基本的な処理は、各ドメインの制約情報を XML ファイルに保存することです。たとえば、ハードウェアの障害のあとに、この XML ファイルを Logical Domains Manager に対して再実行して、必要な設定を再構築できます。
「ゲストドメイン構成を再構築する」 は、制御ドメインではなく、ゲストドメインに対して有効です。制御 (primary) ドメインの制約を XML ファイルに保存することはできますが、それを ldm add-domain i コマンドに指定することはできません。ただし、XML ファイルのリソース制約を使用して、primary ドメインを再構成する CLI コマンドを作成することはできます。ldm list-constraints -x primary コマンドの標準的な XML 出力を、primary ドメインの再構成に必要な CLI コマンドに変換する方法については、「制御ドメインの再構築」 を参照してください。
次に示す方法では、実際のバインドは保持されず、それらのバインドを作成するために使用した制約だけが保持されます。つまり、この手順を行うと、ドメインは同じ仮想リソースを持ちますが、同じ物理リソースにバインドされるとはかぎりません。
各論理ドメインで、ドメインの制約を含む XML ファイルを作成します。
# ldm list-constraints -x ldom > ldom.xml |
次の例は、primary ドメインの制約を含む XML ファイル primary.xml を作成する方法を示しています。
# ldm list-constraints -x primary > primary.xml |