Solaris 7 ご使用にあたって (Intel 版)

第 6 章 機能に関する情報

この章では、『Solaris 7 インストールライブラリ (Intel 版)』」の「新規機能の概要」、および Solaris 7 Software CD に含まれている『Solaris 7 オンラインリリース情報』の new_features ファイルの内容を補足する、機能に関する情報を説明しています。オンラインリリース情報については、「オンラインリリース情報」を参照してください。

Solaris の名称変更

Solaris の今回のリリースは、「Solaris 2.7」ではなく「Solaris 7」という名称になりました。新しい Solaris 製品が増えていく中で、ユーザーにとって Solaris リリースの名称をよりわかりやすくすることを目的として、この名称変更が行われました。

Solaris 7 では、この名称変更の過渡期にあるため、ソフトウェアおよびマニュアルの中に「Solaris 2.7」または「Solaris 2.x」という名称が使用されている箇所があります。

中心となっているオペレーティングシステムの名称は、従来どおり変更されていません。今回のリリースにおいて中心部分を構成しているオペレーティングシステムの名称は「SunOS 5.7」です。

通貨「ユーロ」のサポート

単位を扱うプログラムに、新しいヨーロッパ通貨「ユーロ」のサポートが追加され、ユーロ通貨の記号を入力、表示、印刷できるようになりました。また、ユーロ通貨の価格表記の書式もサポートされています。

ただし、ユーロ通貨とその他の国の通貨との間のレート換算はサポートされていません。これは、アプリケーション側で処理されます。

アラビア語およびヘブライ語のサポート

Solaris 7 オペレーティングシステムでは、複雑なテキストレイアウト (CTL: Complex Text Layout) 言語の一部としてアラビア語およびヘブライ語がサポートされています。CTL サポートには、この他にたとえばタイ語も含まれています。アラビア文字およびヘブライ文字の言語機能、入力方法、印刷方法など、サポートされている主な機能について説明します。

アラビア語およびヘブライ語の次の機能がサポートされています。

3.3V のサポート

PCMCIA インタフェース用の pcic nexus ドライバは、3.3V をサポートしません。3.3V 専用のカードは正常に動作せず、システムをハングさせることがあります。この問題にはいくつかの原因が関係しています。

最近の PC カードには、3.3V でしか使用できないものがあります。今までサポートされていた PC ATA や SRAM などのデバイスにも、3.3V でしか使用できない種類のものがあります。TI PCI1130/1131 などの新しいバスブリッジは、3.3V と 5V の両方をサポートしています。