OpenWindows ユーザーズガイド

時計ツールのカスタマイズ

時計ツールのプロパティウィンドウの設定値を使って時計ツールをカスタマイズすることができます。

  1. 時計ツールがアイコン形式になっているときは、それをオープンします。

  2. 時計ツールのプロパティウィンドウを表示します。

    1. ポインタを時計ツールペインに移動します。

    2. メニューボタンを押して「時計ツール (Clock)」メニューを表示します。

      図 7-3 に示すような時計が表示されます。

      図 7-3 時計ツールのポップアップメニュー

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    3. 時計ツールメニューから 「プロパティ (Properties)」を選択します。

      次の図 7-4 に示すような時計ツールのプロパティウィンドウが表示されます。

      図 7-4 時計ツールのプロパティウィンドウ

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  3. 希望に応じて設定値を変更します。

    設定値については、次の内容を読んでください。

    • 変更に満足できないときは、 「リセット (Reset)」の上でセレクトボタンをクリックして前の設定値に戻ります。

    • 新しい設定値を、新しい時計ツールを起動した時のデフォルト値にしたいときは、「デフォルトに保存 (Save as Defaults)」の上でセレクトボタンをクリックします。

  4. 「適用 (Apply)」の上でセレクトボタンをクリックします。

    即座に新しい設定値が有効になります。

デジタル形式の文字盤への変更

時計ツールの文字盤とアイコンは、デフォルトではアナログ形式に表示されます。時計ツールの文字盤をデジタル表示に変更するには、プロパティウィンドウの 「デジタル (digital)」ボックスの上でセレクトボタンをクリックした後、 「適用 (Apply)」ボタンの上でセレクトボタンをクリックします。デジタル形式の時計を図 7-5 に示します。

図 7-5 デジタル形式の文字盤

時計ツールアイコンをローマ数字に変更

アイコン形式を基本のアナログからローマ数字に変更するには、 「ローマ数字 (roman)」ボックスの上でセレクトボタンをクリックした後、 「適用 (Apply)」ボタンの上でセレクトボタンをクリックします。両方の形式を図 7-6 に示します。


注 -

デジタル形式のアイコンオプションはありません。


図 7-6 アナログとローマ数字のアイコン形式

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12 時間時計ツールまたは 24 時間時計ツール

文字盤の形式をデジタルに変更する場合、12 時間表示または 24 時間表示のどちらにすることもできます。デフォルトは 12 時間時計ツールで、時計の隣に A.M または P.M が表示されています。24 時間時計ツールは軍用時間を使います。たとえば、1:00 P.M は 13:00 として表示されます。図 7-7 には 12 時間と 24 時間の両方の時計ツールを示しています。

図 7-7 12 時間表示の時計と 24 時間表示の時計

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秒針と日付の表示

「秒 (Seconds)」表示オプションを選択すると、アナログ形式では文字盤とアイコンの上に秒針が現れ、実際のアナログ時計の秒針のように動きます。デジタル形式では文字盤に秒数の経過がデジタル表示されます。

図 7-8 には 「秒 (Seconds)」オプションを選択したときの 12 時間表示の文字盤と 24 時間表示の文字盤を示しています。

図 7-8 12 時間表示および 24 時間表示での秒オプション

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図 7-9 に示すように時計ウィンドウの一番下に日付を表示したいときは、プロパティウィンドウで 「日付 (Date)」オプションを選択します。

図 7-9 デジタル文字盤の日付

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時間帯の変更

タイムゾーン (Timezone) オプションを使うと時間をいろいろな時間帯で表示できます。デフォルトは現地時間です。新しい時間帯を選択する手順は次のとおりです。

  1. 「時計ツールのカスタマイズ」の説明に従ってプロパティウィンドウをオープンします。

  2. 図 7-10 に示すように、「タイムゾーン (Timezone)」カテゴリの 「その他 (other)」というオプションの上でセレクトボタンをクリックします。

    簡略メニューボタンが現れます。

    図 7-10 タイムゾーンカテゴリ

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  3. メニューボタンを押してポインタを希望する時間帯にドラッグしてから、メニューボタンを離します。

    次の図 7-11 は時間帯のリストです。複数の時間帯をもつ国の場合は、その国専用の時間帯を含むサブメニューが用意されています。

    図 7-11 時間帯の例

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  4. 「適用 (Apply)」ボタンの上でセレクトボタンをクリックします。

    その時間帯の時刻が文字盤またはアイコンの上に現れます。

ストップウォッチの使い方

ストップウォッチを使う手順は次のとおりです。

  1. 時計がアイコン形式になっているときは、それをオープンします。

  2. ポインタを時計の上に移動し、メニューボタンを押し、 「プロパティ (Properties)」を選択します。

  3. 文字盤は 「デジタル (digital)」を選択します。

    ストップウォッチはアナログ形式でも使えますが、時刻が数字形式で表示されないので、ストップウォッチを使うには不適です。

  4. 図 7-12 に示すように、「ストップウォッチ (Stopwatch)」の 「リセット (reset)」ボックスの上でセレクトボタンをクリックします。

    文字盤が 00 時間、00 分、00 秒が表示されたタイマに変わります。

    図 7-12 ストップウォッチのリセット

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  5. 計時を開始したいときに、「ストップウォッチ (Stopwatch)」の 「スタート (start)」ボックスの上でセレクトボタンをクリックします。

    時計は図 7-13 に示すように計時を開始します。

    図 7-13 デジタル表示でのストップウォッチ

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  6. 計時時間が過ぎたらストップウォッチの 「ストップ (stop)」の上でセレクトボタンをクリックします。

  7. 計時を再開する場合は、再び 「スタート (start)」の上でセレクトボタンをクリックします。

  8. 時間をゼロにして次の計時セッションを開始する場合は、 「リセット (reset)」の上でセレクトボタンをクリックします。

  9. 通常の時計ツールに戻るには 「なし (none)」の上でセレクトボタンをクリックします。

アラームの設定

    アラームを設定するには、「プロパティ」->「時計ツール」を選択します。

アラームの時間を指定するには「アラーム (Alarm)」の「時 (Hr)」と「分 (Min)」設定を使います。「アラームのコマンド (Alarm command)」テキストフィールドは、アラーム時刻に行いたいコマンドの入力に使います。コマンドを指定しなければ、時計ツールアプリケーションは警告音を鳴らします。たとえば、ワークステーションにオーディオ機能がある場合、次のアラームコマンドでカッコウ音を作成するように時計ツールを設定できます。

sh -c "cat /usr/demo/SOUND/sounds/cuckoo.au > /dev/audio''

「リピート (Repeat)」設定は、アラームが単に 1 回だけ行われるか、またはある時間に毎日行われるかの指定に使います。アラームは、 「リピート (Repeat)」設定が 「なし (none)」である限り行われません。

1 時間ごとにコマンドを実行したい場合、そのコマンドを「時報のコマンド (Hourly command)」テキストフィールドに入力します。時計ツールはこのコマンドを 1 時間ごとのアラームコマンドとして処理します。たとえば、$HOME/clock.hourly というように使います。