Solaris 7 ご使用にあたって (Intel 版)

必要なディスク容量

今回のリリースで標準提供される Solaris 7 Software CD、Solaris 7 Documentation CD、Netscape Communicator 4.05 CD をインストールするのに必要なディスク容量について説明します。

上記のソフトウェアをシステムにインストールするには、インストールするソフトウェアとディスクの構成によってファイルシステムを構築する必要があります。

Solaris Web Start 1.0 (Solaris 7 Software CD に含まれている) を使うと、Solaris オペレーティングシステムおよび同梱の別ソフトウェアをインストールするためのファイルシステムが自動的に配置され、これらの CD を一度に容易にインストールすることができます。

一方、従来の対話式インストール [ システムが Solaris Web Start 1.0 を実行するための要件を満たしていない場合、またはアップグレードや細かいインストール設定を行いたい場合などには、従来の対話式インストールを行う必要があります。] では、Solaris オペレーティングシステムだけをインストールするように設計されているので、同梱のソフトウェア容量も考慮したファイルシステムの自動配置を行うことはできません。同梱のソフトウェアもインストールする場合には、それらのソフトウェア容量を考慮してファイルシステムを手動で構成する必要があります。そして、Solaris オペレーティングシステムのインストール終了後に、同梱の CD に含まれている Solaris Web Start 2.0 (installer) または、各ソフトウェアのインストール手順に従って、同梱のソフトウェアをインストールしてください。

なお、Solaris Easy Access Server 2.0 をご利用になる場合、含まれている各製品のソフトウェア容量については、『Solaris Easy Access Server 2.0 インストールライブラリ』を参照してください。

Solaris 7 Software CD のソフトウェア容量

次の表は、Solaris 7 オペレーティングシステム (日本語版) だけをインストールするために必要なディスク容量を、インストールするロケール別に示しています。記載されている値は、必要な容量の推奨値 (カッコ内は最小値) です。また、スワップ領域に必要な容量は含まれていません。

なお、従来の対話式インストールで「ソフトウェアの選択」画面に実際に表示される各ソフトウェアグループの値は、スワップ領域を含んだ値で、インストールするシステムのディスクやメモリーのサイズによって異なります。

表 2-1 Solaris 7 Software CD のソフトウェア容量 (単位: M バイト)
 ソフトウェアグループ 必要な容量の概算推奨値 (カッコ内は最小値)
  ja(EUC) のみ PCK のみ UTF-8 のみ 全部
 全体ディストリビューション 802 (684) 802 (684) 810 (684) 849 (723)
/ 48 (40) 48 (40) 48 (40) 48 (40)
/usr 738 (628) 738 (628) 746 (628) 785 (667)
/opt 16 (16) 16 (16) 16 (16) 16 (16)
 開発者システムサポート 739 (629) 739 (629) 747 (637) 794 (668)
/ 40 (40) 40 (40) 40 (40) 48 (40)
/usr 683 (581) 683 (581) 691 (589) 730 (620)
/opt 16 (8) 16 (8) 16 (8) 16 (8)
 エンドユーザーシステムサポート 441 (370) 441 (370) 449 (378) 464 (393)
/ 40 (32) 40 (32) 40 (32) 40 (32)
/usr 385 (330) 385 (330) 393 (338) 408 (353)
/opt 16 (8) 16 (8) 16 (8) 16 (8)

Solaris 7 Documentation CD のソフトウェア容量

Solaris 7 では、日本語版、英語版の 2 種類の Documentation CD が提供されます。

日本語版の Documentation CD には、日本語の AnswerBook パッケージおよび一部の英語の AnswerBook パッケージ (日本語に翻訳されていない文書コレクションを含むもの) が含まれており、すべての日本語ロケールで共通なパッケージとなっています (「Solaris 7 Documentation CD (日本語版)」を参照してください)。

英語版の Documentation CD には、英語およびヨーロッパ言語のすべての AnswerBook パッケージが含まれています (「Solaris 7 Documentation CD」を参照してください)。

次の表に、日本語版の Documentation CD に含まれているパッケージとその容量を示します。これらのパッケージは、/opt にインストールされます。

表 2-2 Solaris 7 Documentation CD (日本語版) のソフトウェア容量 (単位 : M バイト)
 パッケージ 形式 AnswerBook 名 必要な容量の概算値
 [日本語]   
SUNWjinab AB2 Solaris 7 インストール Collection 18
SUNWjabe AB2 Solaris 7 ユーザー Collection 53
SUNWjaadm AB2 Solaris 7 システム管理 Collection 61
SUNWjabsd AB2 Solaris 7 ソフトウェア開発 Collection 28
SUNWjdad AB2 Solaris 共通デスクトップ環境 1.3 開発 Collection 20
SUNWamaja AB2 Solaris 7 リファレンスマニュアル Collection 40
SUWjopen AB2 OpenBoot Collection 7
[英語]   
SUNWinab AB2 Solaris 7 Installation Collection 3
SUNWabsdk AB2 Solaris 7 Software Developer Collection 16
SUNWaman AB2 Solaris 7 Reference Manual Collection 87
SUNWakcs AB2 KCMS AnswerBook 2
SUNWAxg AB1 Solaris XGL 3.3 AnswerBook 28

次の表に、英語版の Documentation CD に含まれているパッケージとその容量を示します [この表では、ヨーロッパ言語のパッケージは省略しています。] 。これらのパッケージは、/opt にインストールされます。

表 2-3 Solaris 7 Documentation CD のソフトウェア容量 (単位 : M バイト)
 パッケージ 形式 AnswerBook 名 必要な容量の概算値
 [英語]   
SUNWinab AB2 Solaris 7 Installation Collection 3
SUNWabe AB2 Solaris 7 User Collection 16
SUNWaadm AB2 Solaris 7 System Administration Collection 20
SUNWabsdk AB2 Solaris 7 Software Developer Collection 16
SUNWdtad AB2 Solaris Common Desktop Environment 1.3 Developer Collection 9
SUNWaman AB2 Solaris 7 Reference Manual Collection 87
SUNWopen AB2 OpenBoot Collection 2
SUNWakcs AB2 KCMS AnswerBook 2
SUNWAxg AB1 Solaris XGL 3.3 AnswerBook 28

次の表に、AnswerBook2 文書サーバー (以降「文書サーバー」とします) を構成するパッケージ SUNWab2rSUNWab2sSUNWab2u をインストールするのに必要な容量を示します。文書サーバーについての詳細は、『Solaris 7 インストールライブラリ (Intel 版)』の「オンライン文書へのアクセス」および Solaris 7 Documentation CD (日本語版) に含まれる README_ja.html を参照してください。

表 2-4 文書サーバーのソフトウェア容量 (単位: M バイト)
 ディレクトリ 必要な容量の概算値
/ 1.3
/usr 30

次の表に、Netscape Communicator 4.05 をインストールするのに必要な容量を示します。

表 2-5 Netscape Communicator 4.05 のソフトウェア容量 (単位: M バイト)
 ディレクトリ 必要な容量の概算値
/opt 16