この節では、Integrated Lights Out Manager (ILOM) サービスプロセッサ (SP) を Logical Domains Manager とともに使用する場合の注意事項について説明します。ILOM ソフトウェアの使用については、使用しているプラットフォーム固有のドキュメントを参照してください。たとえば、Sun SPARC Enterprise T5120 および T5220 サーバーの場合は、『Sun SPARC Enterprise T5120 and T5220 Servers Topic Set』 を参照してください。
既存の ILOM コマンドに、オプションを 1 つ追加できます。
-> set /HOST/bootmode config=config-name |
config=config-name オプションを使用すると、次回の電源投入時の構成を出荷時構成 (factory-default) などの別の構成に設定できます。
ホストの電源が投入されているか切断されているかにかかわらず、このコマンドを実行できます。次回のホストリセットまたは電源投入時に有効になります。
次のコマンドを実行して、次回の電源投入時に論理ドメインの構成をデフォルトの出荷時構成にリセットします。
-> set /HOST/bootmode config=factory-default |
また、ldm add-config コマンドを使用して Logical Domains Manager で作成され、サービスプロセッサ (SP) に保存されているほかの構成を選択することもできます。Logical Domains Manager の ldm add-config コマンドで指定する名前は、ILOM の bootmode コマンドで構成を選択する際に使用できます。たとえば、ldm-config1 という名前の構成が保存されているとすると、次のように指定します。
-> set /HOST/bootmode config=ldm-config1 |
この場合、システムの電源を切ってすぐに入れ直し、新しい設定をロードする必要があります。
ldm add-config コマンドの詳細は、ldm(1M) マニュアルページを参照してください。