Logical Domains Manager ソフトウェアをインストールする方法は 3 つあります。
インストールスクリプトを使用してパッケージおよびパッチをインストールします。この方法では Logical Domains Manager ソフトウェアは自動的にインストールされます。「Logical Domains Manager ソフトウェアの自動的なインストール」 を参照してください。
JumpStart を使用してパッケージをインストールします。「JumpStart を使用した Logical Domains Manager 1.3 ソフトウェアのインストール」 を参照してください。
パッケージを手動でインストールします。「Logical Domains Manager ソフトウェアの手動によるインストール」 を参照してください。
Logical Domains パッケージをインストールしたあとで、LDoms MIB ソフトウェアパッケージを手動でインストールする必要があります。これは、ほかのパッケージとともに自動的にはインストールされません。LDoms MIB のインストールおよび使用法の詳細は、『Logical Domains (LDoms) MIB 1.0.1 Administration Guide』を参照してください。
install-ldm インストールスクリプトを使用する場合、スクリプトの実行方法を指定する選択肢がいくつかあります。それぞれの選択肢について、次の手順で説明します。
オプションを指定せずに install-ldm スクリプトを使用すると、自動的に次の処理を行います。
Solaris OS リリースが Solaris 10 10/09 OS 以上であることを確認します。
パッケージのサブディレクトリである SUNWldm/ および SUNWldmp2v/ が存在することを確認します。
前提条件となる Solaris Logical Domains ドライバパッケージの SUNWldomr および SUNWldomu が存在することを確認します。
SUNWldm および SUNWldmp2v パッケージがインストールされていないことを確認します。
Logical Domains Manager 1.3 ソフトウェアをインストールします。
すべてのパッケージがインストールされていることを確認します。
Solaris Security Toolkit (SUNWjass) がすでにインストールされている場合、制御ドメインの Solaris OS の強化を求めるプロンプトが表示されます。
Logical Domains Configuration Assistant (ldmconfig) を使用してインストールを実行するかどうかを判断します。
-c オプションを指定して install-ldm スクリプトを使用すると、ソフトウェアのインストール後に自動的に Logical Domains Configuration Assistant を実行します。
-s オプションを指定して install-ldm スクリプトを使用すると、Logical Domains Configuration Assistant の実行をスキップします。
Solaris Security Toolkit ソフトウェアとともに install-ldm スクリプトおよび次のオプションを使用すると、次の操作を実行できます。
install-ldm -d。-secure.driver で終わるドライバ以外の Solaris Security Toolkit ドライバを指定できます。このオプションは、前述の選択肢で示したすべての機能を自動的に実行し、Solaris Security Toolkit のカスタマイズドライバ (たとえば server-secure-myname.driver) を指定して制御ドメインの Solaris OS を強化します。
install-ldm -d none。Solaris Security Toolkit を使用して制御ドメインで実行している Solaris OS を強化しないことを指定します。このオプションは、前述の選択肢で示した強化以外のすべての機能を自動的に実行します。Solaris Security Toolkit の使用を省略することはお勧めしません。別の処理を使用して制御ドメインを強化する場合にかぎり、この使用を省略するようにしてください。
install-ldm -p。Logical Domains Manager デーモン (ldmd) の有効化および Solaris Security Toolkit の実行といったインストール後の処理のみを実行することを指定します。たとえば、SUNWldm および SUNWjass パッケージがサーバーにプリインストールされている場合に、このオプションを使用します。
JumpStart の使用法の詳細は、『JumpStart Technology: Effective Use in the Solaris Operating Environment』を参照してください。
ネットワークインストール中は、仮想コンソールから接続を解除しないでください。
この手順の詳細は、『Solaris 10 10/09 インストールガイド (カスタムJumpStart/ 上級編)』 を参照してください。
『Solaris 10 10/09 インストールガイド (カスタムJumpStart/ 上級編)』 を参照してください。
次の手順を実行します。
『Solaris 10 10/09 インストールガイド (カスタムJumpStart/ 上級編)』の「作業マップ: カスタム JumpStart インストールの準備」 を参照してください。
「ネットワーク上のシステム用のプロファイルサーバーの作成」の手順に従って、ネットワークに接続されたシステムを設定します。
「rules ファイルの作成」の手順に従って、rules ファイルを作成します。
「rules ファイルの妥当性を検査する」の手順に従って、rules ファイルの妥当性検査を行います。
Sun のソフトウェアダウンロードサイトから、Logical Domains Manager 1.3 ソフトウェアの SUNWldm パッケージと SUNWldmp2v パッケージをダウンロードします。具体的な手順については、「ソフトウェアをダウンロードする」 を参照してください。
pkgadd コマンドを使用して、SUNWldm.v パッケージと SUNWldmp2v パッケージをインストールします。
pkgadd コマンドの詳細は、pkgadd(1M) マニュアルページを参照してください。
-G オプションはパッケージを大域ゾーンのみにインストールし、-d オプションは SUNWldm.v パッケージと SUNWldmp2v パッケージが含まれるディレクトリのパスを指定します。
# pkgadd -Gd . SUNWldm.v SUNWldmp2v |
対話型プロンプトのすべての質問に対して、y (はい) と答えます。
pkginfo コマンドを使用して、Logical Domains Manager 1.3 パッケージの SUNWldm と SUNWldmp2v がインストールされていることを確認します。
pkginfo コマンドの詳細は、pkginfo(1) マニュアルページを参照してください。
バージョン (REV) 情報の例を次に示します。
# pkginfo -l SUNWldm | grep VERSION VERSION=1.3,REV=2009.12.03.10.20 |