Wnn6 上級ユーザーおよびシステム管理者ガイド

3.2.3 学習処理

オフライン学習では、ユーザー辞書、頻度ファイル、FI 関係ユーザー辞書、FI 関係頻度ファイルに対して、変換効率の向上、 頻度の飽和防止、ディスク・メモリー容量の削減のための学習処理を行います。

3.2.3.1 頻度下げ

同一単語の過去 2 回の頻度をもとに、表 3-1 に示すパターンに従って頻度を下げます。

表 3-1 頻度下げパターン

パターン 

処理 

前々回、前回、今回の頻度がすべて同じ 

前々回 前回 今回 

●→→→●→→→●  

頻度を下げる  

前回の処理で頻度下げが発生 

前々回 前回 今回 

●→→→↓  

頻度を下げる  

 

↓ 

●→→→●  

上記以外のすべてのパターン  

頻度はそのまま  

3.2.3.2 単語削除

頻度が 0 になった単語を、辞書から削除します。

辞書の種類により、次のように対応が異なります。

同一単語の、前々回→前回→今回 (現在から 2 回前まで) の頻度がすべて 0 の場合に、単語を削除します。

接続頻度が 0 の場合に、単語に対する FI 関係データを削除します。