail.jar:$PPrLD/ens.jar:$PPrLD/jms.jar:$PCD/icalendar.jar:$PCD/ suncalendar.jar:$PCD/searchsdk.jar:/opt/sun/server-console/5.2/ java/ldapjdk.jar:$PCD/imidutil.jar:${JAXP_JARS}
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再配布可能なファイル
Sun Java System Instant Messaging 6 2004Q2 には、ユーザーによる再配布が許可されているファイルは含まれていません。
問題の報告とフィードバックの方法
Sun Java System Instant Messaging で問題が発生した場合は、次のいずれかの方法で Sun カスタマサポートにご連絡ください。
サポートに連絡するときは、次の情報を用意してください。
- 問題が発生した場所および操作に与える影響を含む、問題の説明
- マシンの種類、オペレーティングシステムのバージョン、および製品のバージョン (問題に関係するパッチおよびその他のソフトウェアを含む)
- 問題が発生するまでに使用していた詳細な手順または方法
- エラーログまたはコアダンプ
その他の情報
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