ディスク容量の計画の立て方はユーザーによって異なりますが、下記のような注意事項があります。
選択する各言語 (たとえば、日本語、中国語、韓国語など) により追加のディスク容量を割り当てる。
クラッシュダンプ機能を使用しようとする場合は、/var ファイルシステムにディスク容量を追加する。クラッシュダンプ機能については、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』を参照してください。
サーバーが他のシステム上のユーザーに対してホームファイルシステムを提供しようとする場合は、サーバーに追加のディスク容量を割り当てる (デフォルトでは、ホームディレクトリは通常 /export ファイルシステムにあります) 。
ディスクレスクライアントまたは Solstice AutoClient システム用に、OS サーバーに追加のディスク容量を割り当てる。Solaris 対話式インストールプログラムを使うと、このようなシステムのためにディスク容量を割り当てることができます (デフォルトでは、/export ファイルシステムにディスク容量が割り当てられます) 。
十分なスワップ領域を割り当てる。表 8-4 に、システムに割り当てるスワップ領域について示します。
インストールしたい Solaris ソフトウェアグループ用に容量を割り当てる。ソフトウェアグループの推奨ディスク容量については、「ソフトウェアグループの推奨ディスク容量」を参照してください。ディスク容量を計画する際は、インストールプログラムでソフトウェアグループから各ソフトウェアパッケージを選択して追加または削除できることを覚えておいてください。
最小数のファイルシステムを作成する。デフォルトでは、Solaris 対話式インストールプログラムは、/、/usr、およびスワップだけを作成します (OS サービスのためにディスク容量が割り当てられたときは /export も作成されます)。ファイルシステムを最小数にしておくと、個別のファイルシステムは、スライス境界によって制限されるため将来アップグレードやファイルシステムの拡張が容易にできます。
同梱のソフトウェアまたは Sun 以外のソフトウェア製品用に追加のディスク容量を割り当てる。